諸概念の迷宮(Things got frantic)

歴史とは何か。それは「専有(occupation)=自由(liberty)」と「消費(demand)=生産(Supply)」と「実証主義(positivism)=権威主義(Authoritarianism)」「敵友主義=適応主義(Snobbism)」を巡る虚々実々の駆け引きの積み重ねではなかったか。その部分だけ抽出して並べると、一体どんな歴史観が浮かび上がってくるのか。はてさて全体像はどうなるやら。

【ファンタビ】「河童(Kappa)in New York」あるいは「ハリー・ポッターと二人の007」

第一案じゃ、氷の下を泳いでニュートと相撲をとる予定だった?

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Fantastic Beasts and Where to Find Them - INKSMITH

ニュートは世界中を旅しているが、これからの『ファンタスティック・ビースト』作品で日本が舞台になる可能性はあるだろうか。

日本といえば、実は今回の作品に河童が出てくるという構想はあった(『幻の動物とその生息地』の本には掲載されている)。物語は第2次大戦くらいまで続くけど、パリの次の舞台がどこになるかは私にも分からない。

実は「ファンタビ」鑑賞中、ずっと頭の中を流れてる音楽がありました。

Sting "Englishman in New York (ニューヨークの英国人、1987年)"

I don’t drink coffee I’ll take tea my dear
コーヒーは飲まない。紅茶で。

I like my toast done on one side
トーストは片面焼きで。

As you can hear it in my accent when I talk
アクセントの違いで話せばそれと知れる。

I’m an Englishman in New York
僕はニューヨークの英国人。

See me walking down Fifth Avenue
5番街に歩いていく僕が見えるかい?

A walking cane here at my side
片手にステッキ。

I take it everywhere I walk
出歩く時はいつも一緒。

I’m an Englishman in New York
僕はニューヨークの英国人。

I’m an alien, I’m a legal alien
そうエイリアン。合法でもエイリアン。

I’m an Englishman in New York
僕はニューヨークの英国人。

I’m an alien, I’m a legal alien
そうエイリアン。合法でもエイリアン。

I’m an Englishman in New York
僕はニューヨークの英国人。

If “manners maketh man” as someone said
「礼節が人を作る」とはよくいった。

Then he’s the hero of the day
まさしく「今日のヒーロー」って奴さ。

It takes a man to suffer ignorance and smile
普段は無知と嘲笑に耐えるのみ。

Be yourself no matter what they say
自分らしくあれ。誰が何と言おうと。

I’m an alien, I’m a legal alien
僕はニューヨークの英国人。

I’m an Englishman in New York
そうエイリアン。合法でもエイリアン。

I’m an alien, I’m a legal alien
そうエイリアン。合法でもエイリアン。

I’m an Englishman in New York
僕はニューヨークの英国人。

Modesty, propriety can lead to notoriety
謙遜で礼儀正しいだけだと悪評の元。

You could end up as the only one
誰だってオンリー・ワンを目指してO.K.なにのさ。

Gentleness, sobriety are rare in this society
優しくて真面目なだけの人間なんて絶滅種。

At night a candle’s brighter than the sun
夜にはキャンドル・ライトが太陽より眩しい。

Takes more than combat gear to make a man
武装しただけで一人前扱いはされない。

Takes more than license for a gun
銃所持はライセンス獲得の付帯権利なんかじゃない。

Confront your enemies, avoid them when you can
逃げられない戦いは受けて立て。

A gentleman will walk but never run
だけど紳士は慌てない。

If “manners maketh man” as someone said
「礼節が人を作る」とはよくいった。

Then he’s the hero of the day
まさしく「今日のヒーロー」って奴さ。

It takes a man to suffer ignorance and smile
普段は無知と嘲笑に耐えるのみ。

Be yourself no matter what they say
自分らしくあれ。誰が何と言おうと。

Be yourself no matter what they say
自分らしくあれ。誰が何と言おうと。

Be yourself no matter what they say
自分らしくあれ。誰が何と言おうと。

I’m an alien, I’m a legal alien
僕はニューヨークの英国人。

I’m an Englishman in New York
僕はニューヨークの英国人。

I’m an alien, I’m a legal alien
そうエイリアン。合法でもエイリアン。

I’m an Englishman in New York
僕はニューヨークの英国人。

*一緒にこの曲も脳裏に浮かんでしまったが、とにかく「Be yourself no matter what they say (自分らしくあれ。誰が何と言おうと)」の重なり具合が凄まじい…

Shinehead "Jamaican in new york(ニューヨークのジャマイカ人、1992年)" 

Don't drink coffee, I drink roots my dear
コーヒーなんて要らない、ウーツ(マリファナ煙草)と

And I love my morning ride
朝からハイになれるやつ(麻薬)。

You can see it in my motions when I walk
歩き方で判るだろ?

I'm a Jamaican in New York
ニューヨークのジャマイカ人がお通りだ。

See me walking down Church Avenue
チャーチ・アベニュー(ジャマイカ移民が多い通り)を闊歩する俺。

With my hat leaned to one side
帽子をちょいと傾けて。

You can see it when I walk
その姿だけでまるわかり。

I'm a Jamaican in New York
ニューヨークのジャマイカ人がお通りだ。

*「ジャマイカ的黒さ」と比べると、彼らでさえ「英国人」なのが何とも。

*そして「Canada Regge」とか「Malaysia Regge」の域まで行くと逆に「黒いって何?」なんて領域に。一緒に聞かれている「チェコスロバギア・ラップ」に至ってはさらに訳が分からない…

やっぱり確信犯だった様です…

エディ・レッドメインは「力のある俳優」 | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

――エディのニュート役についてはどう?

