国際SNS上の関心空間に滞在する女子アカウントの振る舞いが妙にSAMURAIめいて見える理由の一つ。それは、間違って自分達の逆鱗を踏んでしまった相手に対する包囲殲滅戦を展開しながら「May the Force be with you」などと輪唱したりする辺り。
*そういう私もしばしば回覧網の末席に加わり、事あるごとに「Force be with you」と唱える側に回ってきた。戦国時代に一向宗民兵の大群が「南無阿弥陀仏」を唱和しながら淡々と敵を物量で圧し潰していく情景に近い?
IT'S FINISHED. HAPPY (LATE) BIRTHDAY MIKU !! #初音ミク生誕祭2017 pic.twitter.com/YQJsz2OcIU
— 🍌 cig (@cigardoesart) 2017年8月31日
そうした経験から国際SNS上の関心空間でこの投稿を見た瞬間、彼女達が鯉口も切らず一斉に得物を抜き放って無表情で「Trick or Treat」「Trick or Treat」「Trick or Treat」と斉唱する景色が念頭に浮かんでしまったのです。
*「Trick or Treat」の直訳は「もてなさねば祟る」。まぁ、大量の女子を御菓子で釣って集めておいて「残念、フェイクでした」は通らないですからね…
まぁ彼女ら「モアナと伝説の海(Moana、2016年)」封切り時は「HAKA(マオリ族の出陣舞)」動画とか喜んで回覧してたし、全ての行動の背後にある種のSAMURAI精神が透けて見えるのですね。特に「結婚式HAKA」の支持は絶大。これだけ男臭いHAKAの音頭に女性招待客や(生粋のアーリア系っぽい)花婿まで巻き込まれてく感じが最高なんですね。回覧過程で「これがグローバリズムでないなら、そんなグローバリズムなんて地上に不要」なるパワーワードまで飛び出しました。
*SAMURAI精神…日本人の目にHAKAは「隼人舞」の一種と映る。さらには既に「頑張って頑張って仕事、頑張って頑張って遊び」のCMソングで「ハイホー。ハイホー、仕事が好き」の歌同様に社畜文化に吸収済み。
そんな彼女達にとっても「(ジャスティン・ビーバーと同年にデビューした)初音ミク」はずっと集団を支えてきた重要な「御題目の一つ」であり続けてきたのです。その過程で「May the Force be with you=Trick or Treat」なる等式が成立する展開に…
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