まだまだこういう時代?
これも実は1970年代以降?
黄桜!(´ー`)#今の若者には通じないテレビの常識 pic.twitter.com/YfQK5HVf5F
— 葵月 (@zabu72nezu271) 2023年7月29日
今回の投稿の発端は以下のTweet。
UPAの作品を目にするとサントリーのアンクルトリスのCMを思い出してしまう世代です。 https://t.co/S1pRwWrJvp
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年7月29日
これは偶然でなく「アニメーション三人の会」が実際に影響を受けてるのですね。https://t.co/1hLZgiISpg
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年7月29日
そう、これ…https://t.co/tWQA7rWQfl
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年7月29日
この辺りの話。https://t.co/vOT1wr2h0H
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年7月29日
世代によっては「ハワイ旅行積立預金」を思い出すかも。CM放送当時(1961年)、海外旅行はまだ自由化されていませんでしたが、その目処がたったという事で実施。https://t.co/JfJwYItILK
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年7月29日
当選者100人の大半は積立金(およそ40万円)の現金化を希望し、実際に海外旅行が自由化された1964年にハワイの地を踏んだのはたった4人だったとの事。https://t.co/Ww9beuUcls!
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年7月29日
こうした予備知識を備えてないと①当時の手塚治虫や横山光輝の作品、それらが掲載された月刊少年誌の(しばしばロボットやエスパーでもある)少年探偵物がどうしてあんなにも国際謀略物的だったのか。②どうしてその後、007シリーズの様なスパイ物がヒットするのか不明に。https://t.co/GOF1GsTjED
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年7月29日
クイズ番組の賞品で海外旅行が目玉だったりしたものですよね。
— 取手呉兵衛 (@tottekurebeepri) 2023年7月29日
今から思えばリカちゃん人形の様な着せ替え人形の最初の目玉が「世界のファッションが楽しめる」で、憧れの職業に飛行機のパイロットやスチワーデス、船長や船員などもランクイン。かかる意味論的分布を背景に「国際謀略の最前線で非情な作戦に従事する情報部員」の概念が…https://t.co/U582trn07A
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年7月29日
映画007シリーズのような「世界を股にかけたアクション映画」が海外への憧れを牽引したところもありますよね。
— 取手呉兵衛 (@tottekurebeepri) 2023年7月29日
当然、警官や軍人や政府機関メンバーもこの「職業として国境を越える憧れの職業の一つ」だったのでフィクションの世界におけるインターポール概念がとんでもない事になったり、スペクターみたいな国際謀略機関が発明されたりしたという。https://t.co/gfRnU8V8np
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年7月29日
軍隊の派遣とかが描けない戦後日本では、とくにインターポールやFBIといった組織が便利に使われたところがありますね。
— 取手呉兵衛 (@tottekurebeepri) 2023年7月29日
最近大藪春彦とか読み返してるのですが、国際謀略系やら自動車やオートバイの国際レースの話がゴタゴタ混ざり合って東京オリンピック(1964年)、平凡パンチ創刊(1965年)、モンキー・パンチ「ルパン三世」連載開始(1967年)に結実していく流れがそこはかとなく。https://t.co/Cy440xbx3J
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年7月29日
「仮面ライダー」なんかにも流れていくんでしょうね。
— 取手呉兵衛 (@tottekurebeepri) 2023年7月29日
この時期だと「(高度成長期の楽観的気分を背景とする)昭和元禄へのアンビバレントな感情」というのが鍵で、批判的過ぎた旧ルパン前半や「スカルマン」の商業的評価が今一つで、旧ルパン後半や「仮面ライダー」辺りが新たな時代精神の基準になってくる感が。https://t.co/CLUB7iU49y
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年7月29日
で、そこからの逆算で(手塚治虫自身が陣頭指揮をとった)アニメ版「鉄腕アトム(1963年-−967年)」や、(特撮業界がやっと手塚治虫を納得させられる造形レベルに到達した)マグマ大使(TV放映1966年-1967年)」の時代を考えないといけない、と。第一次怪獣ブーム前夜…https://t.co/f10xACRjU3
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年7月29日
1960年代後半は振り返るのが非常に面倒な時期で①少年向け読み物が(PTAなどの圧力に屈した)月刊少年誌から週刊少年漫画誌に推移し、その巻頭特集から江戸川乱歩/横溝正史/エドガー・アラン・ポーリヴァイバルを含む怪奇ブーム(ハマーやコーマンのカラー怪奇映画の少年向け怪奇百科事典への転載由来)…
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年7月29日
②(東京オリンピック中継に由来する)TV普及の影響が映画界にも本格的に波及し黒澤明監督の様な天才大作監督が引退を余儀なくされる一方「若大将映画」「サラリーマン映画」「(クレージー・キャッツやグループ・サウンド・メンバーを抜擢した)アイドル映画」などに比重が推移。https://t.co/XxJ9Z2wlVt
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年7月29日
まぁこういう流れから(怪獣のソフビ人形やリカちゃん人形が大量生産された)ビニール革命の嚆矢をなす「ウルトラマン(1966年)」主題歌がグループサウンドっぽい仕上がりだったりするという番狂せも。https://t.co/84vQDZVvJD
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年7月29日
