「後世には伝わり難い雰囲気」というのは確実にあって、それは主に「後の世界では当たり前になってしまった事」や「後の世界では忘れ去られてしまった事」が思わぬ形で混じり合っている事から醸成されるのです。
今回の投稿の発端は以下のTweet。
知らない町の中古CD屋さんってワクワクするよねっていう漫画 pic.twitter.com/qCNhOzt5oV
— ゲンキダウン (@genkidown) 2022年6月4日
まさかの「タルカス」が分かる女子高生…だが、あのジャケットのアルマジロ戦車こそが「タルカス」とまで知ってるかな?(ただのオタクの感想です)。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年6月5日
ご感想ありがとうございます!恐らく、彼女なら分かっている事でしょう!
— ゲンキダウン (@genkidown) 2022年6月5日
真相を知った時「どうして…どうして…」と現場猫顔になった思い出。まぁドナルド・フェーゲン「カマキラード」同様「当時、そういうノリがあった」と割り切らなきゃいけない部分なんですね。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年6月5日
そして…
20年前くらいに、既にテクノ文脈から女子高生がマニエルゲッチングを聴いてたくらいだから普通かも知れんな。今なんかネットあるから更に当たり前かもね。 https://t.co/BJ6dx3SKiP
— ケースクエイク (@chucknorrisuke) 2022年6月5日
私もそういう若者には幾人か会ってるんですが、一様に「タルカスってあのジャケットのアルマジロ戦車の事だよ」と教えると嫌な顔された記憶。だって名前格好いいし、普通「多次元を渡り歩くヒロイック・ファンタジーの主人公」みたいな姿を想像するじゃない‼︎
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年6月5日
これ特に「小室哲哉」とか「幻魔大戦」みたいなスタイリッシュなビジュアル・イメージからキース・エマーソンに入った人に見られる傾向ですね。「で、この表紙のアルマジロ戦車、何?」
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年6月5日
それで良いんじゃないですかね。30年前ならロック名盤100選で必ず出てきた盤ですね。自分も門外漢的にカントリーやらトルコ民謡、色々と手を出してます。もうCDですらなくサブスクです。楽しきゃなんでも良かなと。
— ケースクエイク (@chucknorrisuke) 2022年6月5日
幻魔大戦、劇場で爆音で流れたキースエマーソンは感動しましたね。本当に感動した。
音楽面での話なら普遍的連続性がありますが「1970年代ハードロック/プログレの物語文化」の説明は困難を極めるのです。ミュージカル映画「トミー」とか。https://t.co/fAStzq9m0U
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年6月5日
それこそクィーン「ボヘミアン・ラプソディ」以降急速に力をつけていくスタイリッシュなミュージックビデオ文化に抵抗しながら消え去っていった様な何か…https://t.co/MadeidNNnh
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年6月5日
その消え去っていく景色すらミュージックビデオ文化にスタイリッシュに消費されてしまった何か…https://t.co/zqxSq7qgZq
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年6月5日
それこそ「全てを轢き潰しながら進み、通った後にはぺんぺん草すら残さない悪魔の挽臼」としての資本主義市場社会の生々しい在り方。で、実はあの「アルマジロ戦車」タルカス、その禍々しさの象徴だという…https://t.co/O7LD0Lrric
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年6月5日
ここまでの説明を聞かされた若者達の「少なくともそれはこれじゃない」目線…今時の若者は「Army of Me」の巨大マシーンとかも経てますからね。https://t.co/dZXpQrzhme
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年6月5日
まぁ「Army of Me」となればもう、1990年代Riot Grrrl時代の話に入っちゃう訳ですが。https://t.co/AJV9ZHTWrE
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年6月5日
私に置き換えると共通の趣味を見るとついつい語り過ぎちゃったりして、しかもそれを「私テレビ見ないんでー」論法でコミュニケーションの断絶を行なわれて、そして僕は途方に暮れる状態になったりするんですが、中には人付き合いが苦手でとりあえず会話を打ち切っちゃう人もいるし、様々だなと。
— ケースクエイク (@chucknorrisuke) 2022年6月5日
最近の最先端の若者は「パリピ孔明」鑑賞しながらトップハムハット狂試聴してたりしてますからね。まずそれくらいきちんとフォローアップ出来てないと話も聞いてもらえねぇです。https://t.co/zzwex3SW35
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年6月5日
赤の女王仮説「その場に留まり続ける為にだって、進化は必要だ」って奴ですね。https://t.co/2YaGOdDcGV
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年6月5日
Girl's Hardboiledでこのあたりきっちり潜り抜けてきて…https://t.co/WqpUbfLjq2
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年6月5日
「BTSも「MIC Drop」であざとい売り出し方した頃は注目してたけど、正直ライバルのBobbyの方が好きだったな」とか嘯いてやっと「時代遅れのジジィ」ですからね。それが現代の時間感覚という…https://t.co/2HhQCez3NB
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年6月5日
このあたりまで行くと全然わからんすね。でも人のこういう縁で好きなものが見つかるのは楽しいですね。壁を作ったり見栄を張ったりすることが楽しみを阻害するのは勿体無い話です。トップハムハット狂気に入りました。ありがとうございました。
— ケースクエイク (@chucknorrisuke) 2022年6月5日
Demon DiceとかFake Styleみたいなネットラップの音環境って意外とシックで年寄りもちゃんと聞けるんですね。再生速度はとんでもない事になってるけど。大源流はこの辺り?https://t.co/Hjyg168awV
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年6月5日
年寄りなのでこの辺りを聞き返すとこれを思い出してしまいますね。冷静に考えると「シーフードケーキって一体」となる奴…https://t.co/p2QGlHxZXL
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年6月5日
そんな感じで以下続報…