この3年前の投稿を再読して新たに感じた事。
長い19世紀と短い20世紀。主義と戦争がテーマの20世紀はキャピタリズム、コミュニズム、ファシズムの三つ巴で始まって冷戦の終結で終わったけど、21世紀は長い時代になるだろうかそれとも前倒しの時代になるんだろうか?文化民族がグローバリズムで再定義される時代?ドゥラえもおおおん
— 春風亭どれみ (@ideatakashi) November 28, 2011
「マルクス主義歴史家」ホブズボームの歴史観には例えば「(資本主義も共産主義もファシズムも揃って同じ穴に落ちる)デフレ信仰(生産効率化を追求するあまり、原価を限りなくゼロに近く過程で消費市場を壊滅させてしまう恐るべき信念)」への警戒心などが欠落してるんですね。
- 例えば戦前最大のマルクス主義理論家とされる戸坂潤が、大日本帝国末期について「(最終的に独裁へ辿り着く可能性が高い)自由主義がまず死に(どちらも全体主義には変わらない)左翼(共産主義)と右翼(軍国主義)が決勝戦に進んだ」と要約している。これが日本型全体主義の特徴で、スターリン主義に傾倒した当時の共産主義も、指導者原理で理論武装したドイツやイタリアの全体主義者も(有事の際のみ臨時で任命される)古代ローマ帝国時代の独裁官を自らの源流とイメージしていた欧州と異なる部分。そして(おそらく大英帝国的歴史観を背景とする)ホブズホームの歴史観は前者に近い。
ファシズム(伊fascismo, 英fascism, 独Faschismus) - Wikipedia
コミンテルンの用例
この言葉を単なる全体主義や軍国主義の意味、特に社会主義の立場からの政治的なレッテル貼りに多く使ってきた。たとえばドイツのナチスは「国家社会主義」を自称し、「ファシスト」「ファシズム」とは自称しなかったが敵対する共産主義勢力のトロツキーやコミンテルンなどが、イタリアのファシズムを「イタリア・ファシズム」、ドイツのナチズムを「ドイツ・ファシズム」と呼び、更にスペインのフランコ政権なども対象として「反ファシズムの人民戦線」を組織。
*そういえば「ナチス」「ナチズム」「ナチ」もNSDAP(Nationalsozialistische Deutsche Arbeiterpartei=国家社会主義ドイツ労働者党)の自称ではなかった。
このコミンテルンの用法に加え、主として社会主義国や社会主義者の立場から、日独伊三国軍事同盟に参加した戦前の日本や、各国の軍事独裁政権なども「ファシズム(勢力、陣営)」などと呼ぶ様になった。中国共産党は2014年現在でも日本との戦争(日中戦争)に対して「反ファシズム戦争の勝利」と位置付けている。
*そう、日独伊三国同盟(独Dreimächtepakt、伊Patto tripartito、1940年)締結まで国民党を後援するナチスドイツと大日本帝国が敵対関係にあった現実など、軽く黙殺されてしまったのである。
侮蔑語としての用例
第二次世界大戦勃発までは、ファシズム自体が批判的に扱われることは少なく、一部を除いては悪口としては使用されなかった。第二次世界大戦中になると、連合国ではファシズム・ファシストを厳密な意味ではなく、枢軸国とその国民に対する一般的な悪口や蔑称として使用されるようになった。ジョージ・オーウェルは1944年に「"ファシズム" という語は、ほとんど全く意味が無い。ほとんどのイギリス人は "ファシスト" という語を "bully" (いじめっ子、ガキ大将)の同義語として受け入れている」と書いた。
第二次世界大戦で枢軸国が敗北すると、「ファシスト」を悪口や蔑称として扱う風潮が世界的なものとなり、しばしば政治運動に対して政治的スペクトルをまたがって幅広く呼ばれるようになった。
政治学の論文では「ファシスト」とは通常は権威主義的な傾向を意味するが、政治的な左翼や右翼の両方の信奉者が敵対者を中傷するための軽蔑的な悪口としても使われている。リチャード・グリフィスは2005年に「ファシズム」の用語が「我々の時代に最も誤用され、過剰使用された」と述べた。
共産主義の全盛期が「人類の黄金時代」にしか見えない左翼って、所詮は右翼(王党派や軍国主義者)同様、国家主義者/全体主義者に過ぎないという話なのかもしれません。
やっぱり技術引っこ抜いたって言うのは否定できないのかもなぁ… pic.twitter.com/ZqDNA2lIdR
— 水分不足 (@suibun_water) July 17, 2019
もちろん日本企業の待遇は必ずしも良くなかったかもしれないが、人件費も巨額の開発費も負担して、成功した時だけ巨額の対価を要求されて育てた人材までサムスンに引き抜かれるようでは、企業はバカバカしくて技術者の夢に金をかけようとは思わなくなりますよ。米国並みの技術流出防止法制が必要かも。
— TsubasaE3 (@tsubasaE3) July 18, 2019
例えば、こういう話…
これはなぁ・・・
— 水野 縁 (@YukariMizuno01) July 17, 2019
「日本が熟練技術者にきちんと給料を払ったのか?」を調べると色々同情すべき点が見つかるパンドラの箱。
ついでに「電機労連が工業高専以下の最終学歴者を安く使っていた」という俺の体験も添えよう。 https://t.co/n08UqQuC6q
高専卒が後輩大卒の給料を超えるのに、8年位かかってた。
— 水野 縁 (@YukariMizuno01) July 17, 2019
学歴2年分を埋めるのに実務8年かかるんだぜ?
