難航してる「天使の子」関連まとめ に組み込まれるかもしれない材料の一つ。
マルティン・クーニーっていうドイツの偽医者がおってんな
— あーつ (@blackflagcrz) October 17, 2019
未熟児の為に保育器を開発して赤ちゃんともども見世物にしてアメリカを中心に世界を周った人
保育器をヨーロッパで広めた高名なフランス人医師の後継者だと自称してたけど全く証拠がないし後に医師の資格すらないこともわかってる pic.twitter.com/FX5FWFDQMS
なんでそんな事してたのかやけど
— あーつ (@blackflagcrz) October 17, 2019
彼の生きた19世紀後半は未熟児として生まれた子はそのまま育つことがないのが常だったから家族に諦められて医師に渡されてたんやね
そして医師がマルティンに未熟児を渡す
彼は保育器の宣伝のために赤ちゃんを並べたツアーを始めてん
当時未熟児は遺伝的に劣ってると思われててんね
— あーつ (@blackflagcrz) October 17, 2019
彼はそれが受け入れられなかった
見物料一回25セント
彼はそのお金を使って未熟児たちのケアを熱心にやるわけよ
保育器一つ赤ちゃん一人につき現在のお金で一日4万円ぐらいの大金が掛かるからとにかくお金が必要だった
両親たちからは一切治療費を取らなかった
— あーつ (@blackflagcrz) October 17, 2019
また看護師たちが母乳育児の初期の擁護者であるとして飲酒喫煙をすると即解雇
同業者たちからはショーマンだ倫理的にどうなのかとして猛批判をうけたけどまともな治療法があるならやめるわいと彼は完全無視
未熟児たちの命を諦めず結果的に約6500人の赤ちゃんが育って両親のもとに帰された
— あーつ (@blackflagcrz) October 17, 2019
1940年代頃にはショーの新鮮味はなくなり客は来なくなったがその頃になると他の病院も未熟児のケアと治療に本腰を入れだしていた pic.twitter.com/fpFeGnubRX
最後彼は一文無しで亡くなってしまったんやね
— あーつ (@blackflagcrz) October 17, 2019
こういう人がおったんやなといろいろ考えるところがあったよ
この分野は当時フランスを中心にヨーロッパが進んでたんだけどアメリカではほぼ難しい状況で彼は海外の高額ケアを受けられない家庭の赤ちゃんを中心に引き受けてた
— あーつ (@blackflagcrz) October 18, 2019
人種や階層にも一切こだわらず、これは当時では本当に珍しいことだったんだね
余談だけど院を卒業した2歳の子供の誕生会に他の卒業生たちと参加したり小売に務めた卒業生から買い物してトップセールス賞を取るのを手伝ったりした話もあったわ
— あーつ (@blackflagcrz) October 18, 2019
ブラックジャックみたいですね。一見人道的じゃないように見えて真面目に命を救っている。
— Maki (@maki_tora_) October 18, 2019
最後が切ないです。彼のおかげで助かった子供たちや親は何もしなかったのでしょうか?一般人の寄付程度では足りないほどのお金がかかったのかな。
そこは不明ですが彼の葬儀には新聞で知った彼の保育器で育った子供たちが参列していますね
— あーつ (@blackflagcrz) October 18, 2019
深く感謝していると語っています
良かった一人きりで亡くなったわけではないんですね。
— Maki (@maki_tora_) October 18, 2019
子供達が見送ってくれたならきっと幸せな最後だったと思えます。
素晴らしい話をシェアしてくださってありがとうございます。
詐欺スレスレだったが、それで救われた人もいたという話…