まずこのメモから出発します。
新春連続Tweet祭り?
アメリカと南アフリカにおける人種問題は特殊です。本来は「黄色人種」なる全体集合がほとんど事実上空集合に過ぎない様に(例えば日本人と韓国人と中国人の関係)、本来は「白人」「黒人」なる全体集合に補集合は存在しません(閉世界仮説の原則採用)。https://t.co/yoNeVkdQcs
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年1月3日
ところが20世紀後半には南アフリカにおいて(ボーア戦争で激しく争った)英国系移民とオランダ系移民が協調します。https://t.co/0BMRwVUYLz
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年1月3日
Wikipediaの記述に当たってみましょう。「アパルトヘイトに対しては、対象人種だけでなく、イギリス系よりもアフリカーナが公職でははっきり優遇されていたため、主にイギリス系の白人の多くから反発があった。」https://t.co/uaRzmDertm
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年1月3日
「しかし、アパルトヘイトにより黒人を搾取することで白人両民族が経済成長を達成し、民族間対立が目に見えて緩和されてくるとイギリス系の多くも積極的に国民党とアパルトヘイトを支持するように変化していった。」
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年1月3日
「実業界のアパルトヘイトへの態度は微温的に終始した。アパルトヘイトによって高価な白人労働力を使用せざるを得ず、経済制裁によって市場がかなり損なわれたとはいえ、一方で黒人の単純労働力を安価に使用できるメリットは大きかったのである。」
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年1月3日
アメリカにおいても第二次世界大戦に向けての挙国一致体制下、禁酒法とヘイズコード問題で激しく争ったプロテスタント系旧移民とカソリック系新移民が協調します。https://t.co/oYGq1oY7SM
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年1月3日
ここでいうプロテスタント系旧移民は主に英国系、元アイルランド支配階層、北欧系、カソリック系新移民は元アイルランド被支配階層を指しますが、旧オーストリア=ハンガリー二重帝国系下流ユダヤ人も後者と共闘していました。https://t.co/35K9a8jZWj
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年1月3日
ニューヨークでアイルランド人とユダヤ人が優勢となり「叩き上げユダヤ人」がエジソン 率いるGEの追及を逃れて西海岸に築いた映画王国に表現規制の手が伸びた時、アイルランド人が救援の手を差し伸べたのにはそういう背景があったのです。https://t.co/YBfJYG5c54
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年1月3日
かかる米国における挙国一致体制は「プロテスタント勢とカソリック勢の表現規制合戦の激化」という思わぬ事態を招きました。その一環は秦郁彦 「慰安婦と戦場の性」にも掲載されています。https://t.co/eeOX9jBZlE
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年1月3日
さらにはナチスの迫害を逃れて亡命してきた旧オーストリア=ハンガリー二重帝国系上流ユダヤ人が「叩き上げユダヤ人」の経済的成功に嫉妬してこの迫害を加速させます。https://t.co/sWSFfiRlrI
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年1月3日
その一方で、かかる「白人の誕生=白人による利権独占体制の顕現」は、それから除外された非白人(この2例に限るならネグロ系)を団結させ、抵抗者としての新たな共通アイデンティティまで獲得させてしまったのでした(黒人の誕生)。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年1月3日
すなわちこの展開の要因は「白人側」がそれまでの暗黙の了解、「カイジ」の帝愛会長の言葉を借りるなら「本当に平等である必要はないが、不平等感を持たれては困る」統治原理を一方的に破ってしまった事に由来する訳です。https://t.co/y00UPdw2p5
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年1月3日
ホフスタッター「アメリカの反知性主義(Anti-Intellebtualism in Amerucan, 1964)」はこうした白人の欺瞞を鋭く暴く内容でしたが黙殺され、その結果起こるべくして起こってしまったのがヒッピー運動と黒人公民圏運動だったのです。https://t.co/y85V26mOfR
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年1月3日
これもWikipediaの記述に当たってみましょう。「1955年12月1日にアラバマ州モンゴメリーで、黒人女性のローザ・パークスが公営バスの「黒人専用席」に座っていたにもかかわらず席のない白人が席を譲るように促した」https://t.co/6bxjQ9XwZr
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年1月3日
「しかし譲らなかった為、運転手に譲るように言ってくれと頼み、白人の運転手のジェイムズ・ブレイクが白人客に席を譲るよう命じたが、パークスがこれを拒否。」
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年1月3日
「その結果「人種分離法」違反で警察官に逮捕され投獄、後にモンゴメリー市役所内の州簡易裁判所で罰金刑を宣告される事件が起きた。」
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年1月3日
「この事件に抗議して、マーティン・ルーサー・キング牧師らがモンゴメリー市民に対して、1年にわたるバス・ボイコットを呼びかける運動を展開。」
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年1月3日
「その呼びかけに対して、黒人のみならず運動の意義に共感する他の有色人種、さらには白人までもがボイコットに参加し、後にこの運動は「モンゴメリー・バス・ボイコット」と呼ばれることとなる。」
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年1月3日
「この運動は全米に大きな反響を呼び1956年には、合衆国最高裁判所が「バス車内における人種分離(=白人専用および優先座席設定)」を違憲とする判決を出すと、アラバマ州をはじめとする南部諸州各地で黒人の反人種差別運動が盛り上がりを見せた。」
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年1月3日
「これら反人種差別運動は、アメリカにおいてこれまで「人種分離法」の下で人種分離、および人種差別を受け続けていた黒人をはじめとする有色人種が、アメリカ合衆国市民(公民)として法律上平等な地位を獲得することを目的としていたので…」
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年1月3日
「以降「公民権運動(Civil Rights Movement)」と呼ばれるようになる。」まさしく「(任意の弁明に対して、必ずそれを台無しにする行動が続く)負のイプシロンデルタ論法」。https://t.co/Px6Iy87dKV
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年1月3日
辛うじて「人種分離」までは社会的合意が得られたのに「白人」側が一方的に踏み込んできてそれを打ち壊した事から「黒人側の団結しての抵抗」が始まってしまったという訳です。まるでゾーニングを主張しながら、その内側にまで踏み込んで暴れまくる例の人達。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年1月3日
南アフリカのアパルトヘイト体制でも「黒人」が蜂起するまで同様の挑発が続いた訳です。果たして「白人」は一体何がしたかったのでしょうか?
