2010年代には第四世代フェミニストから成功例として持て囃されていたんですけど。
今回の投稿の発端は以下のTweet。
幸福度が高いと言われてた北欧が、実は
— マセカワ キチヱモン☆印度映画はいいぞ (@DiscoDancer_K) 2022年12月8日
「報道規制がえげつなくて、胸糞悪くなる犯罪や事件のニュースが全面的に制限されてた」ってカラクリがバレたんだけど、
その類を求めてる人もいるんだろうなあ。
天気予報あたりの当たり障りのない話題しか知りたくないっての。
トルクメニスタンあたりを理想としてそうなんだよなあ。
— マセカワ キチヱモン☆印度映画はいいぞ (@DiscoDancer_K) 2022年12月8日
ベーシックインカムや無料公共サービスがめちゃくちゃ充実してる独裁国家 っての。
「情報制限がどえらいけど、オイルマネーが元手の無料公共サービスが充実してる故に、国民は特に不満を覚えてない」みたいな。
北欧はプチ・デストピア。ホームレスは居ない、翌朝には凍ってるから強制的に社会参加させるしかない。人口密度は低いが都市に小さくまとまって生きるしかない収容所。SFによくある外は滅んでるシェルターみたいな自然環境だから管理社会しかないってだけ。
— RyKawai (@RyKawai) 2022年12月8日
まあ胸糞悪くなるような犯罪のニュースなんて報道したら「移民が増えたから犯罪や事件が増えたんだ!」なんて噴き上がる右翼主義者が増えますからね。https://t.co/k8WLbo5PdO
— 猫耳博士@ノンポリクソリプおじさん (@nekomimilime) 2022年12月8日
実際その通りなら仕方ないと思いますけど、まあ過剰に捉えちゃうのは右翼左翼関係なく人間の性ですもんね
— 陰キャねかま (@NEKAMASA) 2022年12月8日
身の回りに事件しかしれないってなかなかにディストピア
まさにこれ pic.twitter.com/y7vqwPbNFd
— みづは🍥 (@supermizuha) 2022年12月8日
ここに乱入
この辺り10年前に流行した「ドラゴンタトゥーの女」の設定が「フリーセックスに耽る親達の子供は僻地の寄宿学校に幽閉され保守的な宗教教育を強要されている」「フリーセックスの輪から排除された非モテ組は子供達を狙う怪物とされ容赦なく虐殺」だった辺りで気付くべきだったかと。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年12月8日
まぁなんとなくこの辺りの世界観、日本の似非フェミに精神的に継承された感もないではないのですが…
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年12月8日
結局その先に待つのはこんな社会だという事にまだ全然気付いていないという… https://t.co/UsuXZV8ZIM
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年12月8日
アメリカのロマンス小説の描写だし、現実に子供がそう主張してもカウンセラーがそのまま鵜呑みににする事もないんだろうけど「親が子供が疎ましくてカバンに麻薬や酒瓶をこっそり忍ばせ、学校の所持品検査に引っ掛けて矯正院送りにする。そして現地で先輩から本物のヤク中やアル中にされて帰宅」って…
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年12月8日
あ「ドラゴンタトゥーの女」のもう一つの特徴についての指摘を忘れてました。「白人以外ほぼ登場しない」「その白人もほぼ北欧人に限られる」。前者については、米国「黄金の50年代」以前と同様に「汚れ仕事」を押し付けられつつ不可視化されているだけ。後者は「誰も来たがらない田舎」だからとも。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年12月8日
「移民が本当に対等な構成員として社会に受容されている」ならフィクションの世界にも登場不可避な筈だけど、そうなってなかったという事は実際には分断されていたという事。その後この問題は大爆発を起こし予断を許さない状況に。https://t.co/vuY2EfcbbX
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年12月8日
あと北欧はしばしば「積極的格差是正措置による男女平等化のモデル地域」とされるけど、現実にはむしろ「制度的底上げあっての平等」という意識が男女双方に浸透し「実社会における女性への評価」はむしろどんどん下がっていく一方とも。https://t.co/xKncSkts9e
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年12月8日
こういう話はアメリカ黒人の間にもあって「(かえって社会における黒人の評価を下げる一方だから)積極的格差是正措置はもう返上しよう」と主張する中量階層以上と「せっかく手に入れた既得権役を手放すなんて馬鹿だけだ」と主張する貧困層の間で絶え間ない議論が存在。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年12月8日
