「隠れしのぶ派」の私としては「人間ガチョウ」ザベスさんの成長が嬉しかったです。
今回の投稿の発端は以下のTweet。
「シャーロット・ホームズ」三部作読破。2016年「ヒロインが原作の表紙でパンツスーツ姿なのに日本語版はニーハイでミニスカ」で炎上した「古戦場」ですね。https://t.co/tihkkT8zvC
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年10月9日
結論からいうと①ヒロインがミニスカニーハイ姿で登場するシーンはちゃんとある。②ただし「夜の盛場で体目当ての男子高校生に聞き込みする為の変装」なので本人はあまり楽しんでない。③そこでうっかり「僕も変装して聞き込みとかしたな」と漏らしてしまうワトソン君… pic.twitter.com/65yVVJOYKb
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年10月9日
ただでさえ不機嫌なホームズさんから「お前にもニーハイ履かせてやろうか!!」と怒鳴られてしまう。④そうこの作品は推理物。表面的観察結果に釣られるのは素人で、むしろベテランは隠れたワトソン君の下半身に注目し「結局ニーハイを穿かされたのでは?」「上もお揃いでミニスカ?」と考察…
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年10月9日
そもそも、そういう遊びの入った表紙ではなかったかというのが私の考察です。それにつけても完膚なきまでに終始「第三世代フェミニストの手になる、第三世代フェミニストの為の、第三世代フェミニストの文学」なのが気持ち良い。この部分に踏み込めなかった当時のフェミニスト is 何?
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年10月9日
そう、そもそも第三世代フェミニストは「らんま1/2の早乙女乱麻が女姿の時は女の武器をフル活用するのに力付けられた」と考える「女性自身が自らの女性性を肯定する立場」から出発する辺りが「第二世代との峻別点」とされてます。この観点を見逃す様では話にならないのです…https://t.co/441n0qMxaJ
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年10月9日
当然、そこから出発すると(ツイフェミが陥りがちな)「女はあくまで慎ましく」的家母長的権威主義に喧嘩を売る様な「どうせなら知識を共有して効果を最大限に引き出そう」展開を迎える訳ですが、その一方で「安直にエロで釣れる様な獲物と恋に落ちたくない問題」が急浮上して独特のジレンマが発生… pic.twitter.com/vcefnxi2EB
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年10月9日
そこから自明の場合として(私屋カヲル「こどものじかん(2004年~2013年)」辺りをテキストに)「今目の前に広がる景色」としてSugar Daddy(パパ活)問題に話題を広げていくという…どう見てもこういうのこそが本物の「女性自身の手になる女性の為のフェミニズム」ですよね?https://t.co/0Kr2nehWk6
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年10月9日
というか、高校生向けだから日常ミステリー系かと思ったらいきなり人が死んで(しかもそこに「ドラゴン・タトゥーの女」「その女アレックス」の様なウルトラ・フェミニズム文学要素に加え「化物語」戦場ヶ原ひたぎさん要素を加え物語的必然を持たせる荒技)…https://t.co/wzbtMKIp0X
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年10月9日
さらにまさかの「ジャーロ」要素追加。まさか「青いガーネット」を原案に「(日本だと確実に薄い本が出る)人間ガチョウ」ネタを引き出し、女子高生ホームズに「この着衣の乱れ具合からいってペッティングまでだろう。なーに、初歩だよワトソン君」と語らせるとは!!https://t.co/p1sUo6ssjr
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年10月9日
それで思いついたけど「ジャーロ的シリアス・キラー」って「エッチな事するカップルは見つけ次第殺す」「皆にチヤホヤされる美女も片っ端から殺す」「でも不能だからレイプはしない」とポリコレ基準を満たす「ツイフェミ的正義の味方」なのかもしれない?https://t.co/szY4lkFxF6
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年10月9日
そう、ここにもある種の「(一時期一世を風靡した)ウルトラ・フェミニズム文学へのオマージュ」要素が感じられるのですが、そこは第三世代フェミニスト文学。生き延びた犠牲者をちゃんと「壮絶な暴力に対する壮絶な復讐」みたいな既存路線を乗り越えた精神的成熟に導くという…https://t.co/M1REbhe0Um
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年10月9日
そんな感じで以下続報…