似た展開なら欧州でもありました。本屋に通う層なら覚えておいででしょうか。スティーグ・ラーソン「ドラゴン・タトゥーの女(2005年)」を筆頭とするミレニアム・シリーズやピエール・ルメートル「その女アレックス(2011年)」が平積みされていた頃を。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年1月3日
もう10年も前になりますが、それらを一通り読んで感じた事。①フリーセックスに耽溺する大人ほど、自分の子供が同様の醜態を曝すのを恐れ、宗教的に厳格な僻地の寄宿学校などに送り込もうとする。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年1月3日
②その一方で、こうした「フリーセックスの輪」に入れてもらえない非モテ組が、そうした「無菌培養の子供達」を狙う。③こうした救い様のない循環は「白人」のみで構成され、非白人は完全視野外に置かれている。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年1月3日
まぁここでいう「無菌培養の子供達」は「経済成長の見込みがない東欧の子供達」も含む訳ですが。かかるトレンドは結局「移民問題激化」によってそれどころではなくなる事で自然消滅を見たのです。https://t.co/JJK0AU0rGb
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年1月3日
幸にして現時点の日本ではこうした問題がそれほど表面化してはいない様に見えます。でも本当に? そんな感じで以下続報…
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年1月3日
そして…
こうした全体像を俯瞰すると、南アフリカ出身の英国作家J.R.R.トールキン「指輪物語(執筆1937年~1949年、刊行1954年~1955年)」における「エルフとドワーフが共闘して闇の軍勢に立ち向かう」図式とは何だったのか勘ぐりたくなってきます。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年1月3日
英文学教授でもあったトールキン にとって「闇の軍勢」のイメージの最大の源泉が「ヴァイキングの襲来」にあった事実は動きませんが、その一環として(南から招聘された)黒人集団の参戦も描写されていました。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年1月3日
しかしおそらく彼が「指輪物語」を執筆した時点では「白人の誕生」に「黒人の誕生」が連動するとまでは想像だにしていなかったと推察されるのです。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年1月3日
そして…
ここで興味深いのが、その「指輪物語」の完全映像化に成功したのがニュージーランドで、「グレイテストショーマン」でモルドール側の勝利賛歌を歌い上げたのがオーストラリアであった事。https://t.co/2kkLjgrioQ
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年1月3日
そしてニュージーランドといったら先住民たるマオリ族アイデンティティを重視してる事で有名だったりします。
国際映画界において後進のオーストラリアとしては1960年代ハリウッドにとってのカラー怪奇映画下請け国英国とカラー特撮映画日本を称揚せざるを得なかったのです。https://t.co/7N1SqypdfF
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年1月3日
まぁこの曲の歌詞を良く吟味してみる事です。そう、今や我々は仲良くモルドール側…そう「古代ローマ帝国の継承者」を名乗る欧州人達が、実際にはそれを滅したゲルマン諸民族の末裔である様に…https://t.co/mxsLswVb6A
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年1月3日
この曲のサビ「私達は照らし続け、二度と沈まない。太陽の訪れさえ僕らを止められやしない」こそが、私がこの作品を「モルドール賛歌」と呼び始めた理由。それには古臭い「白人VS黒人」の様な図式を打ち壊す力が宿っているのです。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年1月3日
原文「We light it up, we won't come down.And the sun can't stop us now.」。ああ、的確な要約きた…
バカやクズを制御できなくなった組織は、それがたとえごく一部であっても、遅かれ早かれ詰む運命から逃れられない(*゚ー゚)
— king-biscuit (@kingbiscuitSIU) 2022年1月3日
トップがそれを許容するとただの煉獄しか産まんのよね・・・
— takasan_1972@馬骨 (@takasan_1972) 2022年1月3日
そういう状況にトップが文句つけるから更に立ち悪い
とりあえず、そんな感じで以下続報…