諸概念の迷宮(Things got frantic)

歴史とは何か。それは「専有(occupation)=自由(liberty)」と「消費(demand)=生産(Supply)」と「実証主義(positivism)=権威主義(Authoritarianism)」「敵友主義=適応主義(Snobbism)」を巡る虚々実々の駆け引きの積み重ねではなかったか。その部分だけ抽出して並べると、一体どんな歴史観が浮かび上がってくるのか。はてさて全体像はどうなるやら。

「Romanticist」は何時和製英語「ロマンチスト」に変貌を遂げたのか?

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混沌の1970年代」が「軽薄の1980年代」に至るプロセスにおいて、このバンドのこの曲について触れるのは避けられないかもしれません。

THE STALIN「ロマンチスト(1982年)」

日本の ロックバンドであるザ・スターリン(THE STALIN)のメジャー1枚目のシングル。1982年7月1日に 徳間ジャパンのクライマックスレコードから発売された。


既にインディーズにおいて過激な歌詞やパフォーマンスで知られていたザ・スターリンのデビューシングル。アルバム『STOP JAP』と同時にリリースされた。

  • インディーズ時代には「主義者(イスト)」というタイトルで演奏されていた。曲の内容は世のあらゆる「〜主義者」と呼ばれる人間を皮肉を込めて糾弾したもので、ハードコア・パンクに通ずる音楽性を持っていた。

  • 曲中のサビ部分である「吐き気がするほどロマンチックだぜ」のフレーズが有名となり、過激なステージパフォーマンスと相まって「パンク」のイメージの一部を作り上げた。

  • また、当時としてはあまり一般的ではなかったPVも制作されており、映像作家である石井聰亙が監督を務めている。

B面曲はアメリカのロックバンド、ザ・ドアーズの楽曲「ハートに火をつけて」のカバー曲。ボーカルの遠藤によって和訳された独自の歌詞で歌われている。

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「全日本人が自発的に全財産を放棄し、歓喜しながら拷問と輪姦を受容し最後の一人まで絶滅し尽くすまで人種平等の理念は回復されない」なる思考様式について。

掲題の様な思考様式の人間に一度も接した様な人間は幸せなのだと思います。まぁ同じくらい「それが全ての中国人や韓国人の基本的感情」と信じ込んでしまうのも、またそれはそれで馬鹿らし過ぎる反応だったりする訳ですが。

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そもそも「力の均衡(Balance of power)を背景としてのタフ・ネゴシエーション」があらゆる交渉の基本となるのが大陸的思考様式の基本。

そう割り切って如何なる過激なプロパガンダにも動じない様になれば「何があろうと決して頭を下げず、隙あらば本当に言いたい放題」なる基本的スタンスも客観的に俯瞰可能となったりもします。

勢力均衡 - Wikipedia

19世紀以降、欧州の国際秩序を維持するために各国間の軍事力に一定の等質性(パリティ)を与えることにより、突出した脅威が生み出されることを抑制し、地域不安や紛争の誘因を低下させることを目的として考案されたバランス型の秩序モデル。

  • 特に勢力均衡を国家戦略として用いたのが「大英帝国」と呼ばれた時期のイギリスであり、イギリスの基本的国益である独立と貿易の安定化のために、交易国たる小国の独立維持に積極的関心を強めた。イギリスは小国の独立を脅かす国はすべて敵国であるという姿勢で臨み、そのため、勢力均衡のためには自国の軍事力を高く維持するという独特な勢力均衡政策がとられたのである。

  • 19世紀のイギリス外相であったジョン・ラッセル勢力均衡について、ヨーロッパでは要するに数か国の独立を意味すると述べている。均衡関係とは必ずしも友好関係の有無やその程度を示すものではないが、このラッセルの認識は自国の存立や国益の確保のみならず、近隣諸国との相互に等質性そのものに意義を置いていることがわかる。この勢力均衡が安全保障の主流であった時代においては、世界における安全保障の中心はあくまで自国の国家、国民、領土、そして国益の確保を主な使命とする個別安全保障にあった。

  • ヨーロッパにおいては文化的統一性や武器による殺傷能力の限界から勢力均衡が戦争の激化を避けるに至っていることから、勢力均衡体制は当時の政治家、外交官、国際法学者の間では評価されたモデルである。

最も勢力均衡の基礎となったのは、三十年戦争(1618年~1648年)の講和条約であるヴェストファーレン条約(1648年)によりもたらされたヴェストファーレン体制である。この体制は、19世紀に入りナポレオン戦争(1803年〜1815年)によって完全に瓦解するものの、勢力均衡の基本的な枠組は、ウィーン体制(1815年〜1848年)などに継承されている。 

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【北朝鮮核武装】【いきものの記録】【銀輪部隊】「ヒヤリハット状態」コモデティ(日常品)化の暗黒面?

