2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧
これまでの投稿の中で「究極の自由主義は専制の徹底によってのみ達成される」ジレンマは勢力拮抗によってのみ抑制可能としてきましたが、実際にそれが「東西冷戦」や「三国鼎立」の様な主権者間の実力拮抗によって達成された時期などほとんどなかったのも事…
かつて欧州アカデミズム絵画の世界においては「娼婦」も「黒人」もキャンバス上に登場させるのを禁止されていたといいますね。 そして現代社会においてはこれ? 「千葉」という単語の使用を禁止されたアクセスアップ。 pic.twitter.com/uLoaUmnkpK — zapa (@…
苦しみを酒だけで紛らわすと肝臓が壊れるし、友人に当たり散らせば関係が壊れるけど、酒を少し飲みながら友人に愚痴れば、肝臓も関係も壊さずに苦しみを紛らわすことが出来る苦痛からナニかに逃避し依存して最悪の結果になる原因は、依存や逃避ソレ自体の問…
「知恵が回るから生き延びる」ではなく「生き延びると知恵がつく」? それじゃ知性とは、インテリとは、まるで贅肉めいた代物という結論に… ソクラテスは一部の学者、あるいは技術者が、その専門的な知識の故に、一般的なこと、人生や国家社会の一大事につい…
Fish(魚)の定義はどの国でも多少は混乱している様なんです? イカ、子供の頃見た図鑑では、祖先は立派な殻つけてたのに、いつの間にか無くなってて「一体どうしたんだ」と思ってたが、最近読んだ本によると、殻付きのイカは、鯨の祖先に超音波ソナーで狩り…
いわゆる欧州封建制とは何かについて考える上で「なぜフランス騎兵は反省しなかったのか?」なる設問と同じくらい鍵となってくるのが「どうしてヴァロワ朝第9代フランス国王フランソワ1世(François Ier、1494年〜1547年、在位1515年〜1547年)は誰とでも同…
とっさに思い出したのがウイリアム・ギブスンの処女作「ホログラム薔薇のかけら(1977年)」の冒頭場面。「パーカーは暗闇に横たわり、ホログラム薔薇の千余の欠片を思い起こす。 ホログラムの特性からすると、あれを回収して光に当てれば、 かけらがそれぞ…
正直私が親米なのはアメリカが間違いなく曲がりなりにも民主主義と言論の自由を保障してる大国だからであって日本が米国から離れて中国と協力して安全保障を選ぶなら間違いなく中国の影響力は増大して日本の人権や言論の自由は間違いなく占領されなくても影…
男子が心の奥底のどこかで「ファム・ファタール(Femme fatale、運命の女。大抵は男性を致命的破綻に追い込む)」との邂逅を求めている様に、女子も心の奥底のどこかで「オム・ファタール(homme fatal、運命の女。大抵は接近相手を致命的破綻に追い込む)」…
かつてこういう投稿を積み重ねてきましたが、状況はいよいよ最終局面に差し掛かりつある様なんです? まさかここまで既存価値観の崩壊が進むとは… ガルパンの新作スマホゲー、開始した途端にいきなりこの会話でクラっと来たぞ! pic.twitter.com/fOCtfqVTof …
映画『リベリオン』だ。格闘技"ガン=カタ"が話題になる作品だけど「芸術」が禁じられた未来社会がテーマなんだよね。すべての戦争は感情の高ぶりから生まれる。文学も絵画も音楽も、人を感動させるものは危険であり平和のために取り締まるべきという社会。そ…
ここまでネットで話題になった以上、放置も出来なくて… しかし本当にネタバレになるのが怖くて何も語れない作品です。そこで今回はあえて「鑑賞者の頭の整理に役立つ抽象的な話」に専念する道を選んでみました。 「カメラを止めるな!」色んなメディアで『低…
人類の歴史を「集-立(Ge-Stell)システム(後期ハイデガーいうところの「特定目的達成の為に手持ちリソースの全てを総動員しようとする体制」の事。後期ハイデガーは(すぐに自己保全こそが目的となって本来の目的を忘れてしまう)その全てから脱却しなけれ…
そもそも「仮想化」とは何でしょう。例えば自動車運転の場合には「ドライバーが窓の外やミラーに映った景色にハンドルやブレーキやアクセスなどによって適切に反応する操作体系(効率化を図る過程で様々なメーター表示やギア / クラッチ操作といった中間概念…