私たちが彼を主演に選んだのは、すごく英国的な人だから。時代を選ばない、つまり2016年でも1926年でも違和感のない俳優であるのもいい。アウトサイダーを演じられるし、どんな役柄でもきちんと人間味を出せる。

ちょっとぎこちないけど、温かい心の持ち主であるニュートを演じるにはエディみたない人でないと。力のある俳優は、難しい演技を軽々とやってみせる。あまり簡単にやってしまうから、エディがどれほどのことをしたのか、あまり分からないかもしれないが。

ニュートは型破りのヒーロー。強いヒーローではないが、でも私たちは大好きになってしまう。そんな人物をジョーが書いたのはすごく勇敢なことだったし、エディも思い切って演技してくれた。監督はエディのシルエットが好きだと言っている。ちょっとバスター・キートンのようなところがある。チャプリンみたいな歩き方とか、当時のサイレント映画の俳優のような雰囲気がある。

これで思い出した映画が「007 ダイアモンドは永遠に(Diamonds Are Forever、原作1956年、映画化1971年)」と「遠すぎた橋(A Bridge Too Far、1977年)」。

  • 「007 ダイアモンドは永遠に(Diamonds Are Forever、原作1956年、映画化1971年)」における悪ノリ…思い返せばもう何年も国際SNS上の関心空間を覗き続けてるけど、「(しばしば米国口語起源とされる)お前は俺の母親か!!」なる表現が実際に使われるのを目にしたのって、この作品においてだけ。「007は二度死ぬ(You Only Live Twice、原作1964年、映画化1967年)」で髪を黒く染めただけで「俺ってもう、日本人にしか見えないだろ?」なる満面のドヤ顔を披露したショーン・コネリーが、米国口語を駆使して俺ってもう、アメリカ人にしか見えないだろ?なる満面のドヤ顔を披露する怪作。

  • 遠すぎた橋(A Bridge Too Far、1977年)」…地獄のアーネム橋争奪戦の現場にパラシュート降下し、ステッキ代わりに細身の傘をくるくる振り回しながら「英国紳士は何があっても決して慌てない(A gentleman will walk but never run )」を実践する英国紳士将校達。そういえばこっちでもショーン・コネリーが大活躍。しかし実は彼は「イングランド人」ではなかった…

スコットランド独立運動。今から思えば、まさしく「同じ岐阜でも美濃と飛騨とは決して折り合えぬ!!」「だがそれでも折り合わねばならぬ!!」みたいな次元の論争。

ハリー・ポッターと二人の007」なんて見出しも見た記憶があります。そういえば「闇落ちした姫君を騎士が助け出す王道ラブストーリー」として展開した007最新シリーズって、そもそも新Q(ベン・ウィショー)ファン層がハリー・ポッターダニエル・ラドクリフファンにぴったり重なってるわ、「スコットランドにあるジェームズ・ボンドの生家」がクライマックス場面の舞台に選ばれるわ、旧M(ジュディ・デンチ)の後釜に選ばれたのが「ヴォルデモート卿」だったりと両者は何かと縁深いのですね。
*これに(第1作より英国俳優が重要な役柄を占めてきた)スター・ウォーズ・シリーズ(1977年〜)ファン層を加え「英国俳優オールスターファン」層を形成してる感すらある。その背後にはさらに巨大になり過ぎて「国際SNS上の関心空間が生んだ最悪の悪夢」と呼ばれる事すらあるSuperWhoLock教団の影が…

 

話を「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(Fantastic Beasts & Where to Find Them)」に戻します。国際SNS上の関心空間ですら、なかなかティナ・ゴールドスタイン(Tina Goldstein)の人気が上がりません。

とにかく第一印象は(英国人が想像しそうな)典型的アメリカ娘そのもの。勝気で、向こう見ずで…まるでスーパーマンことクラーク・ケントの恋人ロイス・レーン(Lois Lane)みたい。これでは(特にアメリカ女性ファンが)ゲンナリして当然?


おそらくそれが脚本を手掛けたJ.K.ローリンズの「計画通り」。ちゃんと途中でドンデン返しが用意されてました。ただ国内外問わず意外と見逃してる人が多く、かといって下手に触れるとネタバレになっちゃうのが悩みどころ。「英国人」ニュートの抑えに抑えた燻銀の演技のせいで、表情の変化が読みにくいのも問題点?

深海 (If he had come)

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ちゃんと読み解けた人はこのタイプの二次創作に群がってますね。

  • ニュートは「死刑執行」の場面で何に気付いたのか?
  • ニュートが、オブスキュラスについて「必ず助ける」と断言した意味。

 鍵はこの辺り。「何の話?」としか思えない人は2回目GO!!
で、私同様、脳内に"Englishman in New York "が流れるはずです。
英国紳士、ガチで表情変化が乏し過ぎる!!