時々は、かつて中平正彦「破壊魔定光(1999年~2005年)」という漫画があった事も思い出してあげてください。
平行宇宙論を下敷きとし、主人公定光を守るための母の戦い、および定光本人の戦いを描いた日本のSF漫画作品。。月刊誌「ウルトラジャンプ」に1999年28号から2005年11月号まで連載された。
そう「母の戦い>息子の戦い」がどういう顛末を迎えるか示した事こそがこの作品最大の歴史的意義なのです。セカイ系要素もありますが、不思議と当時その方向で評価される事はなかったのでした。
稼がない、力もない、女性を守れない「男らしさから降りた」男は世間一般でモテますか?っていったら「まぁモテんだろうな」って話なのに「必死にそうではない」とかいう人多くてわけわからんよと。
— もへもへ (@gerogeroR) 2021年11月27日
ギラギラしてて稼ぐ細マッチョで守ってくれる人のほうが絶対モテるやん。それだけの話。
個々の事例はしらんで?
— もへもへ (@gerogeroR) 2021年11月27日
そう考えると、親世代が「まどマギ」のまどかパパの悪口を言うのに耐えかねて蜂起した海外アニメファン女子は強い…
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2021年11月27日
そもそも日本では「まどかが特攻して果てたのは、パパとママの責任」とする親側の意見も「ママが代わりに特攻して果てても「破壊王定光」になるだけじゃない!!」とする娘側の意見も現れませんでした。これは良い事? それとも悪い事?
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2021年11月28日
2000年代と2010年代を繋ぐ「親殺しの夜(Night of the Parent Killers,2011年)」の貴重な一コマ。「まどかパパのつくるオムライスは最強なんだから!!」という発言もありました。その大源流はさらに1990年代における武内直子「美少女戦士セーラームーン(1992年~1997年)」やテッド・チャン「あなたの人生の物語(Story of Your Life,1999年)」といった「父親の存在感が薄い事で妻や娘が活躍の場を得る物語」が存在していたのです。そういえば「破壊魔定光」もまた、父親の存在感が薄い物語でした。
「魔法少女まどか☆マギカ」最終回(2011年4月)」を視聴した英米の保守的な父母達が行き付けの掲示板に「娘でなく母が特攻すべきだった」「そもそもあの家庭、父親が専業主夫なのがいけない」などと書き込んだ所、以前からそれらをマークしていた娘達(当時にして既に数十万単位の動員力を保有)がブチ切れて、ほとんどDDoS攻撃で潰しまくった事件。
「子供世代が親世代の凌駕に本気で取り組む」という点では1970年代における「永井豪革命」に通じるものもありますね。
思えばこれこそが、私が「ネット上における海外女子の動員規模の大きさ」に最初にこづいた事案だったのですね。下手をしたら当事者達にとってすらそうだったかもしれません。そんな感じで以下続報…