別名の通り北アメリカ原産で、日本では明治時代初期以降に各地で繁殖している帰化植物である。高さは2m前後に達する。茎は無毛で赤く、根は太く長い。葉は大きく、秋になると紅葉する。
6月から9月にかけて白色ないし薄紅色の花からなる花穂を枝先に付け、夏季に扁平な果実を付けた後に初秋に黒く熟す。熟した果実は柔らかく、潰すと赤紫色の果汁が出る。この果汁は強い染料で、衣服や皮膚に付くとなかなか落ちない。この特性のため、アメリカ合衆国ではポークウィード(Pokeweed)やインクベリー(Inkberry)などとも呼ばれている。
有毒植物で、全体にわたって毒があり、果実も有毒である。毒性は、根>葉>果実の順であるが、果実中の種子は毒性が高い。誤食すると、2時間ほど経過後に強い嘔吐や下痢が起こり、摂取量が多い場合はさらに中枢神経麻痺から痙攣や意識障害が生じ、最悪の場合には呼吸障害や心臓麻痺を引き起こして死に至る。幼児の場合は、種子を破砕した果汁を誤飲すると、果実数粒分でも重篤な症状を引き起こしうるために十分な警戒を要する。
アメリカ合衆国ではかつて着色料として安価なワインなどに用いられたが、毒性を持つために現在は使用されていない。また、かつては主にアラバマ州などの南部地域において、若芽を茹でこぼして毒を抜いた上で食用にするところもあり、トニー・ジョー・ホワイトが発表したヒット曲「ポーク・サラダ・アニー(Polk Salad Annie,1968年)」の"Polk" とは、豚肉(Pork)ではなく本種のことを指している。
思わぬ部分で音楽との関係が…
ヨウシュヤマゴボウの美味しそうな(とんでもない、猛毒、猛毒)見た目の果実です。猛毒なので中枢神経麻痺とかまで行くので、山で見かけても絶対に口に入れないでください。明治時代に北米から帰化した外来の植物で、米国では着色料として安価なワインに入れられ、中毒を起こしたという怖ろしい記述が… pic.twitter.com/LsUCuQvIrU
— 巫俊(ふしゅん) (@fushunia) 2021年8月29日
ヨウシュヤマゴボウは、大人でもたった10個の実を食べただけで危険な状態になり、幼児なら数粒で危ないとのことです。英語ではポークウィードと呼ばれワインやケーキにして食べて食中毒になったとありました。緑色の実の方が毒性が強く、肌に触れるだけでも危険だとあります。致死性の果実です。
— 巫俊(ふしゅん) (@fushunia) 2021年8月29日
英語版のウィキペディアによると、タンパク質を制御する異常な物質が含まれてて、研究上のデータだと思いますが「突然変異(おそらく癌につながる)や先天性欠損症を引き起こす可能性がある」とオハイオ農業研究開発センター が警告してるそうです。その性質が癌治療の研究にも使われるのだとか。恐怖…
— 巫俊(ふしゅん) (@fushunia) 2021年8月29日
◆Wikipedia(英語版) Phytolacca americanaの記述
— 巫俊(ふしゅん) (@fushunia) 2021年8月29日
↓リンクhttps://t.co/R1gIUqkeBl
◆米国の環境団体のサイトの記述 The Paradox of Pokeweed: Poison or Peculiar Cure?
↓リンクhttps://t.co/BmF25laWvr
色々やって種子をポップコーンのようにして食べた人がいたのには驚きましたhttps://t.co/6rb2MWw5Az
— だんご (@addrcivue) 2021年8月29日
カラスウリの悪夢が蘇る?
10粒だと危ないから5粒食べてみたとか、すごい人がいるんですねえ。
— しんかいてい (@xinkaitei) 2021年8月29日
そんな感じで以下続報?