フェミニズム分野だけでなく歴史分野にも「数理における多様体の概念」は応用可能?
今回の投稿の発端は以下のTweet。
地中海貿易も終わった、ルネサンスの夢も消えた、その後のイタリア半島は300年も何しとったんやと、リソルジメントまで何か横たわってた。
— Sz73 (@Sz73B) 2022年5月3日
政治的にはスペインとフランスの支配を受け、宗教面では改革によってより強硬になり知識人や文化人を異端認定し経済危機と合わさって大没落でしたっけ?
— 葡萄 (@Ml0TEYamodioEne) 2022年5月3日
イタリア戦争と反宗教改革と地中海貿易の凋落と全部合わせて没落という感じですかね。神聖ローマ帝国みたいな領邦の固定化もそのままになったし。
— Sz73 (@Sz73B) 2022年5月3日
バルバリア海賊団の活動も受けて沿岸部の荒廃もあったか…
— 葡萄 (@Ml0TEYamodioEne) 2022年5月3日
大航海時代が到来して、欧州経済の中心が地中海沿岸から大西洋沿岸に推移した結果。しかもアフリカ航路開拓に資金を提供したのは(レパント交易をオスマン帝国とヴェネツィアに独占されて頭にきていた)イタリア商人自身だったという…
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年5月3日
一方、船と人材を主に供給したのは国家としては破綻していて「イタリアルネサンス五大国」に加われなかったジェノバ冒険商人達…。で、結局このレースに勝ったのはクロムウェル護国卿時代より始まる貿易革命によって中南米を手中に収めた大英帝国だったという…
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年5月3日
中央集権が最後まで達成できなかったのもあるし、メディチ家が放漫財政と投資のミスで没落したように経済運営も失敗して、最後は互いに足を引っ張り合うような形になっていったみたいで、現代日本とは全く違うにしても没落の一つのパターンではありそうな。
— Sz73 (@Sz73B) 2022年5月3日
ここで「悪魔の罠」人口が急増する大西洋沿岸への食糧供給源として生き延びる道に飛びついてしまうのが悲劇第二段。塩野七生史観でも、この時貿易を捨て、農業国に転身した事がヴェネツィアの「終わりの始まり」としてますね。そう、食糧問題自体は程なく新世界作物流入によって解決してしまうのです。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年5月3日
で、我々の見知った「貧乏な農業国としてのイタリアや東欧」が現出するという…
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年5月3日
バルバリア海賊もどんどん増えるし、貿易では以前ほど稼げないから農業重視へという選択は間違いとは言えないはずが、新世界作物が入ってくるなんてそんな予想は無理だが、そんなことが往往にして起こるのが歴史でもあるんですな。
— Sz73 (@Sz73B) 2022年5月3日
そんな感じで以下続報…