この考察を契機に二項式「多態化(polymorph)」と「単体化(monomorph)」を対とするベクトル概念を思いつく。
今回の投稿の発端は以下のTweet。
この話で思い出した「tumbr大粛清(2018年)」の一幕。 https://t.co/bmlOSQqNUL
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年7月31日
「ポルノ規制」によって過去投稿の3/4を失った我ら政敵アカウントの大半がまとめて自動的に休眠状態に陥ると、残された似非リベラルや似非フェミニスト系のアカウントは、まず「政敵に親和的だった裏切り物アカウントの粛清」に邁進。同時に共通敵を喪失した当然の帰結として内ゲバ状態に突入。 https://t.co/znKxwcPeGK
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年7月31日
ほどなく「誰が発言してもワラワラとか罵詈雑言を投げつけるアカウントが現れてアカウント削除に追い込む修羅空間」と化し、休眠アカウントの気にいらない過去投稿への削除要請が日課となる。この状態がどれくらい続いたか不明だが、むしろこの時期に似非リベラル/似非フェミニスト系は全滅。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年7月31日
一体何がいけなかったのか? 皮肉にもそうなった理由について、まだ正気だった頃の彼らはちゃんと気付いていたのです。https://t.co/rzsomMTJli
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年7月31日
引用文にある通り、tumbr全盛期(2010年代前半)における表現規制派と表現規制反対派は(様々な失敗があったにせよ)ヘイズ・コードは不毛な禁止条項だけでなく「(ギャングやその情婦の生き様でなく)幸福な結婚や家庭生活を称揚せよ」なるポジティブ指針も備えていた事から…
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年7月31日
それを遵守しつつ商業的成功も収めた「フランク・キャプラのスクリュー・コメディ」や…https://t.co/pP8wabAqLf
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年7月31日
ウォルト・ディズニー「白雪姫」の様な作品の輩出に成功したという結論に到達したものです。https://t.co/oSEOsSB1oD
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年7月31日
真逆の話にならない暴走例が大日本帝国の特高警察。設立早々に共産主義思想といった国体を揺るがす危険思想を狩り尽くしてしまうとリストラの危険にさらされ、それを払拭すべく大本教の様な宗教団体、文壇、市民生活統制と手を広げていきます。狼が生活不安を払拭する為、牧場経営に手を出す感じ?
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年7月31日
近代数学はルネサンス期イタリアで複式簿記が広まり、宗教戦争時代に期間会計の概念が不可欠になって始まったといわれてますが、様するに「等比数列」すなわち現在を1と置き、過去から現在にかけて(0→1)あるいは現在から未来にかけて(1→♾️)への増分が何倍、あるいは何分の1になるかが重要に。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年7月31日
要するに「毎期元手をどうやって増やすか工夫する」資本主義原理そのものという訳ですが、坂口安吾「日本文化私観(1942年)」によれば大日本帝国は特高警察だけでなく臣民あまねく「一切の非を排除した空隙こそ安寧」なる禅めいた妄想に憑依されていた模様。https://t.co/o6KJNmw6Ty
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年7月31日
坂口安吾の論は強烈で、資本主義的発展は「ユニークな俗悪」すなわち、宰相ニコラ・フーケの豪邸に嫉妬してヴェルサイユ宮殿を建築した太陽王ルイ14世や、三十三間堂を囲む太閤塀を築造させた太閤秀吉の様に「躊躇う事なくあらゆる駄々をこね続ける狂的意欲」に牽引されるが…https://t.co/jmhvVg63uQ
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年8月1日
伝統的に禁欲と修身の末に俗世を離れた禅的空中楼閣に到達する事を理想視してきた日本人の感性はこれを拒絶。ところで、ここでいう「ユニークな俗悪さ」は、その発露によって信者を獲得してきた大本教も持ち合わされおり、そこを特高警察に突かれた可能性を示唆する。https://t.co/8GacSoQlwn
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年8月1日
「本当のあるべき資本主義的発展とは何か?」なる深遠な本質論はさておき、谷崎潤一郎「黄金の死」江戸川乱歩「パノラマ島奇譚」および三島由紀夫のディズニーランド論と同じ系譜に属する考え方。さらにはゾンバルト「恋愛と贅沢と資本主義(1912年)」に接続?https://t.co/9N5gdlSQ68
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年8月1日
そんな感じで以下続報…