今回は「多様体(英: manifold, 独: Mannigfaltigkeit)=局所的にはユークリッド空間と見なせるような図形や空間(位相空間)のことである。多様体上には好きなところに局所的に座標を描き込むことができる(局所座標系)」の概念から出発します。
- 話を単純化する為に「アトラス(局所座標系)=ベクトル(直交基底の一次結合)として表せる範囲の集合」と置く。
- 逆をいえば各アトラスは「写像元=(それ自体は定義不可能な)世界そのもの部分集合」に対応する構成要素を共有しながら相互関係が必ずしも明かでない(例えば同じ円の定義が現れても、その座標系全体における位置付けが異なる)。
こういうものとしてパラダイム(Paradigm)を認識してみましょう。
- 例えば「写像元=(それ自体は定義不可能な)世界そのもの部分集合」として「性欲=内側からこみ上げてくるムズムズした感情」と置き「パラダイム=それを一貫的様式として処理するスタイル」として「腐女子の仮面」「筋肉の仮面」「絵描きの仮面」「男性器の仮面」などを想定する。
- これらはそれぞれQueer球面上に「原点から極限の間を結ぶ無次元分散(任意次元の対角線)」として配置される事になるが、多くの共有要素を備えながら原則としてその相互関係はとりあえず自明でないと考える。
今回の投稿の発端は以下のTweet
個人的メモ。最近話題になってる「見ない自由」と「性的搾取」についてはこんな話もあります。時代は「いかがわしいKPOP」が世界中の若者の親への反抗心を背景に流行していたほぼ十年前…https://t.co/CfDh9HnSE8
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年4月21日
「脱ぎドル」2PMの勢いに便乗してtumbrには「そこそこの韓国系イケメン達が惜しみなく細マッチョな筋肉美を曝し、女性ファン向けに筋トレ場面などにおける苦悶の表情までお届けするチャンネル」が数万単位で存在していたのですが…https://t.co/lTemLlnR37
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年4月21日
そのうち数百単位は「ポロリもあるでよ!!(男性器まで惜しみなく見せちゃいます)」の露出狂サイトで、しかも女性から「これだけイケメンじゃしょうがない」と認められた十数単位の「ポロリサイト」がしっかり大人気を博していたんです。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年4月21日
こうした構成はある種の分布を想定させますね。しかも…
2010年代末にtumbrが「存続を許してはならないエロサイト」として焼き尽くされる羽目に陥った遠因の一つ。とはいえ女性ファン、恐ろしいまでに「男性器そのもの」には関心がないので「南無ヤマシタトモコ大明神!!あらゆる摩羅を視野外に去らせたまえ!!」とか猿叫をあげながら… pic.twitter.com/DwMNyL9mAM
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年4月21日
こうした「ドントクライガール」の画像を般若心教の様に掲げながら突貫する女子アカウントが数多く見受けられた訳です。「よろしくて?世界は私達が見たい画像だけ抽出して並べてくれるほど女性に優しくない。虎穴に入らずんば、虎児を得ず。スルー力を磨きなさい!!」なんて先輩からのアドバイスも。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年4月21日
その中心は決して到達不可能な極限。
当時の私はそういう女性へのエロ画像Diggerの一人だったので、偶然その場に居合わせた訳じゃありません。「松茸抜きの松茸のお吸い物」みたいなマイルドな画像セットをこしらえて「そこまで修羅になりきれない女性達」からアクセス数を稼ぎ、それで彼らは「真の性的搾取者はお前らだ!!」と罵倒…
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年4月21日
「性的搾取とは何か?」と問われて真っ先に思い浮かぶのがこの景色という…
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年4月21日
一応リンクは貼ってあるのでので「宣伝と思え!!」とは豪語していましたが、概ね対象ターゲットはこちらの切り出した「部分写像」に満足して元サイトまで飛ばないので「アクセス数泥棒」と認識された訳です。どのSNSも共通して抱える問題ですね。
マルコムX「何人たりとも誰かに自由を分け与える事は出来ない。それは自ら掴み取ろうとする者だけが、自ら掴み取った分だけ獲得するのだ」を思い出しました。坂口安のパラダイム論「肉体に思考させよ。肉体にとっては行動が言葉。それだけでーが真の意味での知性と倫理を芽生えさせる」とも重なる?
