「語り得ない事については沈黙しなければならない」→「沈黙こそ自分自身だけの良心との 非言語的会話に他ならない」?
今回の投稿の発端は以下のTweet。
鈴木祐丞『〈実存哲学〉の系譜:キェルケゴールをつなぐ者たち』(講談社選書メチエ2022)を読みました。一連の実存哲学史を描くのかなと思わせるタイトルですがそうではなく、いわゆる「実存哲学」の歴史を否定し、キェルケゴール=ウィトゲンシュタインの継承関係を明らかにする著作です。(続) pic.twitter.com/DglUkAfoyj
— 玉手 慎太郎 (@Tama_Goldheart) 2023年3月11日
(承前)ウィトゲンシュタインの著作執筆の宗教的背景と、それが哲学に及ぼした影響について明晰に論じられており、興味深いです。他方で(分量的に仕方ないところですが)キェルケゴールもウィトゲンシュタインも哲学そのものの解説はあっさりしており、そこは他の本で補う必要があるかもしれません。 pic.twitter.com/NzOn0fleSS
— 玉手 慎太郎 (@Tama_Goldheart) 2023年3月11日
キェルケゴール=ウィトゲンシュタインの断絶関係は明らかにされているのでしょうか…?https://t.co/iNc6ZKqT9y
— 諸隈元シュタイン (@moroQma) 2023年3月11日
そこにも触れられていますよ。「ウィトゲンシュタインはキェルケゴール主義者になったわけではない。・・・キェルケゴールの著作における語りの冗長さには辟易していたようだし、キェルケゴールの思想は深淵すぎて自分にそれほどプラスにならないと感じることもあったようだ」(193頁)とのことです。
— 玉手 慎太郎 (@Tama_Goldheart) 2023年3月11日
ありがとうございます!
— 諸隈元シュタイン (@moroQma) 2023年3月11日
ちょうどキルケゴールに傾倒していた時期に、人からは「スターリン主義者」と思われていたヴィトゲンシュタインを今後ともよろしくお願いしますhttps://t.co/e1gHKGjY7l
そして…
カントもそうですが、本気で一人の個人として自らの良心と向き合おうとする哲学者は必ず「語り得ぬものについては沈黙しなければならない」境地に到達する印象。ある種のパンク精神? https://t.co/iR3aGMmXNf
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年3月11日
「語り得ない事については沈黙しなければならない」→「沈黙こそ自分自身だけの良心との 非言語的会話に他ならない」?
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年3月11日
そんな感じで以下続報…