そもそも「エロティズム」とは何ぞや?
今回の投稿の発端は以下のTweet。
……たとえば?🤔 https://t.co/6LWAkvZ2yW
— フェミトー@feminist_tokyo (@feminist_tokyo) 2022年8月15日
まぁプリキュアでもエロいって騒ぐ人もいますから、何でもアリなのでしょうけれどね…。
— フェミトー@feminist_tokyo (@feminist_tokyo) 2022年8月15日
口づけで目覚める、もエロ要素だと思うんですけどね
— まち (@Adxl63oqUSkywie) 2022年8月16日
「性的搾取」の次は「性描写」か
— 空にゃん/くうにゃん@SHOWROOM (@SHOWROO10787378) 2022年8月15日
また、定義は私がキメるのかな?
懲りない人ですね(。・ω・)y-゚゚゚
うーんこの人、例えば「蛍の墓」で高畑勲がここの節子を工口く描いているじゃないか!作品上必要なのか!いやいや必要な気がしてきた!とまで見ているレベルとはとても思えません。(野坂昭如の原作だと文章なので明らかにわかってしまいますが。)
— 蒔鱈まりお💉💉💉 (@M7RbMkdjsHpgWfq) 2022年8月15日
股間とか胸とかばかり見ている「だけ」な気がしますしね。
— フェミトー@feminist_tokyo (@feminist_tokyo) 2022年8月15日
あと「和製アニメは」という大きな主語で語れば議論に勝てると思っているらしいところもワキが甘いですね。
— 蒔鱈まりお💉💉💉 (@M7RbMkdjsHpgWfq) 2022年8月15日
現代のアニオタは有限の時間の中で見たいアニメを選ぶため、今期のアニメも前期のアニメも見ていない作品でも9割以上、タイトルや絵柄やあらすじなど、ざっくりと知っていますから。
画像見つけました。節子の死後に清太が回想するんですが、劇中にはないシーンまで回想しています。これはもう回想ではなくて妄想だと思います。 pic.twitter.com/eeXYWjLNCK
— 蒔鱈まりお💉💉💉 (@M7RbMkdjsHpgWfq) 2022年8月16日
ここに乱入。
アドベンチャータイム&スティーブンユニバース「際どい場面は象徴的表現で」キングゲイナー「要するにMTV的アバンギャルド編集の事だな」。エロティズムとは何か?https://t.co/bo74opbafj
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年8月16日
富野監督(白)「どうしてこれがどことなくエロいかって?私は宇宙一杯に全裸の男女を飛ばした事もある。色々身につけてきてるのさ」。もう胸揺れとかパンチラの次元の話じゃない…
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年8月16日
いやでも、「性的描写」って、見る人次第なとこありますよね。
— フェミトー@feminist_tokyo (@feminist_tokyo) 2022年8月16日
逆に、製作者がエロさを意図したところをエロく思えない人もいたりしますし。
米国アニメ「アドベンチャー・タイム」や萩尾望都「11人シリーズ」の様に「登場人物そのものの性別が揺らぐケース」や米国アニメ「スティーブン・ユニバース」の様にキャラ同士の合体が性行為の暗喩である作品では「エロティズム」の概念そのものが通常作品と異なってくるという…
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年8月16日
スティーブン・ユニバースは見たのですが、あれ不思議なお話ですよね。ポリコレを逆手に取って(かどうかは分かりませんが)、あんな世界観にアレンジするのは凄いと思いました。
— フェミトー@feminist_tokyo (@feminist_tokyo) 2022年8月16日
そして
す すみません、 これどのへんがエロチシズムを感じられるんですか?(まったく分からず 笑)
— taizona℠☷Taizō Nᴀʙᴇᴋᴜʀᴀ v.0.4.7 🫥 (@taizona) 2022年8月16日
私もあまり詳しくないのですが、要約を試みます。原則として女性型で本体は宝石の宇宙人ジェム達は(ある種性交の比喩である)フュージョンによる多重合体によって力を増しますが(その都度新たな意識が派生)、強力な組み合わせほど情緒不安定で短時間しか維持出来ません。https://t.co/RccNpK8Qax
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年8月16日
それを維持する為に「愛の力」などが必要になる為に必然的に恋愛ドラマ(それも単性生命体なので同性愛っぽい)要素が入ってくるのですが…https://t.co/z2IOgfQtaq
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年8月16日
(魔法少女の変身シーンの様に)そのフュージョン場面がシンクロダンスで表現されるので「そのダンスのなめらかな連続性=エロさ」という概念が派生する訳です。https://t.co/c7vC7DMSbt
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年8月16日
日本作品でいうと「バロム1」とか「ウルトラマンA」の組み合わせをどんどん増やしていける感じ?ちなみに要素としての(単一性別の)宝石生命体や同性愛の組み合わせというとマイケル・ビショップ「焔の眼」を連想させる側面も。https://t.co/uo4awBv0jL
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年8月16日
