ううむ、当時の代表作といえばやはりこれ?
それはこの投稿で扱った1961年の次の段階における英米での動き。
今回の投稿の発端は以下のTweet。
え?まさかこの投稿に弓月光先生自らが「いいね」されるとは!!https://t.co/e0WlGmk0mU
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年10月29日
実際「君の名は。(2016年)」ですら「みんなあげちゃう♡(1982年~1987年)」で達成済みの「(性別交換に伴う)男性の感じ方と女性の感じ方の対比」みたいな領域には踏み込めていない訳で、このレコードそう簡単にはクリアされそうにないのです。 pic.twitter.com/9RZkrukKzy
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年10月29日
なにしろロバート・ハイライン「悪徳なんか怖くない(1971年)」で最後に提示される「最大の悪徳=男が女体化して処女喪失し出産」が慎ましやかに見えるほどの踏み込みっぷり。そして「うっふんレポート(1980年)」に至っては…https://t.co/4MeI69FFmN
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年10月29日
「身体としての男性」「身体としての女性」の境界線すら曖昧に。今から思えば「交際が結婚や出産と一組で語られていた1970年代」と「1980年代の恋愛至上主義」の端境期だからこそ顕現し得た奇跡の実験作という側面も?
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年10月29日
そういえば「うる星やつら」kindle新装版2巻7話「女になって出直せよ(1979年)」に諸星あたるの女癖の悪さを「女性化」によって克服しようという試みが出てくるのですが、そこに「アニマ」なるユング心理学用語が登場(同時期、吾妻ひでおのエッセイでも登場)。 pic.twitter.com/4RiNgYyTaE
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年10月29日
(ル・グイン経由で伝わった)ユング心理学の話は当時の少女漫画にも出てきますし、実はこれこそが当時の時代性を読み解く重要な鍵の一つ?
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年10月29日
当時の私はまだまだ子供で、この時代のエロティズム構造を完全な形ではリアルタイム体感してないんですね。せいぜい当時SFや少女漫画が注目したユング心理学が「万人の無意識化に潜伏するトリックスター的異性概念(男性のそれがアニマ、女性のそれがアニムス)」という説明をかろうじて覚えてる程度…
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年10月29日
これがデビッド・ボウイやスティーブン・ストレンジやデビッド・シルヴィアンの様な「(性自認不詳の)汎欧州的麗人概念の国際的流行」と無関係の筈がないのですが…全然脳内で結びつけられません。https://t.co/CRWuIE8RXx
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年10月29日
なんか当時は普通に坂本龍一もこの「麗人」にカウントされてた様な…(一方、ボーイ・ジョージは別腹だったらしい)。というか「転校生(1982年)」の大島渚監督が思わぬ形で絡んでくる謎…https://t.co/R7EXQiVk61
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年10月29日
そんな感じで以下続報…