諸概念の迷宮(Things got frantic)

歴史とは何か。それは「専有(occupation)=自由(liberty)」と「消費(demand)=生産(Supply)」と「実証主義(positivism)=権威主義(Authoritarianism)」「敵友主義=適応主義(Snobbism)」を巡る虚々実々の駆け引きの積み重ねではなかったか。その部分だけ抽出して並べると、一体どんな歴史観が浮かび上がってくるのか。はてさて全体像はどうなるやら。

【ストイックな堕落】シトー修道会は「一蘭」だった?

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以下の投稿から「ならば本当の欧州中世とは?」について改めてまとめてみようと思い立った訳ですが…

12世紀以前だと「これは我々が知ってる欧州中世ではない」感が半端ありません。

所詮は「古代末期(3世紀~7世紀)」の続きという感じ?

そんな中でも特に興味深く感じたのが以下のエピソード。

  • 11世紀宗教改革を主導したクリューニュー修道会の堕落の前轍を回避すべく建築や衣装の典礼の華美を禁じ12世紀宗教改革を主導したシトー修道会であったが、ストイックに荒野開拓や産業開発に邁進するその姿勢が事業成功に伴う富の増大に溺れない筈もない。しかし多くの贅沢を自ら禁じた彼らが堕落する方向は美食方面に限られており、この課題にもストイックに取り組み続けた結果、フランスのワインと宮廷料理が世界に隔絶する領域まで洗練されてしまう。

まさにマックス・ヴェーバープロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神Die protestantische Ethik und der 'Geist' des Kapitalismus, 1904年~1905年)」の世界…

まるで「一蘭」…味の修験道ブルグント族の末裔、ブルゴーニュ人侮れず…

ところでこれも一応「欧州中世の現実」の一側面なんですよねぇ…