諸概念の迷宮(Things got frantic)

歴史とは何か。それは「専有(occupation)=自由(liberty)」と「消費(demand)=生産(Supply)」と「実証主義(positivism)=権威主義(Authoritarianism)」「敵友主義=適応主義(Snobbism)」を巡る虚々実々の駆け引きの積み重ねではなかったか。その部分だけ抽出して並べると、一体どんな歴史観が浮かび上がってくるのか。はてさて全体像はどうなるやら。

【雑想】「アフガン航空相撲」から「勧善懲悪相撲」へ?

オリジナルはこういうネタ。初出2002年

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そもそもこの人物は(アフガニスタン南部に割拠し、国民の45%程を占めるパシュトゥーン人の支持に支えられる)ターリバーンに対抗すべくタジク人ウズベクハザーラ人が結成した北部同盟の政治家であり、その死も両者の暗闘の一環だったという次第。

この様にパシュトゥーンの後背にはパキスタンタジク人の後背にはタジキスタン(民族というよりモンゴル帝国時代から続く中央アジア形統治体制=テュルク=タジク・システムにおいて伝特的中央宮廷への官僚共有と地方行政を担ってきたオアシス都市などの在地有力者網という式際が強く、外国人支持層もそれだけ厚い)、ウズベクの後背にはウズベクスタン、ハザーラ人の後輩にはイラン(同じシーア派で、ハザーラ人はイランにも住む)が控えています。

  • あくまで妄想ですがハザラ人(Hazaragi。チンギス・カーン爾来のモンゴル系とも)と古代国家ハザール(Xazarlar, 7世紀~10世紀。カスピ海北部からコーカサス黒海沿いに栄えた遊牧民族国家)の間に何か関係はないの?

  • それぞれの影響力の規模は様々ですが、こうした複雑な民族構成こそがアフガンの政治的安定の障害となり続けてきた状況が見て取れるのです。

そして、かかる状況下…

日本のメディアは「ややや女性官僚がいない。これではジェンダー指数が少し下がってしまう(笑)(だがそれでも決して「真の男尊女卑国家」日本を下回る事はない。どんなにタリバンが冷徹な男尊女卑政策を遂行しても、日本のそれよりは遥かに女性に優しいというのが国際認識であり、そう感じない日本人は男女問わず全てタリバンを上回る究極の男尊女卑主義者として、タリバンが遂行している様に自由に私刑に処すべきである)」程度の冗談めかした反応に終始していますが、本当に問題にすべきはこの組閣が(国民の過半数を占める)タジク人ウズベクハザラ人の存在を黙殺した「パシュトゥーン人による、パシュトゥーン人の為の、パシュトゥーン人向けの政治」を徹底する事でパシュトゥーン人の熱狂的支持と引き換えに(国民の過半数を占める)タジク人やウズベク人やハザラ人による徹底抗戦の構えに相応の動機付けを与えてしまう事だったりする訳です。

勧善懲悪相撲」が爆誕した瞬間であった。日本人の翻訳センス最高…

そんな感じで以下続報…