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これまでの投稿の参照のされ方を見ても、世間の関心はこういう方向に集中しつつある様です。とはいえ現実社会の変遷はもっと複雑怪奇とも。

「数値化」によって理論上全てがコンピューターで計算可能となった事は、対価として新たな問題を浮上させた。

  • 公害による環境破壊や資源枯渇といった「数値化に際して視野外に置かれた要素」が数値そのものに与える影響の表面化。

  • HFT(High Frequency Treading)やアルゴリズム取引の暴走といった「数値処理をコンピューターに任せる事」そのものが潜在的に抱える危険性。

こうした問題への対応はどうしても後手後手に回らざるを得ないのが 「利点(長所)」に対する「欠点(短所)」といえよう。

 経済分野には「トリケルダウンなど空想の産物に過ぎず、実際に観測された事など一度もない」と主張する頑固党が存在しますが、コンピューター分野や核兵器やロケット開発分野における「技術のコモディティ化」まで否定する人はそうそういない感触です。だから鳥取県の年間予算規模の北朝鮮が核ミサイルを開発出来ちゃったりもする訳なんですが。

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まぁ、こっちはこっちで「北朝鮮の脅威なんてアメリカ政府と日本政府がナチスを超えた独裁を完成させる口実に広めてる公定フェイク・ニュースの一つに過ぎない」と主張してる頑固党が存在する訳ですが。
*そして実際、少なくともトランプ政権やロシアや中国共産党が平然と公定フェイク・ニュースを撒き散らすのを戦略の一環としている事実は割と動かない。「北朝鮮の脅威そのもの」がフェイク・ニュースかどうかは別として。

そもそも、こうした「ヒヤリハットの時代」はどうやって幕を開けたのでしょう?

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【ネタバレあり】「ひるね姫」観てきました⑥ 改めて「21世紀における親子の絆」論に立ち返る。

実は神山健治ひるね姫〜知らないワタシの物語〜(小説版)」、個人的には非常に気になった作品だったりします。多くの賛同者同様、エンディングを眺めながらつい涙ぐんでしまいましたし。むしろだからこそ、この作品に同時につきまとう「違和感」の正体を本気で突き止めようと思い立ったとも。

それで思い出したのが、フランシス・コッポラ監督映画「地獄の黙示録(Apocalypse Now、1979年)」作中におけるとあるエピソード。

.no one has ever looked so dead
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【君の名は】国際SNS上の関心空間上では「聲の形」の方が人気?

国際SNS上の関心空間ウオッチの醍醐味は、Amazonリコメンテッド的「この商品をチェックした人は、この商品もチェックしています」情報のフィードバックが全体展開を牽引していくダイナミズムな展開。

最近でいうと米国での封切りを皮切りに今頃、新海誠監督映画「君の名は」のそれなりのブレイクがありました。

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ただ正直、原作発表段階で回覧数5桁の嵐を達成してる「聲の形」超えは難しくなってきた感も?

★ FLY HIGH!! ★

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【フランス大統領選】フランスにおける現状維持派(漸進派)と現状懐疑派(急進派)の対立はどうなる?

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 海外では政治的態度の左右を問わず「現状維持派(漸進派)」と「現状懐疑派(急進派)」への二分化が進行してる模様。

皮肉にも日本で追随する動きが見られないのは「極右と極左の直接抗争が連日の様にニュースを賑わせ続ける」展開が存在しないからとも。

「現状懐疑派」最大の武器は「執拗に繰り返されて行く徹底的なまでの世代再生産性」とも。まさしくタルド模倣犯罪学の世界。彼らは幼少時から「何を目的に生きるべきか」「何を格好良いと思うべきか」親世代から徹底して叩き込まれるのです。

Hail Columbia — Lone protester stands in front of the United...
*トランプ大統領就任式に反対するデモ隊の子供。赤ん坊の頃から無数のデモに参加してきた「歴戦の勇士」で、自発的に「プラカードに何か書いて掲げる行為」に夢中になっていったという。

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(韓国聯合ニュース2017年4月26日)2017年4月19日、ソウルの日本大使館前で慰安婦問題に関する日本政府からの謝罪などを求め毎週水曜に行われている「水曜集会」に、韓国の小学生らが参加した。

