これの続き。
今回の投稿の発端は以下のポスト。
以下の経緯から読み始めた「「小児性愛」という病」、間違いなくペドフェリアとチャイルドマレスターの混同の大元凶の一つ。ただ(「不利なエビデンスには触れない」上野千鶴子メソッドを採用してるだけで)それなりの臨床経験に基づいた内容であり、次元分解が容易でない?#ペドフェリア https://t.co/GE2Afx9Ew9
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年9月8日
ならばどこにトリックが?①ここで取り上げられた症例は「チャイルドマレスティング行為依存者は、それへの依存状態から容易に抜けられない」という話であり、それはむしろキューブリック監督映画「ロリータ(1962年)」「バリー・リンドン(1975年)」に活写される性犯罪者のそれと重なる。 https://t.co/IDcuMxH9Vl
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年9月8日
これらの性犯罪者は揃ってニンフェット期(女児が男児を成長速度で抜く小学校高学年から抜き返される中学生頃まで)の少女から酷い目に遭わされ復讐してるだけと言い張るが、かかる認識の歪んだディスクールこそがチャイルドマレスター的という次第。https://t.co/XCFiVP0Rxn
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年9月8日
ところで2010年代前半の海外SNSで古語ニンフェットが一時的復活を遂げたのはラナ・デル・レイ「ロリータ」大ヒットのせいなのですが、その歌詞内容はどちらかというと「アナベル・リー症候群を拗らした少女の歌」。それで「症状としてのロリコンは実在せず、この悪用を覚えた悪い男がいるだけ」説も。 https://t.co/bZcSzMA8OI
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年9月8日
かくして2010年代前半の海外SNS女子は「ホストや女衒や悪い男は私達のアナベル=リー症候群の未成熟な部分を狙ってくる。そこ鍛えなきゃ」みたいな雰囲気になっていく訳ですが… https://t.co/5LgGF0UY4z
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年9月8日
実はこの時期の少年も危うくて「駄目なニンフェットや大人」に甘やかされ「悪い事をしても誤魔化せる」みたいな甘ったれた自信をつけてしまうのかも、という考え方も出てきました。例えば当時話題になった「ノラガミ」の雪音君… pic.twitter.com/uAubhloe23
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年9月8日
実は「少児性愛という病」に「こういう考え方をする人は見掛けもキモいオッさんです」と示唆する文言は存在せず、実際事件を起こして逮捕される犯人は(過去に可愛がられたり、女児が迂闊に接近を許してしまうくらいなので)むしろ見た目はイケメンだったりします。 https://t.co/e6MrG3RAcp
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年9月8日
英語の辞典に キモオタ ペドフェリアという記述がされているそうで https://t.co/ktwAWklKE6
— 矢次一夫@工藤会より桜田門 (@JaHi8SXKvGxebKx) 2023年9月8日
で海外SNSに出張ってきた「第三世代フェミニストの姉様達」は、小娘達に「お前達の心にはこの方角に生涯防御不能の大穴が空いているのだ」と思い知らせる為に「生肉(CV神谷浩二)作戦」とか展開した訳ですが、そういう対策を怠ると… https://t.co/V543L5Jqry
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年9月8日
新宿歌舞伎町界隈で見掛ける「ホストに貢ぐ為に立ちんぼしてる少女達(見るからにキモい危険なオッサンは事前に断れるので自分達は安全と信じてる)」が登場してしまうとも。https://t.co/iS9UpRJxs1
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年9月8日
1980年代末から2000年代にかけて話題となった、村上龍が「トパーズ」で小説化し庵野秀明が「ラブアンドポップ」で映像化した様な「(精神的成熟を放棄して)高級ブランド品購入の為に援交する少女が構築する物欲ボトルアクアリウム」の現代版?https://t.co/q0uz70RAsT
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年9月8日
「小児性愛という病」はあくまで「クリニックでの少児性愛障害治療から見えてきた事」に基づく内容なので、こういう「アナベル=リー症候群を拗らした少女との共依存体験もチャイルドマレスター気質の原因の一つになってる可能性がある」という話は出てきませんが、まぁこれは仕方ないでしよう。一方…
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年9月8日
②その立場からも「ロリコンのキモいオッサンへの過度の警戒」は百害あって一理なし(現実のチャイルドマレスターの姿は多種多様で外観から判別出来ない)とされ、また内容構造上「問題行動を起こしてないペドフェリア」については一言も触れてない事はちゃんと理解すべきです。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年9月8日
総括すると「少児性愛という病」に目を通せば「(異常行為に手を染めて独特の認知の歪んだディスクールで言い訳する様になった)チャイルドマレスターのおぞましき内的世界」について多くの知識が得られる一方、そこには「異常行為に手を染める事なく普通の日常を送ってるペドフェリア」の事も「精神的に…
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年9月8日
それなら野坂昭如「螢の墓」も、チャイルドマレスター文学の文脈で語り得るのか?ここからは文学論となりますがposerでそれらしき文章を見掛けた経験を援用すると「不都合な事実を全部記述外に追い出す手口はクロ。ただ本物は双方の満足感をもっと強調してくる」という感じ。 https://t.co/6T7nh4x11L
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年9月8日
