舞台化されていたのか…
nendai今回の投稿の発端は以下…
個人的メモ。私の場合、この方面の性癖をガッツリ開拓された作品は吉田秋生「カリフォルニア物語(1978年-1981年)」でしたね。 https://t.co/1UrxMb88TV
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年4月15日
戦前から続く「日本の少女小説/少女漫画は恋愛御法度」なる伝統をまず破ったのは手塚治虫、石ノ森章太郎、水野英子らいわゆる「トキワ荘」組でした。「メルヘンやSFや海外が舞台の物語ならいいでしょう?」。その試行錯誤が辿り着いた到達点の一つがこれ。 pic.twitter.com/GSSZYFrZfL
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年4月15日
「2回目以降は単なる日常の一部」なる現実を如実に叩き込まれたのも、この「カリフォルニア物語」。 pic.twitter.com/9eQtctZOUp
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年4月15日
「日常の一部」になった途端、扱いが次第に雑に… pic.twitter.com/WMU2sCCuoW
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年4月15日
どんどん雑に… pic.twitter.com/XBrcWN80Fn
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どんどん雑に… pic.twitter.com/1YDrVhVnp8
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年4月15日
ただ時はまだ1970年代後半。当時コンセンサスとして受容されていた物語文法はあくまでハードで、このほのぼのとした景色が彼女が肉体関係に執着したのは彼の愛が信じられなかったから」「妊娠するも精神的動揺から流産」と悲劇的展開に直結していくのです。 pic.twitter.com/5XXWPGsEUl
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年4月15日
日本漫画史的にいうと1960年代末から1970年代前半にかけて国際的に新左翼運動や学生運動が荒れ狂い「物語展開を社会運動と結びつけるコンセンサス」が発生。インドやらネパールやらも最近になってこの段階に到達? https://t.co/p0KbNJyTxG
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ところが1970年代後半に入るとオイルショックが勃発してその痛手から回復したり、米軍撤退後にベトナム戦争が終結し、今度はそのベトナムとカンボジアや中国と戦争したりするうち「政治問題そのものからは手を引く」タイプのドラマ展開が主流に。 https://t.co/6suhltJk24
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「カリフォルニア物語」も(最終戦争や食糧危機やオイルショックを茶化した高橋瑠美子初期作品(および1970年代「うる星やつら」)同様、この過渡期の作品で、緊張感を保つ為に「上流階層の家庭内問題」「同性愛要素」といった深刻な設定を導入してシリアスさの水準を維持。 pic.twitter.com/OnVwtqxoVC
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年4月15日
そういえば「カリフォルニア物語」って少女漫画界において初めて「(性行為や入浴や拷問の様な理由付けを一切行わず)男の全裸を剥き出しで描いた」センセーショナルでも歴史に名前を残してたりして。著者いわく「男の尻は美しいから、どこに描かれたって構わない」。 pic.twitter.com/3i3cDNqEmE
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年4月15日
これはもうティツィアーノ「ウリビーノのヴィーナス」やマネ「草上の昼食」「オランピア」が欧州アカデミズム界における「エロ絵画は聖書や神話やオリエント系の逸話と結びつけられた場合のみ公共の場に飾られる事を許される」なる常識を破壊したのに匹敵する偉業かと。 https://t.co/8HhglHUlP5
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年4月15日
この作品が私に与えた影響、これまでちゃんと言語化出来てませんでしたが「性癖を歪められた」というより「(以降今日に至るまで価値判断基準の一つとして君臨し続ける)基底を打ち込また」という方が正しいのかもしれません。 pic.twitter.com/O8A250qZaH
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年4月15日
その事実を21世紀に入ってから改めて思い出させくれたのが、海外SNSを騒然とさせた「ウルヴァリンの尻がこんなにつるつるの筈がない」事件。それまでずっと雌伏を続けてきた「尻オリエンテッド・コールバック・ルーチン」がアクティベートされ、私にこう告げたのです。https://t.co/WOuUtbr6K5
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年4月15日
「今に見てごらん、この監督が本当に撮りたいのはピッチピチのジーンズやレザーパンツを履いたフレディ・マーキュリーさ」。この「イブの息子」「カリフォルニア物語」の時代に仕込まれたっぽいコールバックの預言、はからずしも的中…https://t.co/Y8EL6hmM77
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年4月15日
かつて2010年代にはてなブログに投稿した話ですね。「HTMLはおろかTexや正規表現が策定された時代から既にThrowされていたCall backルーチンの話」…https://t.co/Ys5uyBqsva
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そしてこの「カリフォルニア物語」の作者が1980年代に入るとこういう作品を発表。私の性癖は完全に取り返しのつかない事に… https://t.co/e7gOuLVqFg
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年4月15日
そう時代はまさに学園ラブコメ全盛期…https://t.co/J6SEGpeJep
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年4月15日
そんな感じで以下続報…