ルネサンス時代に始まる科学主義を下支えしてきたのは商業と軍事(ただし大航海時代に端を発する制海権争奪戦とも関係してくるので商業的発展と無関係ではない)…
そして20世紀(特に総力戦となった第一次世界大戦)以降「統計学の発展」が特殊な立ち位置に。特に正規分布(Normal Distribution)概念の樹立以降…
まあホントは学問に文系とか理系とかないんですよ
— (Ǝ)ɐsıɥıɥso⅄ ouɐɓnS (@koshian) 2020年10月6日
明治の頃に日本にも大学を作るとき、医学を頂点とする理科と、法学を頂点とする文科にわけて制度を作っただけ
医学と法学は社会の根幹なので、2500年前から独立した学問なのですよ
いまでいういわゆる「理系」が出てきたのは確かルネサンスのころで、「世界は数学でできている」を合言葉にありとあらゆるものを数学で解き明かそうとした。これがいわゆる科学の始まりなわけね
— (Ǝ)ɐsıɥıɥso⅄ ouɐɓnS (@koshian) 2020年10月6日
この科学があまりにもめざましい成果を出したので、学問はほぼほぼ科学一色に染め上げられていく
— (Ǝ)ɐsıɥıɥso⅄ ouɐɓnS (@koshian) 2020年10月6日
でも科学は学問の一分野でしかないのも事実なのよ
他の可能性を学問が捨ててるわけでもないはず
こういう一分野が覇権を取るのは別に例外的でもなくて、たとえば幸福論はほぼ快楽主義が覇権を取って、功利主義として社会に浸透し、効用という言葉で経済学なんかにも組み入れられている
— (Ǝ)ɐsıɥıɥso⅄ ouɐɓnS (@koshian) 2020年10月6日
ちなみに明治維新が1860年代、産業革命浸透による伝統的地方共同体の崩壊と都市住民急増を受けてフランスやドイツに社会学が誕生したのは1890年代(ただし日本への伝播は第二次世界大戦後とされる)だったりしますね。海外の原義では(心理学同様)新しい分「状況の統計学的把握」が基礎になってますから数学の素養は必須で日本人の「文系/理系」感覚からいうと理系。その境界線をおかしくしたのがマルクス主義経済学者とかマルクス主義社会学者みたいな「学問には数学より大事な事がある」とか言い出した人達とも…