一方「幼妻と結婚したエドガー・アラン・ポーは、しかしペドフェリアではなかった」なる信念に立脚するアナベル=リー派攻略の鍵は、エドガー・アラン・ポーの残した少女詩自体。彼自信妻が成長するまで自分はペドフェリアと信じて恐怖の日々を過ごしてているのですな。つまり、その迷いがない輩は… https://t.co/qPQAf1RHsV
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年9月8日
日本の女性作家の凄さは、この辺りの「ペドフェリアとアナベル=リー派少女の双方向片想いは決して成就しない」教訓もきっちり積み上げてきた事で、例えば榎本ナリコ「センチメントの季節」。 pic.twitter.com/wd6tz8FW2m
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年9月8日
夢野久作「瓶詰地獄」みたいなどこまで空想でどこからが現実なのか判然としない世紀末的セックス・ファンタジーからの…https://t.co/N7gfUTCU7c
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年9月8日
岡田麿里「荒ぶる季節の乙女どもよ」における菅原さんの… pic.twitter.com/3KH2i8Blwf
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年9月8日
「鼻毛パンチ」に終わる荒々しい片想い。 pic.twitter.com/7QEgsz4YVU
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年9月8日
ちなみに「tumbr大粛清(2018年)」以降、現地の少女漫画ファンの多くはX(旧Twitter)に活躍の舞台を移し「僕ヤバ」キス回にこんな反応を見せたかと思えば… https://t.co/EMXdhy8iKD
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年9月8日
翌日、ここ画像を回覧して御通夜状態になってました。この「ヤクザ刺青のイケメンが「私はお前の父にして母にして兄にして恋人だ」と口にするとヒロインが「はい」と答える場面」の原典が何か知りませんが、少なくとも一部は「チャイルドマレスター的不穏さ」を感じ取った模様… https://t.co/wBsSJBikbl
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年9月8日
現段階での訂正。①「あえて小児愛と少児愛障害を一緒くたに」→内容構成上小児性愛障害についてのみの言及だが時々間違えて少児性愛と呼んでる。それで小児性愛嫌悪者に誤解を与えるには十分。②「彼らも同じ人間」…少児性愛障害者の実態は想像以上にエグいが、アルコール中毒患者も割とそう。 https://t.co/gv8P6j7Efs
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年9月8日
「第3章 逆境体験」に不穏な箇所。①父親がアル中で、家庭内暴力が起こる都度、硬直状態。②11歳の時本屋で「幼い子供にしか見えない女の子達の性表現があるコミック」に邂逅して雷の様な衝撃を受け、以降その種の雑誌を買い漁り子供とセックスする場面を想像しマスターベーションする様に。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年9月8日
この「コミック」を以降「児童ポルノ雑誌」と言い換え「それとさえ出会わなければ」と続けますが、これでは「女の子の性表現がある=偏った性嗜好を学習させる児童ポルノ」と単純化し過ぎでは?さらに「第四章 児童ポルノ 加害の引き金になるもの」では表現が「児童虐待映像」にエスカレート…
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年9月8日
ここは完全に上野千鶴子流の「不利なエビデンスは隠す」式ではなく(この本はその部分は実に計画的に遂行されるので比較が容易)手持ち情報がないところで想像力が暴走してる箇所。皮肉にも児童ポルノ漫画分類された「こどものじかん」に記述があって海外SNSではコンセンサス化していたが①小学生のマス…
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年9月8日
その一方で「黎明期のFacebookが子供達への監視を強めた結果、廃墟になりかけた」事件などへの知識が徹底的に欠如してる? https://t.co/vIuCng0DT5
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年9月8日
2010年代前半の黎明期SNSでは様々な試行錯誤があって、それどころか今年になっても「新生tumbr」が表現規制でまた馬鹿をやらかして棺桶に改めて片足突っ込み直してる有様… https://t.co/Hk3iREr00z
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年9月8日
とりあえず「少児性愛という病」第一回読了。大半はある程度現実のデータに立脚するそれなりに地に足のついて内容なのだけど「第四章児童ポルノ」と「第八章支配感情」だけ豹変してフェミニズム的妄想の垂れ流しに。もしかしたら、実際に幾人もの患者から「児童ポルノ鑑賞が発祥の契機」と言われたせい…
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年9月8日
批判的検証例。4章8章の内容批判ですが、実はこの箇所、そもそも他の①チャイルドマレスター的気質はまず(マスターベーションなどを伴う)想像の反復によって養われる(ペドフェリアの様な先天的気質と無関係)②その過程で(教師の様な)想像反復の材料に事欠かず子供に上から触れられる職を選ぶ(ポルノ無…
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年9月8日
以下は同著者による「男尊女卑社会」への別アプローチですが上野千鶴子の祝辞とか引用してた「小児性愛という病」の第八章「支配階層」に比べると随分まともな内容。https://t.co/nVcrca7qf2
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年9月8日
そういえば4章の内容について部分的に「2000年代のエロゲー世代交代」以前の作品、すなわち「野々村病院の人々」「おやぢシリーズ」などと重ねる事は不可能でもない?ファン層の推移により壊滅した、何処か反権力的なサブカル系の流れ…https://t.co/T1getgCHm0
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年9月8日
そんな感じで以下続報…