しかも皮肉にも「黒人を隣人に迎える心の準備までは出来てないという意味では十分差別主義者」の筈の(しかしそういう自認は全くない)白人リベラルは後者に加担。彼らを扇動して前者に衝突させ続ける事で「白人だけの住宅街を守っている(リベラル政権期の方が追い出される黒人が多い)」という有様に。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年12月8日
ただこれ「成功した黒人の間に、成功過程で貧困黒人を侮蔑する様になったタイプが多い」みたいな問題が裏側にある様で「通りすがりの一見さんが岡目八目でたちまち問題解決‼︎」とはいきません。それでも黒人社会は試行錯誤を繰り返しながら対応策を積み上げてきたけど、欧米の移民問題は…という話。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年12月8日
そして…
個人的補足。「ドラゴン・タトゥーの女(2005年)」を嚆矢とする「ミレニアム・シリーズ(2005年~2007年)」の著者スティーグ・ラーソンは2004年に亡くなっているので、リーマン・ショック(2008年)以降の白人エリジウム的ユートピア崩壊を含んでいないのは当然という話も。https://t.co/bfFRzKATJC
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年12月8日
2010年代に入ってからは状況も大幅に変わり、ネットドラマ「キリング(2007年~2012年)」辺りでは随分と様相が変わってくるそうですが、未見なのでそれについては触れられません。https://t.co/QFa0vgGPLj
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年12月8日
あと「積極的格差是正措の弊害」についてまとまったネット記事を探してますが、現段階では見つからず。ただ以下の記事を見ても、自然に普通の女性の口から「専業主婦?ああ物乞いをするロマ民族にも、そういう暮らし方があるみたいね」みたいな民族差別発言が飛び出すし…https://t.co/RC0mp0NzNK
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年12月8日
「男性がフルタイムで働く一方、女性はパートタイムが多い(この境界線辺りで「女性評価は積極的格差是正措で底上げされてる」コンセンサスが「ガラスの天井」として悪く働くらしい)」現実には触れても「低賃金でベビーシッター役を押し付けられる女性移民」への言及がない感じなど、雰囲気は共通。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年12月8日
そういえば北欧フェミニスト団体に「女性評価は積極的格差是正措で底上げ」批判を厳罰導入による言論封殺で抑圧しようとする動きがあって、社会における女性評価をさらに悪化させたばかりか極右政党台頭を促したという話も。実際、韓国でも似た様な展開なら見られるし、Jフェミニズムも転換期?
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年12月8日
まぁ北欧の話は海外ネットで昔伝聞として聞いただけだし韓国の現状についてもちゃんと調べた訳ではないので悪しからず。むしろ気になってるのは国際的にそういうフェミニストの振る舞いが「小娘段階で止まってる」証拠が次第に出揃ってきた感がある事…https://t.co/qLNNSDWPuk
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年12月8日
さらには。
北欧ミステリーというと、女子高生殺人事件も連続猟奇殺人事件も背後に与野党の党争があった事にされてしまうほどの政治党争好きが世界中のリベラルを喜ばせてきた感がありますが、突如として置き去りにされてきた経済政策の失敗が牙を剥く展開に。https://t.co/GeT0QeUzoD
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年12月9日
それまで、どれだけ「男女平等」が達成されていたとしても「既存就職者が手厚く遇される」としても、その皺寄せで若者の就職先がなくなれば彼らは国外に出稼ぎに出たきり戻って来ませんし「残された椅子」を巡って男と女、本国人と移民の対立が激化するのは避けられないという次第。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年12月9日
数年前にスウェーデンに旅行した知人が「本当に老人しか残ってない」と驚いていたけど、だからといって当事者はそれを全然問題と考えてないのが問題だったりするという…https://t.co/KxAzzVepdw
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年12月9日
そんな感じで以下続報…