上掲の様に「暴挙を遂行したあたおかな方々の自己弁明」はただでさえ二転三転するので、それにかこつけて自分の願望を牽強付会的に語ろうとする方々も巻き添えとなって奈落の底へと堕ちていく結果を迎えるのです。人類は何回繰り返してもそれを学ばない…
元禄年間あるいは享保年間に江戸吉原の遊女八ツ橋に振られた腹癒せに籠釣瓶の銘のある業物で斬殺し、その他大勢を殺傷した「吉原百人斬り」と呼ばれる事件を起こす。同事件は講談や歌舞伎で取り上げられた。歌舞伎脚本としては、「青楼詞合鏡」「杜若艶色紫」「籠釣瓶花街酔醒」が有名である。
今回の投稿の発端は以下のTweet。
加藤智大の事件は、当初は派遣問題や格差問題が取り沙汰されていた。しかし裁判で長い時間をかけて整理をした結果、直接的な動機は「成り済まし荒らしへの抗議」だった
— kouei🍡 (@kouei52) 2022年7月26日
自分の居場所が掲示板にしかないので、そこを蹂躙する荒らしに対し「今すぐやめないとお前のせいで、大事件が起きるぞ」という警告
本人は回顧録等で
— kouei🍡 (@kouei52) 2022年7月26日
「そこで、警告を聞いて荒らしをやめて欲しかった」
「事件を起こさずに済ませたかった」
的な事を供述している
しかし、「今すぐやめないとお前のせいで、大事件が起きるぞ」と明文的に警告はしておらず、匂わせ的な書き込みばかりで無言の意思表示である
この「行動で示して相手を反省させようとする」「言葉で説明をしない」「無言の意思表示」は彼が幼少期に受けた教育虐待の構図其の物であり、行動様式のコピーなんだよね
— kouei🍡 (@kouei52) 2022年7月26日
こういった負の連鎖は残念ながら起きてしまう事がある
本人は掲示板にしか居場所がなかった、何か繋がりがあれば、もっと大事な何かがあれば、事件を起こさなかったかも知れないと整理して再発防止的な事を言っているんだよね
— kouei🍡 (@kouei52) 2022年7月26日
これはネットでも良く言われる「逃げ場を作る」「依存先を分散的に作る」理論に近い
仕事だけでなく、地域のコミュニティとか。趣味の世界とかもそうだし、一つのジャンルで嫌気が差したり居場所がなくなっても、別の界隈に居場所を求められるというのもそう
— kouei🍡 (@kouei52) 2022年7月26日
ちなみに派遣問題は事件の本質とはあまり関係なかったけど、当初は派遣問題とされていたからか、この事件を契機に法改正の動きが出てきた
— kouei🍡 (@kouei52) 2022年7月26日
山上の事件もそうだけどそれまでの言論活動より凶悪な殺傷事件の方が世の中がいち早く動くというのは少し怖いhttps://t.co/lwDIvpQoYXhttps://t.co/a6BLn4xaNt pic.twitter.com/2tr2bZLQ3B
「加藤は頭も良く仕事面では真面目でそれなりに上手くやっていた」という意見もあるけど、普通に人間関係でトラブル起こしては職を転々としている。頭が良く真面目にやってたのはそうだけど、周囲からのちょっとした理不尽に対して行動で示して反省させようとする衝動行為で、周囲からは??の反応
— kouei🍡 (@kouei52) 2022年7月27日
配達関係の仕事をしていた時に、真面目に回ってるのに帰りが遅いからある同僚にサボってるんじゃないかという影口を叩かれて、自腹で高速代金を支払って、無言でその領収書を叩き付ける行為(自分も損する上に相手には伝わっていない)で相手に無言の意思表示をしたり
— kouei🍡 (@kouei52) 2022年7月27日
犯罪に手を染めないまでも、この手の行動パターン(理不尽に咄嗟の行動で抗議、周囲には伝わらない)に自分も経験あり、やってしまって自己嫌悪と共感する生きづらい人は少なからずいると思う。真面目に生きていても往々にして周囲との軋轢に苦労する
— kouei🍡 (@kouei52) 2022年7月27日
この投稿に対してこんな意見も。
なんだその私みたいな行動は https://t.co/xJ4Smor7Og
— thick_doomie (@thick_doomie) 2022年7月27日
こういった事件に限らず「被害が出ないと行政は動かない」という例は結構あって。例えば。崖崩れしやすい危険個所がそのまま放置されていたのに其処で本当に崖崩れが発生して死者が出たらほどなくして過剰なくらい頑丈な壁面工事が行われた、とか。死人が出てから、というケースは結構ある気がします。 https://t.co/ZyxrBeg7JA
— silenteraser (@silenteraser) 2022年7月27日
なるほど
— ヒサミチ (@hisamichi) 2022年7月27日
「作業着を隠された」「なりすましに心を殺された」
入力と出力の釣り合いがいかにもちぐはぐで
このひと何でここまで(小さな)不満や不安を伝えるのが下手なんだろ?と不思議だったが
明示的な衝突軋轢を避けて「におわせる」「説明しない」文化要因もあるかも、とhttps://t.co/APsRkPjwrG
自分のみならず職場で知ってるあの人この人
— ヒサミチ (@hisamichi) 2022年7月27日
顔が浮かんでくるエピソードだな…
反撃の効果まで考えられず、衝動的に自閉してしまう傾向
「どうせ言ってもわからない」を一枚めくると
「うまく説明できなかったら恥ずかしい」があると思うんよ
自分をどっか頭いい筈とみなしてると、孤立した時にたたる pic.twitter.com/M4Dcmi4kDO
加藤元死刑囚の発言に対して
— ベビールース (@Babyruth_Detect) 2022年7月27日
私が感じていた違和感の正体はこれだったんですね。
「自分の気持ちは言葉にしなくても周囲は当然のごとく察している」
との幼少期からの思い込みが高じて
こうした人格が出来上がったのでしょう。
これは彼自身が気持ちを表現する前に母親が言い当ててしまったのかな。
こういう話も。
秋葉原事件の取材を受け続けた。拙著『秋葉原事件-加藤智大の軌跡』文庫版あとがきで次のように書いた。
— 中島岳志 (@nakajima1975) 2022年7月26日
「加藤が「しまった」「もっと生きていればよかった」と心底悔しがるような社会を作ることが、この本を書いた私の責務だと思う」「加藤君、僕は君を徹底的に後悔させるために、がんばるよ」
2008年の秋葉原事件を受けて私が取り組んだのは、戦前期日本のテロ事件を研究することと、当時住んでいた札幌で商店街にカフェを作ることだった。
— 中島岳志 (@nakajima1975) 2022年7月26日
加藤君、僕は君を後悔させることが出来たのだろうか。僕の本を獄中で読んでくれてありがとう。これからも君を後悔させるためにがんばるから。
あなた方マスメディアも加藤智大氏の家族を追い立て、苦しめたのではないかと思うけどな。
— 大田区議会議員_おぎの稔土曜日東地区ミ―23a (@ogino_otaku) 2022年7月27日
実弟が職を失い、転々とし恋人との結婚もうまく行かず自殺した事はもっと知って貰いたい。
「家族も含め全てを暴くことが正義」みたいな風潮にはさすがに疑問を感じています(「みんな知りたいでしょ?」的な姿勢にも)
— 修羅子 (@neonewtype2) 2022年7月27日
プライバシーは守られるべきだと思いますね……
そんな感じで以下続報…