初代ウルトラマン主題歌…例えば同時代の「エレキのエレキの若大将」挿入歌「夜空の星」と聞き比べてみるとグルーブ感が上? ちなみにおそらくこの頃より全国で「エレキ禁止令」が発令される関係から「ウルトラセブン(1967年-1968年)」主題歌からはエレキギター自体が…https://t.co/LjYcB3KCYQ
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年7月29日
でも「ジャイアントロボ(1967年-1968年)」ではエレキが低音部を担当。せめてもの抵抗だった?https://t.co/K8dxQUfFCO
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年7月29日
当時のもう一つの「戦場」がハンナ・バーベラ等の輸入TVアニメの日本語版主題歌。毎回完全オリジナル作曲なのを利用して「少年シンドバッド(1965年-1966年)」も最初グループサウンド寄りの極がつけられましたが、途中で差し替えに?https://t.co/hSQUsy3Jxr
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年7月29日
「ドラドラ子猫とチャカチャカ娘(1970年-1971年)」の日本語版主題歌は当時の「黒猫のタンゴ」の国際的流行を受けてタンゴ調に。後のセーラームーン主題歌に影響を与えたとも?https://t.co/Ly9Q0JZNnw
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年7月29日
かかる「グループサウンド系アニソン」の掉尾を飾るのは「怪獣王ターガン(1967年-1969年)」日本語版主題歌とも。横山光輝自身も認めてる「バビル2世」三つの僕の元ネタですね。https://t.co/72vDsPC3oD
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年7月29日
本当に最後の残り香。なにしろ同時代の日本児童向番組主題歌はファンクやソウルの様な黒人音楽、マカロニウェスタンなどに推移。例えば初代仮面ライダー主題歌も「(必殺シリーズ同様、高音持続音をギターでなくエレピで鳴らす日本式)マカロニ・ウェスタン」が基調に。https://t.co/GiSQRXKO5j
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年7月29日
話を1960年代に戻すとまず真っ先に浮かぶのが1961年から1980年に掛けて黄桜CMソングとして使われた「河童の歌」。軽妙なジャズ・アレンジで知られますが、元来は(共産主義国)ブルガリアの民謡「エレンカ」だったという設も。https://t.co/xIYBNVqc3S
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年7月29日
当時のTV業界は映画系が牛耳る音楽業界に対抗すべくジャズ喫茶で人材登用。クレージーキャッツやドリフターズを発掘した話が有名ですが、まぁそんな感じで「魔法使いサリー(1966年-1968年)」主題歌もスタンダードなディキシーランド・ジャズ調に。https://t.co/T2LlPQzOyn
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年7月29日
同年の「黄金バット」挿入歌「ナゾーの歌」はマカロニウェスタン上陸前なので「それ以前の西部劇音楽の影響」とか感じられるのが基調。あとダーク・ジャズとか黎明期ロックンロール辺りのごった煮?https://t.co/6nwvQDUsuv
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年7月29日
ダークジャズ色はむしろ「妖怪人間ベム(1968年-1969年)」の方が強く打ち出してました。まぁ作品内容の反映?https://t.co/8TtJf2yok7
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年7月29日
当時で異色なのが(元来は白人文化の推ともいうべき)スペースオペラにもダーク・ジャズを乗せた「キャプテン・ウルトラ(1967年)」主題歌。冨田勲先生、どうして…https://t.co/f02te2b9a5
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年7月29日
当時の「あくまでジャズを基調にサスペンス感を高める姿勢」などは「仮面の忍者赤影」BGMなどにも感じられるのが興味深い辺り。https://t.co/RZGsYF1OyY
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年7月29日
それはそれとして「(「河童の歌」元曲ともいわれる)共産主義時代のがブルガリア民謡「エレンケ」は実に興味深い。まずその黒人音楽めいたコール&レスポンス展開、そして…https://t.co/T7nx93pIyN
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年7月29日
英国民謡から取材したサイモン&ガーファンクル「スカボロー・フェア(1966年)」、さらには…https://t.co/68ynsXVvuU
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年7月29日
アメリカ民謡から採択した「朝日の当たる家(国際的にヒットしたアニマルズ版1964年)」との雰囲気の近さという展開で。https://t.co/72kqGU0Qwp
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年7月29日
そしてこの辺りの曲調を選考する日本人をターゲットに小林亜星御大が作曲したサントリーCM曲「夜が来る」。一定世代の人間はまるで条件付けされた犬の様に、この曲を聴くと酒が飲みたくなるという…https://t.co/OGrYNMzkk2
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年7月29日
酒といえば黄桜CMも「おっぱい大盤振る舞い」だった印象。まぁ人ではないし、多少はね?https://t.co/bWUB1Nfht2
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年7月29日
ほう、1960年代まで戻るとむしろ乳首消失?https://t.co/hQdrn89dXx
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年7月29日
乳首以前に、全体の画質が?https://t.co/hsEseABvX6
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年7月29日
そんな感じで以下続報…