最近「紀元前1200年のカタストロフ」直前の世界について自分なりに再構築を進めてるところなのですが…
どうやら「鉄器」「戦車」「(合成弓の射撃にも耐える)精巧な金属製の鎧兜」などをオリエント世界に伝えたのはミタンニ王国を建国したフルリ人っぽいのだけど、実際にこれらを大量生産してメンテナンスする工業力を整え、(大量の宝物略奪と戦争奴隷獲得をもたらす)遠征事業と結び付けたのは…
俺が宗教で怖かったのは「モーゼのエジプトエクソダスは歴史的に事実か?」みたいな話で「モーゼの部分のエジプトの記述が徹底的にいいかげんだし歴史的事実ではないだろう」とかいってる時に「モーゼは歴史的事実です。エジプトエクソダスが事実でないと聖書の展開に無理がでます」って言われた時。
— もへもへ (@gerogeroR) 2020年9月20日
モデルになったエピソードはあるんだろうけど、ヘブライ人の一部が奴隷にされてた→エジプトから脱走成功。→12部族が形成されてく内にアイデンティティとして民族全体がエジプトに移住してファラオに奴隷にされて脱走したことに。ってのが真相かなってなる
— 西方政府軍兵士@ノクターンノベルズ&ノベルアッププラス (@Lkpi8dEIKmF7bi1) 2020年9月20日
だいたい出エジプトが行われた辺りにエジプトで単一神信仰だったアテン信仰が弾圧され始めたり、クレタ島が大噴火起こして地中海で津波が起きたので、そこらへんの伝説が聖書に混じったのではないかという話は何かで読んだなーと……。
— 灰色@手洗いとスクワットしろ (@haiiro8116) 2020年9月20日
アテン一神教革命がヘブライ人のヤハウェ崇拝に影響を与えたというのは否定されてるそうです。なんでも本格的にヘブライ人の信仰が一神教となったであろう時代とアクエンアテンの改革が数世紀以上違うんだとか
— 西方政府軍兵士@ノクターンノベルズ&ノベルアッププラス (@Lkpi8dEIKmF7bi1) 2020年9月20日
なるほど。数世紀離れているのでは、ほぼ無関係確定ですね
— 灰色@手洗いとスクワットしろ (@haiiro8116) 2020年9月20日
そういうもんです。
— ushin (@ushin_ada) 2020年9月20日
こういう話も。
ユダヤ人は(おそらくバビロン捕囚のときに)メソポタミア地方のいろいろな伝説に接し、そのパターンを聖書に取り込んでいる。洪水伝説もそうだし、捨て子伝説(モーセ)も、アッカドのサルゴン王やアケメネス朝のキュロス王にもそういう話があるそうだ。(放送大学「国際理解のために(6)」を聴講)
— 樺沢 宇紀 (@adx50150) 2016年5月14日
ギルガメッシュ叙事詩に洪水伝説が出てきますね。(実は最近知ったのですが)
— takoyaki_butsuri (@takoyaki_120) 2016年5月14日
そうですね。メソポタミア地域は、エジプトなんかと違って、地勢的に河の氾濫から洪水伝説が生じやすかったのかもしれません。大げさに「全世界」が水に沈んだといっても、古代人にとって「全世界」なんて、狭い範囲のことでしょうし。
— 樺沢 宇紀 (@adx50150) 2016年5月14日
同意します。実は広い地域の交流があったという話もありますが、それでも多くの人々にとっては狭い範囲が「全世界」だったと。そして、伝承はそういう普通の人々によって地域ごとに積層し、醸成されていくものと思います。
— takoyaki_butsuri (@takoyaki_120) 2016年5月14日
さらにこういう話も。
旧約聖書の舞台はアシール地方説が面白いですよ。
— よしと (@Yoshito_1205) 2020年9月21日
そもそも「家畜が逃げたから皆で探した」って記録も残るエジプトに、60万人ものファラオの奴隷が逃げた記録が残ってないのは変なんですよね。
旧約聖書に書かれているパレスチナ等の場所・・・アブラハム(血統的ユダヤ人・ユダヤ人の祖等)が神から約束された地、モーセ(古代ユダヤ人の指導者、レビ・祭司の祖等)にユダヤ民族に与えると約束された蜜と乳のしたたる地は、現在のパレスチナではない可能性があります。
約3000年位前、ダビデ、ソロモン王が活躍した古代イスラエル王国の地は現在のパレスチナではなくアラビア半島・メッカの南東に位置するアシール地方であるとも言われています。現在、この地はサウジアラビア政府は外国人の立ち入りは一部を除き禁止されており、遺跡探査も認められていません。
多くの研究者等が現在のパレスチナの地をいくら発掘しても古代イスラエル王国の痕跡は見つからないようです。こじつけ地はありますが決定的な遺物は見つかっていません。これらの研究はタブーの一つでもあるようです。
ここでいう「聖書」は、ユダヤ教の聖典の「旧約聖書」のこと。この旧約聖書の舞台である、アブラハムが神から約束された地、モーゼがユダヤ民族に与えると約束された「蜜と乳のしたたる地」、ダビデ王・ソロモン王の活躍した古代イスラエル王国の地は、現在のパレスチナ地方ではなく、アラビア半島のアシール地方にあるというのが、この説の根幹である。
現在のイスラエルの建国されたパレスチナの地をいくら発掘しても古代イスラエル王国の痕跡は、ほとんど見いだせないという。無理にこじつけているのはあっても、決定的な遺跡は出てこないという。
ヘブライ語は、子音のみで表記されていた。実際の読みは、母音を入れて表現されているので、正しい発音は復元しにくかったり、変化するのでもともと古代の地名の復元はむずかしいという。
そのこともあり、前500年頃には、アシール地方のユダヤ人達は、衰退の中で、民族意識もその歴史も失いつつあり、田舎生活者となりはててしまった。
なぜ、このようなことが起こってしまったのか。アシール地方は、大変豊かな土地で、古代イスラエル王国の二代国王ダビデ、三代国王ソロモンの時代に大変繁栄したが、その後、ユダ王国とイスラエル王国に分裂し、さらに、アッシリア帝国や新バビロニア王国の度重なる侵略をうけ、大変疲弊してしまう。そのために、アシール地方のユダヤ人たちは、当時の交易路でつながれていたパレスチナ地方に新天地を求めて多数移住していった。そして、移住したユダヤ人たちが、アシュール地方の出身地名をパレスチナ地方の移住地につけていった。
江戸幕府のある東京に、日本各地の地名がある。豊臣秀吉の城下町大阪にも日本各地の地名がある。古くは、太宰府のあった福岡にも、日本各地の地名が残っている。このようなことは、ほかにもあるので不思議なことではない。
パレスチナ地方には、聖書に書かれてある地名の場所が、確かにあることが多い。しかし、その位置関係になると、聖書に記述に一致しないことが多いという。ところが、このアシュール地方に当てはめると、聖書に書かれている位置関係が、合理的に考えて一致するという。たとえば、ソロモン王がヤハウェ神の神殿をつくったエルサレムであるが、アシール地方の「アール・シャリーム」が本来のエルサレムであるという。ただ、言語の変化があるので、古代のアラビア半島や古代ヘブライ語の知識が必要であることは言うまでもない。
また、聖書に書かれているオリーブ、イチジクなど植物や、気候自然の風景までも、パレスチナ地方ではなく、アシール地方の説明とする方が、合理的であり、記述に一致するという。
そんな感じで以下続報。