改めて全体像を読み返してみると、ここでいう「死神(無限遠点)」とはユングのいう「アニムス/アニマ」みたいなものなのかも?
カール・グスタフ・ユングは「すべての中で最も顕著な自律性の集合体である。それは男性の女性との相互作用と女性への態度を影響と同様に、夢の中に現れる像としてそれ自身が現れる。アニマ・アニムスの過程を想像力の一つの源である」とした。
ユングはまた、個性化における段階のたとえとして、影との出会いは見習い工による「習作」、そしてアニマとの出会いは名工による「傑作」である、とも述べている。
アニマ(anima)
男性の無意識人格の女性的な側面を元型と規定した。男性が持つ全ての女性的な心理学的性質がこれにあたる。
男性の有する未発達のエロス(関係の原理)でもあり、異性としての女性に投影されることもある、とする[要出典]。
幼年期の母の投影に始まり、姉妹、おば、グノーシス主義におけるソピアーまたは「叡智」と呼ばれる段階で結ばれる、教師の要素を持つ将来の性的伴侶及び続く関係に続く典型的な発展における四重の理論を唱えた。
アニムス(animus)
女性の無意識人格の男性的な側面を意味する。
女性の有する未発達のロゴス(裁断の原理)でもあり、異性としての男性に投影される。
アニマと比べて集合的であり、男性が一つのアニマしか持たないのに対し、女性は複数のアニムスを持つとされた。
女性が精神の中に類似の、男性的な属性と潜在力であるアニムスを持つと信じた。
今回の投稿の発端は以下のTweet。
日本のイラストレーター男女比は3:7だものねえw アマチュアの二次創作絵師に至っては2:8まで男女差が広がる。
— ぬまきち (@obenkyounuma) 2022年8月11日
男性向けエロ漫画だけで見てさえ、この男女比。https://t.co/TaAsuZAZJX
— ぬまきち (@obenkyounuma) 2022年8月11日
デザイナーだとどうなるんでしょう?なんとなく逆転するイメージ
— とくさん (@Tok_San76) 2022年8月11日
そういえば女性は男性より色彩感覚に優れている印象ですね。絵画も早熟な方が多いような。小学校の絵画コンクールなんか見ますと、やはり優秀作品は女子生徒ばかりですね。
— ふわふわ (@oppaiwasubete) 2022年8月12日
判別できる色の数が女性の方が多い傾向にあるらしいです。
— ネズミ (@maebanokami) 2022年8月13日
男の絵描きが少ないのか、ちょっと意外
— おおつか (@Vtuberfamfamfam) 2022年8月12日
漫画家、それも大御所の少年雑誌系は半々か男性が多いくらいじゃない?
— モンローコ (@5b7fW46PNhshtWN) 2022年8月12日
まぁ、少年雑誌系も女性で活躍してる人たくさんいるけど。
イラストレーターって話になると、個人的には女性が大半なのはイメージ通りかなぁ。
名誉男性というロジックを使えば解決
— 神威神代 (@ZnAWkPgnoNOqvJJ) 2022年8月11日
???「名誉男性!ギャオオオン!」
— 京阪810F要塞型@通勤快速 (@810F10) 2022年8月12日
ここに乱入。
2010年代にはtumbrで「小娘向けエロ画像Digger」やってたんで断言出来ますが、相応量のサンプルデータから機械学習的プロセスを経て「計器飛行」能力を備える事自体は決して不可能じゃありません。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年8月11日
これは同時に「そう割り切って考えた方が精神衛生上もよい」という話。
ただし、これに成功すると貴方はイーグルズ「ホテル・カリフォルニア」のあの歌詞の意味も知る事になります。「誰でもチェックインなら出来ますが、チェックアウトの方法はないのです」。https://t.co/kJRes60iIv
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年8月11日
「例え時代遅れになっても」が怖いところ。騒動が一段落したので打ち明けますが「月曜日のたわわ」を読んだ時「私の脳内の小娘達」は「キーボード」と「豆」と「初対面で恋人の有無を聞く態度」には警告を発したのでした。自称フェミニストども、その域までも到達出来ませんでしたが。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年8月11日
ただハトクロの女社長みたいに「へー男の人ってこういうのいいと思うんだ」とだけ口にしてこっちの反応を窺ってくる感じですが。手練れは大体そういう振る舞いに落ち着く模様?(あくまで個人的観測結果です)。
ただ「初対面で恋人の有無を聞く態度」については「(本人が気付いてたか如何に関わらず)この時点でもう前髪さんは一目惚れしてたから気にならなかった」説を提言してきましたが。「ハチミツとクローバー」で見た?
