そういえばこの人も出自からして「反体制ヒーローの代表格」でしたね。
今回の投稿の発端は以下のTweet。
いしかわじゅん氏が彼らの年代ではカッコいい体制側などありえない、反体制しかカッコよくないと言明したのを読んで納得した。コロナも戦争も国家の力に頼らなくては生きていけない。しかし彼らにとってはそれは死ぬほどカッコ悪い。心が死んでしまう
— ななよう (@nanayoh) 2022年7月27日
自我を守るためにはなにか反体制的なことをしてポジションを取らないといけない。そのために反ワクチン・反ウクライナになる。すべての目的は「カッコよくなる」手段を正当化するためにある。
— ななよう (@nanayoh) 2022年7月27日
BSマンガ夜話のパトレイバー回でいしかわ氏が「警官が主役でヒーローの漫画なんて信じらんねぇ」ってそのまんま言っててアホかと思いましたが。
— じょんぶる@職業訓練中 癲癇持ち? (@john_bull_44) 2022年7月27日
世代的には仕方ないと思いますけど…。
ドーベルマン刑事(汗)
— Yoshitaka Ohta(レイブンクロー)@古傷悪化でテリーファンク状態 (@yonbili) 2022年7月29日
それはそれで望月三起也「ワイルド7」、弱みを握られた不良少女が国家権力に汚れ仕事を押し付けられる和田慎二「スケバン刑事」映画「ニキータ」みたいな「規格外れのアウトロー枠」という解釈だった様な。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年7月31日
作者は編集者から「婦警さんの話を描いてみませんか?」と言われたのが発端だったとコメントしている。編集者は刑事モノ、作者は学園モノを描きたいと思っており、一度は悪の道に入ったヒロインが学校に巣喰う悪徳教師などを倒す何かをと思いつつ特にスケバンを意識したわけではなかったが、刑事モノを描いて欲しい編集者がスケバンと決めつけ『スケバン刑事』というタイトルが決定した。
*要件的には同時代のヒット作「魔太郎が来る」「エコエコアザラク」とそんなに違わない「復讐物」とでもいうべき内容だった訳である。
深夜、パリの薬局に麻薬中毒の少年少女達が薬欲しさに乱入するが、警官隊が到着したことによって銃撃戦となる。彼らは警官隊からの銃弾に全て倒れたかに見えたが、一人残った少女が警官を射殺してしまう。警察署に連行された少女は、取調室で刑事に名前を聞かれた際、男性名の「ニキータ」と名乗り、それが彼女の呼び名となった。
ニキータには終身刑が下されたが、護送先は殺風景なベッドルームであり、ボブという政府の秘密警察官を名乗る男が現れる。彼女はそれまでの自分の記録を消され、別の人間として政府に雇われた暗殺者としてここで訓練を受けて生きるか、それとも死ぬかの二者択一を迫られる。ニキータは反抗し逃げようとするが叶わず、暗殺者としての訓練を受けることになった。ニキータは反抗しながらも、めきめきと頭角を現していく。
これは
— だりい (@dariidariidarii) 2022年7月28日
パトレイバー作者のゆうきまさみ氏も
パトレイバー裏話というかよもやま話で書いてた
同じサブカル系というか仲間だと思ってた
クリエイターに文句言われまくったと
たしか、小説イラスト任される関係だった
山本弘 氏ともひと悶着あったな https://t.co/EtwBRyTzTd
別作品ですが、この前プラネテスが再放送されたので全話観たら、反体制への共感が凄い伝わってきて、時代を感じましたね
— 如月真弘 (@mahirokisaragi) 2022年7月28日
アメリカの方でも、1960年代終わり頃にスティーブ・マックイーンが「ブリット」で刑事役で主演した時に、ファンから「マックイーンが権力側に付くなんて信じられない!」と怒号が飛んできたそうです。時代の雰囲気を知ると、その反応も分からなくはないですけどね。
— 関戸ゆいぎ⋈「しびとのこい」WEB連載中 (@Yuigi_sekido) 2022年7月29日
お二人ともどちらかと言えばリベラル系なのにねぇ。
— じょんぶる@職業訓練中 癲癇持ち? (@john_bull_44) 2022年7月28日
押井監督だってド左翼なのに。
押井さん今は中道右派くらいですよ
— アリスタルフ総議長@virtual独裁者 (@FEP_alicevtuber) 2022年7月29日
押井さんは監督業をやっていた時すでにここら辺の思想です
— アリスタルフ総議長@virtual独裁者 (@FEP_alicevtuber) 2022年7月29日
基本的に「学生運動への情景はあるけど目が覚めた、シラケた」というのが押井作品の根本にあります
中道右派というか現実的中道ですね
宮崎駿さんみたいな左翼とも冷静に話は出来るけど、別に影響はうけないみたいな中道
学術会議について↓ pic.twitter.com/KOk8TXljz8
追記
— アリスタルフ総議長@virtual独裁者 (@FEP_alicevtuber) 2022年7月29日
左翼運動への後悔↓ pic.twitter.com/uPglDLvJkO
反体制という手段が、目的になってしまう典型例。
— 喜多野土竜【 ⋈ 🌰🎍】💉💉+💉 (@mogura2001) 2022年7月29日
そして、坊主憎けりゃ袈裟まで憎いと、党派性丸出しになる。
差別まで、あと一歩。 https://t.co/AJIKWzvUsy
ロックマンエグゼ「そして俺が生まれって訳さ」https://t.co/CMAvnYMMbp
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年7月29日
ゲームには知識も縁もないので、わかりませんm(_ _)m
— 喜多野土竜【 ⋈ 🌰🎍】💉💉+💉 (@mogura2001) 2022年7月29日
簡単にいうと1990年代に入ると反体制ヒーローを主役に据えたサイバーパンク文学の書き手が年老いてしまい、登場人物も倦怠期の中年夫婦ばかりとなった時(J.P.ホーガン「仮想空間計画」、マイケル・クライトン「ジェラシック・パーク」「ディスクロージャー」辺りが代表例)…https://t.co/m7cmzM2VWo
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年7月29日
国際的にヤング・アダルト小説分野で「バトル・ロワイアル」「ソードアート・オンライン」「ハンガーゲーム」「ブギーポップ」「バフィ恋する十字架」「トワイライト」「火星の人」といった世代交代作品がひしめいた時代にゲーム分野であった動き。https://t.co/1UJT3H1Vl9
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年7月29日
要するに主人公が明瞭に体制維持側に立つ「機動警察パトレイバー(1988年~)」「踊る大捜査線(1997年~)」PSYCHO-PASS サイコパス(2012年~)」路線にゲーム分野が舵を切ったマイルストーン。逆を言うとそれ以前のロックマンやメトロイドシリーズなどは「主人公が単騎巨悪と戦う」構図でした。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年7月29日
端境期には「権力者側の汚い策略により、それまで自由人だった主人公が警官ポジに堕とされてしまう」エフィンジャーの「ハードボイルド的サイバーパンク」、不良少女が権力側に弱みを握られて汚れ仕事を手掛ける「スケバン刑事」「ニキータ」なんて作品も。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年7月29日
何処かでコンセンサスが「何とか体制側に一泡吹かせてやりたい」なるルサンチマンが「体制に穴を開けられたらたまらない」なるセキュリティ意識に置き換わったのですな。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年7月31日
そんな感じで以下続報…