レイモンド・チャンドラーの「フィリップ・マーロウ(Philip Marlowe)シリーズ(1939年〜1959年)といったハードボイルド小説では、カプセルコーポレーション社長の娘であるブルマーや、牛魔王の遺産を継承したチチ、ミスター・サタンの遺産を継承したビーデルといった「ドラゴンボール・シリーズ(1984年〜1995年)」のヒロインの様な「配偶者から働く必要性を奪う金持娘」はファム・ファタール(Femme fatale:男の人生を狂わせる「運命の女」)として登場してくる事が多いのです。
実際配偶者は「働かない上、余計な事しかしない駄目男」ばかりに…そういえばこのカップルもそうした「悲恋」の一つ? しかも商業主義に蹂躙されて悲惨な結末に…
結局ヤムチャは作品の中ではブルマと別れてしまいその後結婚したのかさえ不明であるが、そもそもなんでヤムチャとブルマは別れてしまったのか? 作品のなかではヤムチャが別の女といるためブルマがきれて別れたとなっていたはずだが、実際この理由で別れさせたわけではないらしい。
実は去年(03年)の7月か8月の古谷徹氏のネットラジオ(現在は終了してます)のなかで鶴ひろみ氏がゲストに来ていた際にヤムチャとブルマはどうして別れたのかという話題になって古谷氏が鳥山氏になぜ別れたのかと聞いたという話をしていた
その一番の理由がこんなかんじ。
スーパーサイヤ人を増やしたかったから
たしかにヤムチャとブルマの子供が仮にいたとしても人造人間以降では人間はまったく役に立ちません。むしろフリーザ戦でスーパーサイヤ人(super saiyan)というのがお目見えして以降スーパーサイヤ人自体が売りになってしまったため増やすことが望まれたのであろう。スーパーサイヤ人が活躍することによってさらに作品が面白くなるので。
たしかにサイヤ人を増やすには子供という手しかなくうまい理由を作るにはブルマの存在を利用しなければならない。そもそもサイヤ人はサイヤ人襲来の際にラディッツが孫悟空を含めて4人しかいないといっており、孫悟飯がいても5人しかなることができずその後2人はいなくなるので残りは3人。悟飯がスーパーサイヤ人になるにも結構時間の経過が必要なので無理やりにでもスーパーサイヤ人は作りたかったのだろう。ということでタイムマシンを作れるという設定をブルマにつけてベジータとくっつけさせることにして、正当な理由でトランクスというスーパーサイヤ人を設定できたのかもしれない。
ちなみに余談ですがブルマはファミコンジャンプではタイムマシン作って主人公を過去に飛ばしてるんですが。
あ、これハリウッド映画「トランスフォーマー(Transformers)シリーズ(2007年〜)」で、登場するロボットが強くなればなるほど人間がゴミクズ化していくのと同じ現象?
それなら「実は弓が上手いだけのただの人間」ホークアイさんが何故かメンバーとしてちゃんと対等に頑張れてるアベンジャーズの方が正解?
これは案外難しい問題…