今回はこの話ですね。
久しぶりに思い出した契機はこの投稿。
そういえば、村上春樹は「卵と壁」なんてスピーチやってたなぁ。
— タクラミックス (@takuramix) 2022年2月14日
なんか、色々と仕込んでるなぁ…とは思ったが、正直、誰にも何にも衝突しないようにしてるんだなぁ…と思った。その力量は大したものなんだろうが、どうにも私には響くところが無い。だが、そここそがファンには響くのだろう。
…あのスピーチ、「つかみどころが無い」というか、「つかませないようにしてる」んだなぁ…ってのが私の感じた事。まぁ、言いたい事が分かるような感じはするが、肝心なところは曖昧にしてあって、だから多少引っかかる所があっても、誰からも殴られない。安全配慮が行き届いたスピーチだったと思う。
— タクラミックス (@takuramix) 2022年2月14日
…私が引っかかったのは「システムが意志を持つ」という部分。
— タクラミックス (@takuramix) 2022年2月14日
「システムが意志を持っているように見える状態」
というのは、本当にシステムが意志を持っているのではなく、そのように思いたい人間側の都合が投影された結果で、その状態ってのは端的に言って「責任転嫁」だと思うんでね、ザラっとする
…システムってぇのは自分を含めた社会とか制度とかってもんの事なんだろうが、自分自身がそのシステムの恩恵を受けている人間でもある以上、「システムの意志」ってものの中には自分も居る筈でな。すると、「壁」と「卵」ってもんの関係は村上春樹が言った通りなのか?と。
— タクラミックス (@takuramix) 2022年2月14日
…んで、自分がいつでも「卵」の側に居られると思ってるあたり、それを選べると思っているあたり、そこに自覚的でいられると思っているあたり、とってもスイートだなぁと思うワケですよ。
— タクラミックス (@takuramix) 2022年2月14日
そして、「壁」の側も描いてみんかね?とも思うワケです。
この温度差…