そのそも所謂「メイド服」の起源は産業革命期の大英帝国に出稼ぎに来ていた東欧系少女達の民族服。当時の英国がレース編み工程の工業化に成功して劇的に価格が下がったので成金達がこぞって召使の服をそれで飾り立てたのが起源といわれてますね。
アーサー・C・クラークが友人から「古代はよかった、何でも奴隷にやらせれば良くって」と言われて「我々の大半が、当時ならその「何でもやらされる」奴隷側だった時代でもあるんだが?」と言い返したエピソードを思い出しました。ちなみに産業革命時代の労働者家庭は共働きが多く、家事や子育ては同居している「ばあや」に任せていた模様。先立たれていた場合には老人ホームを訪れ「比較的質の良い代替品」を仕入れていたとか。もうそれ自体がドラマのネタになりそう?
満州にいた頃のうちのメイドさん達だけど当時、中国人のメイドさんは洋服だったけど日本人は着物だったんだそうだ。 pic.twitter.com/gb9xyWPnia
— 阿部隆史@ジェネラル・サポート (@GS_abetakashi) October 25, 2019
メイドと言えば「美少女がピラピラした服をきてるもの」と思ってらっしゃる方が多い。
— 阿部隆史@ジェネラル・サポート (@GS_abetakashi) October 27, 2019
ところが実体はさに非ず。
採用担当者は祖父ではなく祖母なのである。
当時の祖母は美少女が好きだったであろうか?
否!
ピラピラした服を着せたいと思っていたであろうか?
これもまた否!
掃除、洗濯(続) pic.twitter.com/GjYeXcAkaU
、料理が出来て手癖が悪くなく同僚と仲良く出来るなら合格。
— 阿部隆史@ジェネラル・サポート (@GS_abetakashi) October 27, 2019
御面相は「男性に好感を持たれ過ぎるくらい」だと不合格で「みっともなくはない程度」ならばそれで宜しい。
そうそう、裁縫も重要だよ。
右端でレース編みをしてる祖母の左にいるのはメイドさんなのだ。
昔、祖母は僕に言ったものだ(続) pic.twitter.com/syPJ5r1DPW
「掃除は女中のする仕事ですから私はしません、ただし!一番早く起きて皆が使う便所の掃除だけは私がします、それで充分なのです」
— 阿部隆史@ジェネラル・サポート (@GS_abetakashi) October 27, 2019
祖母は中国人の掃除メイドがたくさん居るのは好まなかったから当時は珍しいドイツのジーメンス製電気掃除機を買って人員を削減したよ。
それは緑色で日本に帰国(続)
してからも僕が高校生だった頃までは使用可能だった。
— 阿部隆史@ジェネラル・サポート (@GS_abetakashi) October 27, 2019
改築した時に捨てちゃったけど。
最終的にメイドさんは日本人4,5名に中国人が乳母の他4,5名だったそうだ。
ちなみに皆が憧れるメイドさんに相当するのはウェイトレスさんもしくは女給さんなのである。
これは若くて美しくピラピラ(続)
してなければ紳士方が店にやって来ない。
— 阿部隆史@ジェネラル・サポート (@GS_abetakashi) October 27, 2019
この場合、質実剛健では困るのだ。
メイドさんの採用担当者が奥さんではなく旦那であれば美少女メイドが存在する場合もあるが...
その場合は別の採用枠で雇用される事が多いであろう。
家中に立場の曖昧な者が居るのは好ましくないからである。 pic.twitter.com/bwK5UhS0Nv
「女中」をうまく使うノウハウも持っているのが「主婦」「奥様」。内女中と〈それ以外〉の違いも世帯の規模その他によっては。女中か手癖悪いものというのは割と「常識」でもあったようで。 https://t.co/ju3UKU0Y7U
— king-biscuit (@kingbiscuitSIU) October 27, 2019
僕には妻も女中もいないからお祖母ちゃんに教わったノウハウはまったく無用の長物となったよ。
— 阿部隆史@ジェネラル・サポート (@GS_abetakashi) October 27, 2019
役に立ったのは母から教わった料理、洗濯、裁縫術だけだ(笑)
僕の手癖?
時々、冷蔵庫でつまみ食いするなあ。
こういう話も。
赤とんぼ、あれ作詞者が龍野藩家老の家柄で大学予備門にいっていて『15で嫁に行ったねえや』とかいない上流元士族だと知った時の裏切られた感がひどいw
— 阿羅本 景@🍺『エクストラ・フォーリン・エールワイフ』LINE文庫エッジで発売中 (@aramotokei) November 22, 2019
「ねえや」は女中のことではないのか、という指摘がありましたが、わしゃ女中のおるような暮らしはしとらんかったから、子供時代は姉のことだと思ってたわいな、と。
— 阿羅本 景@🍺『エクストラ・フォーリン・エールワイフ』LINE文庫エッジで発売中 (@aramotokei) November 22, 2019
「丁稚」が男子なのに対する女子の呼び名が「ねえや」ですから「女中」に相当する男子は「手代」じゃないですかね?
