実はいまだ「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ(2015年~2017年)」未見。色々な人が色々な事を言ってます。
今回の投稿の発端は以下のTweet。
鉄血って典型的な任侠映画やアメリカンニューシネマの構成なんだけど、オタクはその手の教養がないから「底辺がテッペンに上り詰める物語」と誤解してガッカリするミスマッチをよく観察する。オタクに作るアニメじゃなかった。 pic.twitter.com/lUgvBoc2CQ
— 人間ジェネリック (@DividedSelf_94) 2022年6月18日
鉄華団は初期の段階で手を悪い方へ染めてしまっていたので、キレイにオチをつけるには死んで終わるしかないとすぐに予想が付いたのだが、あんま映画や物語に素養がないとそういう予想ができないらしい、というのを鉄血放送終了時に感想を読んでいて思った。最初は予定調和だから叩かれてるのかと思った
— 人間ジェネリック (@DividedSelf_94) 2022年6月18日
ここへ乱入。
東映「どうやらにわかオタクは私の実像の半分しか理解してなかった様だ」。その点「楽園追放」で「パリピ孔明」における「民草」みたいな感覚でヒロインに「仁義だね」と言わせた虚淵玄は本物。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年6月19日
というか「ヤクザ実録・仁義なき戦い」シリーズそのものが彼の祖父大坪砂男の「私刑」などの「焼け跡ハードボイルド」から出発してるという意味でむしろ虚淵玄こそが本物?
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年6月19日
虚淵玄「ハードボイルドとは泥の大海に蓮の花を探すアメリカ的センチメンタリズムである。私の好きな祖父の言葉です」なん本当の「じっちゃんの名にかけて‼︎」発言までしてたりしますね。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年6月19日
松竹社長「東映なんて所詮は子供騙しと任侠の会社じゃねぇか。大人の娯楽ってものを知らねぇのよ」。だが21世紀に継承されたのは、当時の映画界が理想視していた「大人の娯楽」ではなかったのです。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年6月19日
この恨み、なんと映画業界がこぞって新興のテレビ業界に対して「人材も音楽も渡すな」作戦を展開してる最中、平然と「テレビで新たなスターを育てるならいいだろ?」と言い出して千葉真一を「七色仮面」「アラーの使者」でデビューさせた時代まで遡るという。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年6月19日
一方テレビ側は「体制不満派の溜まり場」ジャズ喫茶に人材を求める奇策に打って出て「シャボン玉ホリデー」「スター誕生」を成功させクレージーキャッツやドリフターズをデビューさせる一方「流石に映画業界の音源独占も洋楽や子供番組には及ばない」点に注目し…https://t.co/NCFdFktOgk
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年6月19日
「子供番組の主題歌」や「偽洋楽」を突破口にじわじわと「流行歌の発信権」を引き剥がしていったのでした。https://t.co/pqBoJEwPvO
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年6月19日
「子供番組の主題歌」では例えば小林亜星の名前が上がります。本当に当時のアニメや特撮番組は「邦楽最先端」であり、これに追随出来なかった事が映画業界の凋落につながっていったのでした。まさしく「敵か味方か東映」状態。https://t.co/w5n25kCpP3
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年6月19日
おそらく「子供番組主題歌が世界のトレンドに連動していた時代」を終わらせたのが「科学忍者ガッチャマン(1972年~1974年)」主題歌あたり。
- 海外トレンドが「大人向けソウル・ミュージック」中心になって、子供番組への流用が難しくなった。
- 日本のアニソンが独自スタイルを獲得した。
まぁこの辺りが原因かと。
ちょうどこの辺りの話の前史にあたる日本文化史過程ですね。https://t.co/qxQlbxSBv5
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年6月19日
一方、こんな流れも。
鉄血は「2クールかけた」のがまずかった。アメリカンニューシネマや任侠映画はせいぜい2時間半だからバッドエンドでも観客は納得してくれる。50話分の時間とエネルギーを使わせておいてあれでは文句はきます。
— @ぷりめ (@prime46502218) 2022年6月19日
とにかく第一作は2時間未満の長さで、主人公が抗争の犠牲となった友人の葬儀の席に乗り込んで銃をぶっ放し「弾はまだ残っとるがよう」と豪語してエンドマークぐらいでよかった?
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年6月19日
というかTV版ならそれが最終局面後の第一話で、以降はそこに至るまでの掘り下げを…はっと、それは「革命機ヴァルヴレイヴ」?
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年6月19日
そんな感じで以下続報。