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19日午前、韓国挺身隊問題対策協議会が主催した1279回目の水曜集会に教師らとともに参加した小学生らは、画用紙などに色とりどりの文字で訴えを書いた手作りとみえるプラカードを掲げ、慰安婦像の周辺に陣取った。写真で報じられた現場の様子を見ると、子どもたちが手にしている紙には「日本政府は過ちを認めろ」「日本はすぐに謝れ!」「良心+法的責任があるなら謝れ!」「金が謝罪とでも言うのか?」「日本は真実を言え!」など日本への厳しい声や、「おばあさんに希望を」「花のようなおばあさんを応援します」と元慰安婦の女性らへの応援メッセージが書かれている。

これらの写真は韓国のネットユーザーの大きな反響を呼び、記事には「意識あるわれらが子どもたち、とても誇らしいよ」「感心だし、じーんときた。一日でも早く正式な謝罪をしてほしい」などのコメントが多数寄せられている。また、「韓国外交部は小学生たちより駄目だ」「大人よりしっかりしてるね」「君たちは朴槿恵(パク・クネ前大統領)より立派だよ!」として子どもたちを称賛する声も目立った。
*こうして「幼少時より英才教育を受けてきた子供達」は(日韓掲示板などで観察する限り)概ね「韓半島から黒人や東南アジア人やイスラム教徒の薄汚い血を除去して、韓国人だけの韓国を取り戻せ!!」と日頃から声高に叫び続ける愛民青年に育つ様である。そうした話を日本で言い広めてるのが以前から「韓国と日本の分断を狙ったホワイト・プロパガンダ記事」をバラ撒いてきたレコード・チャイナである事まで含めて実に興味深い展開といえる。

代わりに日本ではネット上において「無数の落ち着いた議論」が交わされる展開に。

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ナショナリズムの歴史外伝③ 日本で「コロッケ」「メンチカツ」と呼ばれるコスモポリタン料理

御存知でしたか? 高尾じんぐの漫画「くーねるまるた(2012年)」の第一回に登場した「干鱈(Bacalhau、バカリャウ)のコロッケ」には重要な秘密が隠されていたのです。一言で言うとそれは「コロッケであってコロッケではない」存在だったのです…

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「駄菓子ノリ」の興味深い点、それはどれだけ国際的に展開してもその泥臭い個別性(ナショナリズムの素)から決して離れず、グローバルスタンダードを形成しない点にあります。そして同様の傾向が世界中の「コロッケ文化」に見て取れるのです。

そもそも日本の「コロッケ文化」の根底にあるのはこれ。

Q:なぜ肉屋で、コロッケを売るのですか? 肉と、コロッケは、何の関係が有るのですか? 日本で最初に、コロッケを、売り始めた肉屋は、何処の肉屋ですか? ルーツを、教えてください。

A1:銀座のチョウシ屋が 最初に 肉入りコロッケを 作ったと聞いてます。昭和2年(1927年)の事だそうです。なお 大正9年(1920年)には「今日もコロッケ 明日もコロッケ…」という歌が流行。それ以前から コロッケは 家庭料理として 定着していたようです。

A2:安い物を店頭に置けば、例えばその日は肉を買ってくれなくてもコロッケを買いにお客さんは来る 昔はコロッケに肉を入れるのはあまりやらなくて、屑肉でもていねいに処理して挽き肉やコロッケより高いメンチカツにしてました。コロッケの中の黒いのはジャガ芋の皮とかだったりね、ただ肉屋は売れない脂が出るので、それを揚げ油にすると肉の香りがつくので肉屋のコロッケはウマイのです。

A3:肉屋では、毎日大量の肉を捌きます。そうすると、絶対に売り物にならない屑肉が出ます。この屑肉はミンチになりますが、ミンチは他の肉に比べて鮮度の劣化が早く、また、衛生上問題なくても変色すると商品価値はなくなります。これを無駄にしないよう、やはり安価なジャガイモと一緒にコロッケにし、また揚げ油も豚肉を加工する際にできるラードを使うことで、商品として成立させることができます。寿司屋で魚のアラを煮物や味噌汁にするようなものですね。

 さらには問題を複雑化させるのが、この状況。

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そう、主要材料は小麦粉、豆類、馬鈴薯辺りなのですが、それが「具」に投入されるか「皮」に投入されるかなどが地域によって変わってくるからややこしいのです。

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