基本給で、6歳年上の「大卒新入社員」にやっと勝てる。
でも仕事は「同期大卒と同じ”入社8年目”の量と責任」が付いてくる。
「高専卒以下の技術者がゴッソリ辞めた」原因。
ちょっと考えてみな?
— 水野 縁 (@YukariMizuno01) July 17, 2019
「入社2年目から7年目まで、後輩の面倒を見続けながら、基本給は面倒を見た後輩よりも安い」んだぜ?
馬鹿らしくてやってられんよ。
俺は6期上の同学歴の先輩からこの件を聞いて「勤続約5.5年」で辞めた。
「自分のやる気が維持出来る自信が無かった」から、外資系に転職した。
解りやすく数字で書く。
— 水野 縁 (@YukariMizuno01) July 17, 2019
ダブりや浪人等が無かった人同士の比較。
「高専卒:28歳で22歳の新卒大卒の基本給を超える」
別の書き方をすると、
「高専卒:27歳で22歳の新卒大卒の基本給に負ける」
・・・これ、納得いくか?
だから、10年、20年後の中間層を担うエンジニアが流出したんだよ。
俺が退社した後に「COMPAQショック」が発生して、俺みたいなエンジニアは外資目指して皆辞めたんだよ。
— 水野 縁 (@YukariMizuno01) July 18, 2019
で、退社後にも付き合いがあった人から聞いた話。
「N○Cは”成果方式”移行の為に”一人前エンジニア給料を一律になるように調整した」って大本営発表が有ったんだと。
しかしこの「一人前のエンジニアってのは当時の主任以上」だったよ。
— 水野 縁 (@YukariMizuno01) July 18, 2019
あのな?
主任になるには大卒でも6から10年。
高専卒は10年から15年かかってた。
つまり大卒なら最速28歳。高専卒は30歳。
しかし勤続年数は大卒6年、高専卒10年だ。
これが「”一人前のエンジニア”スタートライン」だとさ。
これを「N○C本社からの出向取締役がドヤ顔で言ったそうな。
— 水野 縁 (@YukariMizuno01) July 18, 2019
馬鹿だろ?w
必要だった改革は、「高専卒と専門学校卒の基本給が、3年目で新卒大卒の初任給を超えること」だよ。
3年目って事は、新卒大卒に浪人やダブりが無ければ同い年。
しかし会社への貢献年数は2年多い。
つまり「最終学歴」よりも「会社への帰属年数」を高く評価すべきだったんだよ。
— 水野 縁 (@YukariMizuno01) July 18, 2019
だから皆さん外資に流れた。
何故なら外資の多くは「最終学歴」よりも「職務経歴」を重視した。
コレなら、高専卒や専門学校卒は「同い年の大卒相手に実務経験期間2年のアドバンテージが持てる」事になる。
完璧を期するなら、「同い年の大卒と同じ時期に主任になれる」事だな。
— 水野 縁 (@YukariMizuno01) July 18, 2019
結局、ソフトウェア界隈において、電機労連関連は、「安く使い潰せるその他大勢」として「高専卒」と「専門学校卒」を雇用したが、「その他大勢が大量退職した」から「10年後の中堅技術者」を大量に失った訳だよ。
俺の居た部門は、
— 水野 縁 (@YukariMizuno01) July 18, 2019
1.1浪の大卒親分3年先輩
2.ストレート院卒の2年先輩
3.ストレート高専卒の俺
4.ストレート大卒1年後輩
5.ストレート院卒2年後輩
で、途中で2の人が別の部署に異動になって、仕事量と義務、責任はNo2なのに、一番給料が低かったんだよね。年も一番若かったけどw
仮に、俺が退社しなかった場合、この1から5の中で、「一人前のエンジニアたる”主任”」になれるのは、俺が最後になるんだよ。
— 水野 縁 (@YukariMizuno01) July 18, 2019
馬鹿馬鹿しいだろ?
自分が30歳になる前に、面倒を見た後輩に抜かれていくんだぜ?
そこから定年まで居たら、30年以上「元後輩の上司」が御座す訳だ。
やってられねぇよw
おっと書き忘れが。
— 水野 縁 (@YukariMizuno01) July 18, 2019
昔、似た話をしたところ「そんな扱いじゃ大卒が集まらない」と反論された事があるが「先輩を敬う前に嫌がるような馬鹿は”使えないエンジニア”にしかならねぇよ!」と返した。
あのな?
IT業界って「徒弟制度」に近いから、「弟子入りして下っ端仕事が出来ない奴」には無理だよ?
日本は技術者を冷遇してるってことですよ。
— 忍者35号 (@tetsu3235) July 19, 2019
文系が楽まで言わないが、理系は実験が有る分よりハードで卒業も厳しく、
それゆえ社会に出たら技術者として(全員では無いが)価値ある物やソフトなどを生み出しているのに、
文系大卒事務屋と同じ給料しか出しませんじゃ、そりゃ海外へ行きますね。
ちなみに、私は某理系大卒ですが、高専の人ら見ても大卒にひけを取らず優秀ですよ。
— 忍者35号 (@tetsu3235) July 19, 2019
そりゃ高専自体が殆どが国立だし、学区2番目くらいの高校に合格するくらいの頭がなければ入れません。
それでも2年少ないだけで格下扱い、某財閥系なんか高卒扱いと、さすがに会社側は馬鹿ですかと言いたいです。
まさしく、本当に改善が必要とされているのはこういう部分…