かくして「今はもうパンチラ描写は女性漫画家しか使わなくなってしまった」という奇妙な逆転現象も…
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年8月11日
ああそうかこの「男が女を演じる」「女が男を演じる」スタイルの極限に現れるのが、2010年代海外ネットで「これは21世紀の嵐が丘(素人が下手に手を出したら生きて帰れない)」の熨斗を貼られ、神棚に飾られた雲田はるこ「昭和落語心中(2010年~2016年)」なんだ…https://t.co/4OO16iQby9
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年8月11日
当時はこちらの「みょん吉-小夏-小雪」系列と米澤穂信古典部シリーズの「千反田える-女帝-姉様」系列の2系列のジェットストリームアタックが存在し、その向こう側に「死神」を見てしまう人が多かったのです。 pic.twitter.com/dyEIMOMyIk
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年8月11日
というより「鋼の錬金術師」における「扉を開けた者」みたいに「一流になる為には必ず通らねばならない」壁みたいなもの? 米津玄師「そもそも死神(無限遠点)も見てない人間様な人間がね、M87星雲まで到達出来る訳ないんですよ」。https://t.co/lHN6bAp8vH
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年8月11日
トップハムハット狂「そうだね」https://t.co/zzwex3SW35
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年8月11日
「鋼の錬金術師」絡みだと「人体錬成は実は不可能ではない。この世に繋ぎ止める魂が、諦めも満足もしていない限り」なる「不滅のあなたへ」解が導出された時代でもありました。https://t.co/VTI79A4UxI
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年8月11日
当時海外ネットであった「死神」論争を思い出します。イスラムの死神アズラエルは「寿命の尽きた者」の前に「これまでよく頑張りました。それじゃあ、そろそろ行きましょうか」と宣言されたら抵抗出来ない姿で現れると言います。ならば貴方にとってそれは誰?https://t.co/FRgfcF1fXv
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年8月11日
男子アカウントが多数決で選んだのが「山のススメ」のここなちゃん… pic.twitter.com/b7xuTAudoD
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年8月11日
女子アカウントが多数決で選んだのが「Free!」のマコトさんだったんですね(cv櫻井系は「最初から警戒されてる」分だけ不利)。 pic.twitter.com/VuOhzfPYZf
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年8月11日
そういう私も気になって最近、睦月影郎「欲望の文法」を読んだら「私の脳内の小娘達」が面白がって先行チェックを入れ「全射影による性別逆転版」を添えてきた時、覚悟を決めました「そうか、実は最初からおまいらが私の死神(無限遠点)だったのか」と。 pic.twitter.com/mKMwjWcfWX
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年8月11日
確かに私は2010年代、海外の小娘達を「ユーフォリア、スカトロ抜き、洗濯バサミの代わりに通電パッドで」と自ら注文してくるまでに育てたよ。しかしその後も私の脳内に居座り続けた彼女らは、もはや2020年代に実存する「小娘達」と完全には重ならないのでした。https://t.co/r6E4fBihm1
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年8月11日
ちなみに、そこまで誘導するのに手間がかかるとはいえ「麻呂の患者はガテン系」までもってけないでもなかったという…
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年8月11日
あくまで憶測ですが、この作風にはブリキ画で話題となりOVA化もされた「ツンプリ」の影響があったかも。
正直「太鼓腹」が普通に通ったのが以外でしたね。むしろ「見えない境界線」がエロゲーやエロOVA系のレイアウトと実写ポルノ(およびそれを参照したっぽいエロゲー)系のレイアウトの間に存在し、それがちゃんと峻別出来るかが鍵という感じ。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年8月12日
この評価軸が任意の基底の一時結合形式で示せないので「機械学習めいたプロセス」なる表現を用いた訳です。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年8月12日
そんな感じで以下続報…