「混沌の1970年代」が「軽薄の1980年代」に至るプロセスにおいて、このバンドのこの曲について触れるのは避けられないかもしれません。
続きを読む日本の ロックバンドであるザ・スターリン(THE STALIN)のメジャー1枚目のシングル。1982年7月1日に 徳間ジャパンのクライマックスレコードから発売された。
既にインディーズにおいて過激な歌詞やパフォーマンスで知られていたザ・スターリンのデビューシングル。アルバム『STOP JAP』と同時にリリースされた。
- インディーズ時代には「主義者(イスト)」というタイトルで演奏されていた。曲の内容は世のあらゆる「〜主義者」と呼ばれる人間を皮肉を込めて糾弾したもので、ハードコア・パンクに通ずる音楽性を持っていた。
- 曲中のサビ部分である「吐き気がするほどロマンチックだぜ」のフレーズが有名となり、過激なステージパフォーマンスと相まって「パンク」のイメージの一部を作り上げた。
- また、当時としてはあまり一般的ではなかったPVも制作されており、映像作家である石井聰亙が監督を務めている。
B面曲はアメリカのロックバンド、ザ・ドアーズの楽曲「ハートに火をつけて」のカバー曲。ボーカルの遠藤によって和訳された独自の歌詞で歌われている。