それなりに長いこと「文章を読むこと」について職業的訓練を続けてきてわかったのは、どれほど知識が豊富でどれほど文章が上手くてどれほど訓練を積んだ人でも、書き手自身が読んだだけではわからない「よいところ」と「よくないところ」はたくさん、本当に…
これまでの投稿で述べてきた「総力戦体制時代(1910年代後半〜1970年代?)」の終焉過程を巡る重油な指摘… 例の「ツタヤ的空間」に代表されるような「いまどきオサレな空間」ってのは、ある意味トーキョーエリジウム的生活ライセンスを持った/持たされた人がた…
かつてこんな投稿をしてきましたが… こういう話も。 牛の博物館で発見した面白い展示 荷物背負った伝書鳩です。 なんかかわいいですよね。 説明書きによると、1950年代、家畜の人工授精に使われる精液を、この伝書鳩を使って飛ばしたそうです。後に冷凍保存…
宇宙戦艦ヤマトとキャプテンハーロック、同じ松本零士の作品なのに前者は滅私奉公物語で後者は個の連帯から生まれるアナキズム的な物語なの面白いと思う — しおばにら (@salt__vanilla) August 11, 2018 そしてフランス人は「キャプテンハーロック」や「ドラ…
ちなみにWikipediaにおける黎明期の歴史のまとめはこんな感じ。
これは本当に痺れるネタ… 2ページ目の「科学的な手法で道徳感情を増進することは、いまや私たちに課せられた義務」という力強いお言葉にシビれる。 / “飲めばモラルが向上するクスリ「道徳ピル」をご存じか(堀内 進之介) | 現代ビジネス | 講談社(1/4)”…
そもそもアナキズム(Anarchism、無政府主義)とは一体何なのでしょう? アナキズムを、生き方の立場にしてしまうと「狂い咲け」という、実に凡庸な、下らないものになってしまう。そのような「フリーダム」など、資本主義的自由のカテゴリーに吸収される代…
そして、まさに以下。 中国、アメリカ、オーストラリア、旧ソビエト連邦のように、特定の思想に基づいて作られた多民族の新しい国を実験国家と指します。民族や伝統が基本的に無く、グローバリスムや、共産主義、自由主義や人権主義などの机上の空論に極端に…
立憲君主制とは一体何か? まずは(以前投稿の機会を逸して以降放置してきた)以下の話題の蒸し返しから始めねばならない様です? チンギスハン曰く、「男たる者の最大の快楽は敵を撃滅し、これをまっしぐらに駆逐し、その所有する財物を奪い、その親しい人…
本当に言葉がないとは、まさにこの展開。 妻がいくら「やめて」と言ってもアダルトビデオを購入し、妻がいくら「やめて」と言ってもアダルトビデオを妻の前で見続けた66歳のアメリカ人男性妻に鉛玉2発をぶち込まれ死亡。合格だとおもう。合格な人生だとおも…
ブログというのは、自分の頭の中でループバックしてる主題を発見するのに適したメディアかもしれません。私の場合だと、例えば以下。 生物は、良い環境であれば繁栄はする。しかし、進化はしない。一方苦境は、生物の進化を生み出す。
ある意味、既に歴史のその時点において既に「共和国の安寧を破壊したい」というパルパティーンの最終目的は達成されていた様なものだった? ジェダイがパルパティーンを殺害出来た世界線裁判にかけずに政府の長を殺害し、力で元老院を支配下においたジェダイ…
何かとネタにされるアクアマンさん… 原作「火星の人」ではマーク・ワトニーの宇宙飛行士の素質としてユーモアが挙げられている飛行士訓練で長期間の「孤独」を体感する訓練でのセラピーでは、「魚と喋れるアクアマンがクジラと話せるのおかしくない?」とセ…
そういえば江戸川乱歩が1930年代に発表した通俗小説にも「火星の大運河」の話が出てきたりします。記憶によれば確か「暗黒星(1939年)」辺りにも…あれ、記憶違い? 江戸川乱歩「暗黒星」(講談社文庫) というわけで、火星大接近を記念して、1935(昭和10)…
60年安保の直後に撮影された東映特撮怪獣映画「モスラ(1961年)」 … 「事象や言語ゲームの地平線としての絶対他者」がその座に留まり続けるのは、あくまでその振る舞いがどうやっても既存常識の範囲に収まってくれない、すなわち予測が次々と裏切られ続ける…
「流通網が全世界を網羅した」商業至上主義時代の貿易戦争は、思わぬ範囲に思わぬ影響を及ぼす様です。 米中貿易戦争が始まる以前には、米国の豚肉加工企業が輸出する豚の足や頭部の9割が、中国・香港市場向けだった。なぜなら、他のどの国よりも高い価格で…