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年4月21日
×それだけででーが○それだけが。こうして社会の容赦なき進化は、それについて来れない人々を置き去りにしていく?https://t.co/lXO2ItGuQH
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年4月21日
並列してこういうやり取りがありました。
人間の胡乱な話は好きなんだけど、「どうやったら個人は幸せになれるか?」みたいなテーマに対して理屈って無力だなぁ、というのが最近思うところ。
— ヤヤネヒロコ ⋈⚡️ (@chat_le_fou) 2022年4月21日
解決策が提示されても無力感故に納得できない、みたいな人はとても多くて、そこで必要なのは、解決策だけじゃなくて「なんか知らんが、今回は上手くいくかもしれない」と思い込むための、理屈じゃない何かなんだよな。
— ヤヤネヒロコ ⋈⚡️ (@chat_le_fou) 2022年4月21日
それは抗議の「情報」に類する何かではあるけど、「論理」では説明できない何か。
— ヤヤネヒロコ ⋈⚡️ (@chat_le_fou) 2022年4月21日
広義!
— ヤヤネヒロコ ⋈⚡️ (@chat_le_fou) 2022年4月21日
一昔前のネタで恐縮ですが「とらドラ」みのりさんの「あたしにとって何が幸せかは、あたし自身で決める。他の誰にも決めさせねぇ」宣言ですね。これを胸を張って宣言する為には、自分にとって何が幸せか自分自身が分かってないといけませんが、案外これが難しいという…
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年4月21日
「自由」についても、こんな厳しい立場もあったりして。例示した二つの話、要するに「パラダイムを独創するのは最初の開拓者だけで(自由の獲得者)、後の人間は疑わず履行するのみ(自由じゃない)」という話なんですね。 https://t.co/Tjn6traquY
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年4月21日
「幸せな家庭」ロールモデルが流布されているとき、その「幸せな家庭」はもう元の形をしていないのかも、ですねえ。
— ヤヤネヒロコ ⋈⚡️ (@chat_le_fou) 2022年4月21日
こういう話も。
まっとうなフェミニストなら「見たくない表現に触れない権利」なんてものを言い出すはずがないんだよな
— (Ǝ)ɐsıɥıɥso⅄ ouɐɓnS (@koshian) 2022年4月21日
真っ当なフェミニストの「見たくない自由」の行使方法について。巻き添えで私が「お前こそ性的搾取者だ‼︎」と指摘され、反論出来なかった件について。 https://t.co/9S08gsdwY5
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年4月21日
坂口安吾が日本に紹介したフランス行動主義「肉体に思考させよ。肉体にとっては行動が言葉。それだけが真の知性と倫理に到達する」に出てくる「真の知性と倫理」に想像力だけで到達する事は出来ません。tumbrでも一番判断遅れで大量死を出したのは「黒人幼女問題」や「砲弾型乳房問題」…
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年4月21日
この「黒人幼女問題」や「砲弾型乳房問題」こそが「想像するだけで行動しない」安楽椅子フェミニストには決して思いつけない一方、十年前のtumbrでエロ画像Diggerが生き残れるかどうかを定めた生命線だったのです。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年4月22日
ちなみに「砲弾型乳房」は大まかにいうと「(ブラで持ち上げないと垂れる)山姥みたいな長めの巨乳」で、実は「兼高かおる世界の旅」や「すばらしい世界旅行」に登場する裸族に高確率で見られました。本当にアフリカ系ばかりに多いかは謎ですが、いずれにせよエロの世界における言及はほぼ皆無。 pic.twitter.com/SCdfdvZtlP
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年4月22日
それというのも、それを性癖とする巨乳フェチが少ないのもあるのですが、女性集団(特に巨乳女性の集まり)において「垂れる」話をすると無条件で即決「総意における処刑」が遂行されるから。それ自体は分かり切ってる話で、tumbrでは時々あえて「自爆」を楽しむ方々もいたという話…
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年4月22日
あと「黒人幼女」問題は「そもそも年頃の少女達がこっそり自分の同年代のエロ画像を集める性癖」の延長線上に現れたのですが、黒人少女成長が速いので彼女らの集める画像が「幼女」の域に入ってしまうので…https://t.co/uVqDyc1fYv