で「これ絶対フュージョン場面だよね(しかも「子供は見ちゃ駄目」と主人公が目を塞がれるタイプ)」なる観点からキングゲイナーOPのこの場面がピックアップされてきたという…https://t.co/pPK9aJe9kW
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年8月16日
「スティーブン・ユニバース」におけるフュージョンには「同意ある合体(愛の営み)と異なり、一方的感情の押し付けによる強制は邪悪(事実上のレイプ)」なる倫理観念が存在するのですが…
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年8月16日
そこにそもそも「(熱狂的に没入するのでも、夫婦の様に自然に寄り添うのでもなく)すまし顔でフュージョンする(ツンデレ感溢れる)キャラって何?」なる疑問符がついてて、そこにキングゲイナーOPの「すまし顔」が炸裂するという…で、そこらの謎のモンキーダンス…
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年8月16日
そう考えると「実際の愛の営みに再射影すると、なんだかアレな感じになる」を通りこして「射影装置のメーターが振り切る」感じに。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年8月16日
さらには。
個人的メモ。「フュージョン=全員揃っての愛の営みにも誰かの一方的レイプにもなり得る行為」という部分を掘り下げると… https://t.co/F97w6ndV07
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年8月17日
こういう話が… https://t.co/Q8YNeequkY
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年8月17日
これの様です。 https://t.co/z9rFYURHcG
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年8月17日
一方「ウルトラタッチ」で発生するウルトラマンAの「男女合体」…https://t.co/UnHIwxyi9B
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年8月17日
そもそもの発想の大元は「スティーブン・ユニバース」同様プラトン「響宴」における「アンドロギュヌス(両性具有)=男女が合体して完全体」だった模様。ただしウルトラマンAはその結果生まれるのが「手四本、足四本の制御が難しい怪物」という部分を省略。https://t.co/gB2D6tc2Kc
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年8月17日
未読ですがソースは白石雅彦「「ウルトラマンA」の葛藤」あたり。スティーブン・ユニバースの様に「難しい合体ほど力が強まるが、制御も持続時間も短くなる」ドラマ性を持ち込む代わり「完全体=(ウルトラマン的デザインの大源流たる薬師如来的な)成仏した中性的姿」を与え…https://t.co/tksb4dhdrX
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年8月17日
第一話からの素直な展開では「やんちゃな北斗と優等生の南が愛し合うようになり、Aであることをやめる」最終回もありえたのです。ところが実際には「変身に二人必要という制約が物語展開を拘束し過ぎる」為、途中から北斗が一人で変身する様に。https://t.co/o3imJ44NCb
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年8月17日
「設定を省略」というより「両性具有のイメージ源泉が異なる」という話。例えば「アダム・カドモン=聖書におけるアダムとイブの原型」と置いた場合、神秘学の多くが「完全体=女性」と置きます。https://t.co/yNXW0ujWcl
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年8月17日
そして
個人的メモ。「何処にでもエロ要素を見い出して排除しようとする」のが似非フェミニストの立場だとすれば「その気になれば汎性欲理論を応用して何処にでもエロ要素を見出して称揚する」のが本物のフェミニストの立場とも。https://t.co/twsBcHwhcu
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年8月17日
そう、そもそも「それなりの教養に裏付けられた背景理論に従っての戦略的展開」も出来ない「無能な働き者」にフェミニストを名乗る資格はないのである…https://t.co/TI7RT7u8iz
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年8月17日
ただしフェミニストには2種類ある。「個人的自由の範囲確立」を最優先課題と考える「奇数系」。そして社会運動としての成功を優先するあまり「そこまで難しく考える必要はない。私達の指示に従って敵と戦うなら誰でもフェミニストになれる」なる扇動で馬鹿を動員して捨て駒にしてきた「偶数系」。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年8月17日
前者「奇数系」の立場からすれば、後者「偶数系」の理論は現在崩壊状態にある(それまで立脚してきたマルクス主義とかも跡形も残ってないから、これは時代の流れ)。で、その後に「使い捨てにも利用されなくなった捨て駒の老後問題」だけが残ったのが現状かと。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年8月17日
そんな感じで以下続報…