オリジナルはこういうネタ。初出2002年。
アブドゥール・ラフマン(アフガニスタン)
— オレンジ (@UxaE8) 2021年9月10日
反タリバン派として2001年からは航空相として活躍した政治家
メッカへ向かう便が欠航したことで暴徒化した巡礼者に撲殺された
このことは日本でも「アフガン航空相撲殺される」と報じられ、『アフガン航空相撲』というまったく新しい格闘技が生まれた
そもそもこの人物は(アフガニスタン南部に割拠し、国民の45%程を占めるパシュトゥーン人の支持に支えられる)ターリバーンに対抗すべくタジク人、ウズベク人、ハザーラ人が結成した北部同盟の政治家であり、その死も両者の暗闘の一環だったという次第。
この様にパシュトゥーン人の後背にはパキスタン、タジク人の後背にはタジキスタン(民族というよりモンゴル帝国時代から続く中央アジア形統治体制=テュルク=タジク・システムにおいて伝特的中央宮廷への官僚共有と地方行政を担ってきたオアシス都市などの在地有力者網という式際が強く、外国人支持層もそれだけ厚い)、ウズベク人の後背にはウズベクスタン、ハザーラ人の後輩にはイラン(同じシーア派で、ハザーラ人はイランにも住む)が控えています。
- あくまで妄想ですがハザラ人(Hazaragi。チンギス・カーン爾来のモンゴル系とも)と古代国家ハザール(Xazarlar, 7世紀~10世紀。カスピ海北部からコーカサス、黒海沿いに栄えた遊牧民族国家)の間に何か関係はないの?
-
それぞれの影響力の規模は様々ですが、こうした複雑な民族構成こそがアフガンの政治的安定の障害となり続けてきた状況が見て取れるのです。
そして、かかる状況下…
日本のメディアは「ややや女性官僚がいない。これではジェンダー指数が少し下がってしまう(笑)(だがそれでも決して「真の男尊女卑国家」日本を下回る事はない。どんなにタリバンが冷徹な男尊女卑政策を遂行しても、日本のそれよりは遥かに女性に優しいというのが国際認識であり、そう感じない日本人は男女問わず全てタリバンを上回る究極の男尊女卑主義者として、タリバンが遂行している様に自由に私刑に処すべきである)」程度の冗談めかした反応に終始していますが、本当に問題にすべきはこの組閣が(国民の過半数を占める)タジク人やウズベク人やハザラ人の存在を黙殺した「パシュトゥーン人による、パシュトゥーン人の為の、パシュトゥーン人向けの政治」を徹底する事でパシュトゥーン人の熱狂的支持と引き換えに(国民の過半数を占める)タジク人やウズベク人やハザラ人による徹底抗戦の構えに相応の動機付けを与えてしまう事だったりする訳です。
ついにタリバン一門がアフガン航空相撲協会をシめたか……
— そりまらたかし (@sorimaratakashi) 2021年9月7日
※アフンド理事長代行のワルで鳴らしたエピソード(国連制裁対象)はレベルが違いますねぇ……#アフガン航空相撲 https://t.co/FYPEkPEvia
タリバンの閣僚人事に女性が2人以上入ると、日本相撲協会より近代的な組織と認識される可能性が微粒子レベルで存在している……?#アフガン航空相撲
— そりまらたかし (@sorimaratakashi) 2021年9月8日
民間航空交通相撲(いわゆる航空相撲)を筆頭に、アフガンの奥地にはまだ、巡礼ワクフ相撲、国境部族相撲、村落開発相撲、宣教指導勧善懲悪相撲、公共事業相撲、諜報相撲、移民相撲の存在が隠されているらしいが……#アフガン航空相撲https://t.co/YF6VgATmII
— そりまらたかし (@sorimaratakashi) 2021年9月8日
勧善懲悪省による宣教指導勧善懲悪相撲とか、(モンティパイソン的な解釈による)スペイン宗教裁判しか思いつかねぇな。(勧善懲悪相撲と勧進相撲はたぶん違う)#アフガン航空相撲https://t.co/6lekHGHLQg
— そりまらたかし (@sorimaratakashi) 2021年9月8日
勧善懲悪省(Ministry for the Propagation of Virtue and the Prevention of Vice)
— そりまらたかし (@sorimaratakashi) 2021年9月9日
「徳の奨励と悪徳の禁止」を「勧善懲悪」と訳すセンスは素晴らしいなあ。
※勧善懲悪相撲は、平松伸二先生が好きなんじゃないですかね?(どう見てもどす恋ジゴロだろ!いい加減にしろ!)#アフガン航空相撲
「勧善懲悪相撲」が爆誕した瞬間であった。日本人の翻訳センス最高…
そんな感じで以下続報…