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年4月22日
黒人有識者や第三世代フェミニストが仲介する形で「自粛」が求められたという展開。ちなみにこの提携に違反するエロ画像Diggerは即刻「処刑=アカウント削除まで分単位数万の罵詈雑言が続く」という目に遭わされました。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年4月22日
まぁ最初からそうした全体構造を看過して傍観に徹したDiggerが大半で、この方面では上掲の「人間爆弾」も現れなかったので犠牲者は最小限。まぁこれが「肉体に思考させよ」のフランス行動主義や「禁じられてないものは許されている」英米法における実践的倫理形成過程なのです。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年4月22日
そんな経緯があったんすか……
— (Ǝ)ɐsıɥıɥso⅄ ouɐɓnS (@koshian) 2022年4月22日
ちなみにここでいう「人間爆団」な方々、その前に「4chan-tumbr戦争」というのがあって、その時負けた4chan側の方々がそういう遊びをしていたと推察されています。まぁある種の「荒らし」ですが、このタイプの方々、同時期にFacebookにおける扇動活動で「オルタナ右翼」を動員しつつあったという…
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年4月22日
はっと。4chan-tumbr戦争があったのが2011年~1012年頃。2016年の大統領選で自分達の半分が「クリントンを支持する中道左派」で残り半分が「トランプを支持する中道右派」と明らかになって気まずくなるまで5年近くあったんだ…https://t.co/f1dFY3i7VP
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年4月22日
「常に冗談ばかり言い続ける事で自分をHighな状態に保ち続けようとしているが、実は何も信じてないニヒリスト」がTumbrでは「人間爆弾」ごっこに興じて無害化する一方、「1950年代に憧れる」Facebook右翼を扇動するオルタナ右翼に変貌していく状況へのリアルタイム分析。https://t.co/nGOpOtRQFR
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年4月22日
「月曜日のたわわ」関連でクーパー靭帯の話をしてる輩がいて「馬鹿、死にたいのか!!」と激昂した次の瞬間「そうか、ここはtumbrじゃないんだ」と気付いて思い出しました。もうほとんど「いつまでもPSTDが収まらず日常に復帰出来ないベトナム帰還兵」みたいな感じですね。https://t.co/VfJPlmsBUi
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年4月22日
これ見るだけでも情報量膨大。。。
— (Ǝ)ɐsıɥıɥso⅄ ouɐɓnS (@koshian) 2022年4月22日
そして…
ちなみにかかる世界観は「ブリーフあるいはトランクス一丁の細マッチョのイケメンが下着をどんどん下ろしていく連続画像」なる提供フォーマットを生み出しました。一番端の「付け根」まで写ってる画像ではリブログ数が極端に落ちるのですが、下腹部の筋肉をギリギリまで抽出した事を保証するのです。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年4月22日
この「最後の画像まで容赦無くついてくる」のは「絵描きタイプ」が多かったのです。要するに「資料として必要なだけで、別に性的興味から接近してる訳じゃない」これも一種の「仮面=パラダイム」といえるかもしれません。https://t.co/A2muwQQwuW
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年4月22日
こうして全体像を俯瞰すると、多くの「パラダイム=仮面」が「(とりあえずネット上の観測では、原則として「それまでは目にしたくない極限」として現れる)男性器や性欲そのもの」を当事者の視野外に追いやる処理スタイルを備えている事が推察されます。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年4月22日
「男性器の仮面」すら「固有の性的興味評価軸に従って関心を抽出する/次元を潰す」展開によって「性欲そのもの」を当事者の視野から隠蔽してる訳です。これは「パラダイムの基本定義」そのものにも関わってくる話…https://t.co/toLLVdtIt3
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年4月22日
そんな感じで以下続報…