諸概念の迷宮(Things got frantic)

歴史とは何か。それは「専有(occupation)=自由(liberty)」と「消費(demand)=生産(Supply)」と「実証主義(positivism)=権威主義(Authoritarianism)」「敵友主義=適応主義(Snobbism)」を巡る虚々実々の駆け引きの積み重ねではなかったか。その部分だけ抽出して並べると、一体どんな歴史観が浮かび上がってくるのか。はてさて全体像はどうなるやら。

2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧

澪標(watermark)としてのエロス(Eros)とタナトス(Thanatos)

以下の投稿で描き切れなかった部分の補足。 要するに「セカイ系作品評論」からこのファクターを(とりあえず一旦は)外してみたかったのです。「現実の若者の若さ(馬鹿さ)」に憎みながら依存するニューアカ系アプローチなんてとっくの昔に滅んでるし。 セ…

「スペースオペラ復権」という歴史イベントについて

「血湧き肉躍る」スペースオペラの復権が「スターウォーズ(STARWARS 1977年)」で果たされたのは有名な話ですが、それでは当時の予告編を見てみましょう。

「セカイ系」と「ハレム系」の起源①「人形系」としてのドイツ・ロマン主義とグラン・ギニョールと日本無残絵

私の中で「フェリーニのカサノバ(Casanova Di Federico Fellini、1976年)」は「Clockpunkの代表作」という位置付けの作品です。 何が壮絶って「いかがわしさや馬鹿らしさと紙一重の若さ」を剥き出しの状態で提示する一方で「いかなる雄弁にも派手な装飾に…

ジブリの源流は米国?

割とアメリカ人は普通にそう考えてたりします。beautiful people 実際、ジブリの母体は米国においてハンナ・バーベラ・プロダクションの下請けとして「海底2万マイル(20.000 Leagues Under The Sea,1972年)」の製作を、ランキン・バス・プロダクションの下…

左翼陣営内における「政治派」と「文化派」の分裂を阻止してたかもしれない「風の谷のナウシカ(1984年)」

正直、以前から私の1980年代理解には至ってない部分があるとは感じてました。 何しろ、とっさに列記可能な「当時あった出来事」もこの程度ときています。

飛騨女(ひだにょ)物ではないが、飛騨物ではある「ひぐらしのなく頃に」

昔、スキー旅行で知り合いの所有する北海道の山奥の別荘に泊まった事があるのですが 「こんな歴史の浅い場所だと、雪に閉じ込められて怖い思いをしても、思いつくのが怪談じゃなくてアメリカ式に野生動物や猟奇殺人鬼の徘徊になっちゃう」と笑ってました。そ…

20世紀日本のエンターメント業界を導いた「映像の魔術師」について。

実は新海誠監督「君の名は。(2016年)」を鑑賞して「現代性」を感じたのは「1ヶ月に渡る男女身体交換の話」なのに「女性の生理」に関する言及が一切なかった事でした。 大林宣彦監督作「転校生(1982年)」なんて、予告編にでまで言及されるほど重要な主題…

「国際SNSの関心空間化」なる新トレンド

1990年代から2000年代にかけての文化変遷はインターネット世界における技術革新(innovation)と不可分の関係にあります。そう、ちょうど映画史の時代区分が「劇場で放映可能となったか否か」「サイレントかトーキーか」「モノクロかカラーか」といった技術…

【ネタバレ】「飛騨女(ひだにょ)物」としての「氷菓」「君の名は」

以下は映画「君の名は」を鑑賞済みで小説版もスピンオフ小説版も読破済みの方だけがご覧下さい。もし間違ってたらご指摘頂けると幸いです。 ここでいう「飛騨女(ひだにょ)物」とは、何よりもまず(時空間を超越して作品を残す)飛騨匠を重心に配した物語。…