冨野監督がMTV映像を徹底研究した結生まれたのが「Overmanキングゲイナー(2002年~2003年)」OP…
「白冨野」代表作
本作の前々作『ブレンパワード』以降、アニメファンなどの間で俗に「白富野」などと称される、「敵味方が戦いを通じて融和するが、滅多に人が死ぬ描写が無い」系譜の作風は本作でも引き続き顕著となっている。制作時にも、富野自身が務めることが多かったストーリー構成を若い脚本家の大河内一楼に任せた際、大河内が「人間地雷」を主軸にした人が死ぬ話を提案したところ「もう悲惨な話はいいよ」と諭したというエピソードからも伺え、自ら始めたシリアスな作風のロボットアニメとは異なる明るく楽しいエンターテイメント作品を目指している。この他にも富野が「この作品のライバルは『クレヨンしんちゃん』」(特に『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』の名を上げ)とし、「視聴者が、この"アニメというエンターテインメント"の面白さの理解を出来ていないようではいけない」と言及、本作も「エンターテイメント性を強く打ち出した」と述べている。
POPなオープニング映像
監督のこのような考えを反映した本作では、まずオープニングのテーマソングとそのタイトルバックにおいて、テーマソングを(現代風に洗練されてこそいるが)1970年代から1980年代のロボットアニメでポピュラーであった「主要ロボットの名前を連呼する」スタイルを採用、映像のタイトルバックもイントロ部分から流れるテンポのよい主題歌の歌詞・メロディに合わせて、登場人物がミュージカル風にポーズを取ったり、登場人物や作中に登場するオーバーマンが列を成してモンキーダンスを踊ったりする楽しい映像が繰り広げられる。
海外SNSではそのGIF画像が「アドベンチャー・タイム(Adventure Time,2010年~2018年)」や「スティーブン・ユニバース(Steven Universe,2013年~2020年)」や「ミラキュラス レディバグ&シャノワール(Miraculous, les aventures de Ladybug et Chat Noir,2015年~2019年)」のそれが頒布された時代にしっかりそれに紛れて流れていたのだった。
今回の投稿の発端は以下のTweet。
『異世界テム・レイ』
— 蝉川夏哉 (@osaka_seventeen) 2022年7月21日
サイド7での戦闘に巻き込まれたテム・レイはコロニーの破孔から吸い出された瞬間、オーラロードを通過し、バイストン・ウェルに転移してしまう! アの国と呼ばれるそこでは、ショット・ウェポンの開発したオーラバトラーが主力兵器として採用されていたが……
「ダンバインにこの装置を取り付けるんだ。そうすればエネルギーゲインが5倍に増加する」
— 蝉川夏哉 (@osaka_seventeen) 2022年7月21日
……時は移って太平洋上。
— じゃじゃえもん Tiamat_FF14 (@jajath666) 2022年7月21日
「ええい、ダンバインはいい、ガンダムだ、ガンダムを映せ!
そうだいいぞ……!」
「ガンダム…?そんなオーラバトラーは映っては……?」
「そっとしてあげて下さい。残念な人なんです……。」
ショット・ウェポンが転移してくる前に来なきゃ駄目じゃね・・・?
— 鈴木㌠@C100 1日目 東レ05a (@linuxsearchers) 2022年7月21日
多分、パラレル
— 蝉川夏哉 (@osaka_seventeen) 2022年7月21日
酸素欠乏にかかる前の有能テムレイでワンチャン技術無双
— sousou (@sousoutatu10) 2022年7月21日
オーラスーツ、ガンバインができそう。
— 黒鷹 (@descoingsii) 2022年7月21日
スパロボで再会するの?
— 拓@リラレンジャー無地(リラave43.9) (@Lots102) 2022年7月22日
ここに乱入。
「コロニー孔明」五丈原で死んだ諸葛孔明は、目覚めるとサイド7におけるガンダムとザクの戦いに巻き込まれていた。「なるほど、これが地獄ですか!」そして天才パイロットと出会ってしまう。「やはり蜀は滅びていましたか。今度こそ天下統一を‼︎」。実はブライト艦長もミライさんも三国志マニアで…
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年7月21日
諸葛孔明「ジオン公国と地球連邦の二国戦争だから戦況が安定しないのです。そこで我々がバイストンウェルに第三の国家を立てて鼎立関係を樹立する訳です。無謀?まずはこの方をご紹介しましょう」。テム・レイ「来ちゃった。で、この人いつもこの格好なの?」
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年7月21日
シャア「お前か、あの白い木馬で酷い目に遭って追放されたというのは…」カイ・シデン「まず、この腫れ上がった両頬を見てください」シャー「うむ」カイ・シデン「あのセイラさんに小一時間に渡って…(息を飲む)」シャア「小一時間に渡って…(息を呑む)」呆れ顔のララァ「それは御褒美じゃなくて?」
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年7月21日
そう、ニュータイプに隠し事は難しい…
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年7月21日
エリクト・サマヤ「ハッピーバースデーディアエリー」(ハックでOFFにできない)
— 相沢タツユキ (@Tatsuyuko) 2022年7月21日
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年7月21日
ジョジョ第一部のスピードワゴンさんみたいに、マシンガンの様な勢いで三国志解説を続けるブライト艦長とミライさん。しかも夫婦漫才…
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年7月22日
アムロ「(アニメ版でも小説版でも見れない満面の笑顔)民草だよね、孔明」孔明「その通り。ではさらなる先に進みましょう」。ちなみにアムロが搭乗するのは「機動力全振りで」「装甲なんて蝉の抜け殻並みのペコペコ状態で」「斬ったモビルスーツのパイロットは誰も殺さない」特注オーラバトラー…
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年7月22日
だが一応、孔明の達筆な筆字で背中と胸元と腿に「ガンダム」と書いてある。https://t.co/Fd9LidNBlv
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年7月22日
OPはもちろん「♪ガンダム、チキチキガンダム…」アムロ「太腿を捲ったな!父さんからも捲られた事なかったのに!!」孔明「安彦画伯描く少年キャラの太腿からしか得られない特別な養分があるのです。これを武器に使わない手はありません」。https://t.co/ge6ZYvUcKz
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年7月22日
チャム・ファウ「しゃーない。エンディング譲るわ」アムロ「全裸まで承諾したつもりはない!」呆れ顔のラララァ「御褒美なのでは?」https://t.co/IeUaw7x8tk
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年7月22日
こうしてオリジナル要素からの逸脱を企図すればするほど高まる既視感。その正体は?冨野監督「まだ気付かんのか。ガンダムはミュージカル化すると、流行のMVっぽくするとキングゲイナーになるんじゃ!」。我々は所詮、大御所の掌の上で踊っていたに過ぎなかった?https://t.co/bw4DSVx1cn
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年7月22日
そんな感じで以下続報…