— 亜留間次郎 (@aruma_zirou) November 22, 2019
まあ、安田財閥みたいに50代の重役になっても丁稚とか奉公人と呼んでいた組織もありましたし、
日本で三番目の女性博士で元祖リケ女の加藤セチ博士も理研でねえやと呼ばれてたし…
高校の国語の先生もその解釈してました<「ねえや」は女中のこと
— 西方政府軍兵士@ノクターンノベルズ&セルバンテス (@Lkpi8dEIKmF7bi1) November 23, 2019
富裕層の家に居た「ねえや」とは義務教育すら受けられずに小学生のうちから働かされて結婚できる年齢になると仲人料を取って嫁に出して解雇してしまう実質的な児童奴隷のことですから。
— 亜留間次郎 (@aruma_zirou) November 22, 2019
だから後の時代では女中さんは「ねえや」と呼ばれるのを嫌がりました。
……それはそれでなんというのか、うむむw
— 阿羅本 景@🍺『エクストラ・フォーリン・エールワイフ』LINE文庫エッジで発売中 (@aramotokei) November 22, 2019
ウチには15で嫁の貰い手の無い農家の娘が毎日の食事と年二回夏と冬の着物だけくれたら給料とかいらないから働かせてくださいという雇用条件のメイドさんがいたんだが、最近になって90歳過ぎて死ぬまでウチに居ました。
— 亜留間次郎 (@aruma_zirou) November 22, 2019
昔の雇用はそのレベルが普通にいたんですよ。
さすがに高度成長期以降は給料払ってたんだけど、死後整理で預金通帳みたら毎月の給料の振り込み以外の記録が無く、半世紀もの間一円も使ってなかった…
— 亜留間次郎 (@aruma_zirou) November 22, 2019
本当にウチの事以外にやることも行く場所も無かったんだなって思った。
「働けど働けどなおわが暮らし楽にならざりぢつと手を見る」は石川啄木は当時の平均賃金の10倍以上の収入があっても借金して浅草で娼妓と遊んで貧乏と言い張っていた時に書いたんですよね…
— 亜留間次郎 (@aruma_zirou) November 22, 2019
この辺の元祖は山上憶良ですよね、高級官僚……
— 阿羅本 景@🍺『エクストラ・フォーリン・エールワイフ』LINE文庫エッジで発売中 (@aramotokei) November 22, 2019
突然レスすみません。その「ねえや」は本当の姉ではなく、貧しい家から子守や女中としてやってきた女の子の事らしいので、彼にはそのような人はいたと思います。
— てぽ 【オカメインコはノーマルが一番】 (@teppooo) November 22, 2019
こちらもご参考ください。https://t.co/rUXFCqBKkI
— てぽ 【オカメインコはノーマルが一番】 (@teppooo) November 22, 2019
その子守が三番に登場している「姐や」です。これを自分の姉さんと思っている人もいるようですが、子守として雇われていた「姐や」(少女)のことで間違いありません。
更に、その雇い主が嫁ぎ先の面倒も見ていたとの事で、あのような歌詞となります。
— てぽ 【オカメインコはノーマルが一番】 (@teppooo) November 22, 2019
宮沢賢治の家があの当時に妹を岩手から東京の女子大に進学させられるほど裕福だったと知ったとき並みのの裏切られ感ww
— J Kassy (@kassy1069) November 22, 2019
いや、あの時代にそこそこ教養あるって九割元士族w
— はるなん@似非外国人 (@harunan5555) November 22, 2019
国際SNS上の関心空間における匿名女子アカウントの多くは(政痴の多いウルトラ・フェミニズム集団から蛇蝎の様に嫌われていた)第三世代フェミニズム支持者で、彼女らの多くが「メトロイド(Metroid,1986年)」 の「パワードスーツ戦士」サムス・アランに敬意を表していたのを思い出します。
20世紀後半になって女性解放が急激に進んだのは家事が大幅に自動化され、建築業や運輸業や製造業の現場に重機やフォークリフトや牽引車やCHS(コンテナ・ハンドリング・システム)や大型トレーラーが行き渡って職業選択の幅が広がったせいという認識がちゃんと継承されているのですね。「だから彼女はメトロイドを殲滅出来なかったのだ。私だって同じ立場ならそうしたろう」。いや、その考え方は考え方で何というか…