第1話の2ページ目で既に名作と確定した稀有の例ですね。
今回の投稿の発端はこの投稿。
スパイファミリーの作者さんがキャラに愛着がない云々、あれ、流れ的にロイド(主に顔)の話だと読解したんだけど、違うの……?
— ヤヤネヒロコ ⋈⚡️ (@chat_le_fou) 2022年5月10日
諦めて(イケメン=ロイド)描いたから(イケメン=ロイド)にそこまで愛着ない(インタビュー当時)、の意
— ヤヤネヒロコ ⋈⚡️ (@chat_le_fou) 2022年5月10日
そこはそうでしょうねっていうか、最初のほうのロイドさん、クセがなさすぎてよくわからんキャラなので、「でしょうね」っていう感想が生じる(なお現在過去編で後から作者の趣味を詰め込まれている感じがする)
— ヤヤネヒロコ ⋈⚡️ (@chat_le_fou) 2022年5月10日
ここに乱入
多分この作品、最初のイメージでは段階では第1話冒頭の「誰もが誰もに隠し事をしてる」絶望的イメージから出発したんじゃないかと。https://t.co/fmcoBSUJRZ
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年5月10日
で、2010年代までの作品は「デュラララ」なり「進撃の巨人」なり「その現実を直視する」域まで到達したので「今度は、それでも生き延びる方法を考えよう」が2020年代のトレンドとして浮上してきた感かと。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年5月10日
ニンフェット譚の物語文法も更新されました。リュック・ベッソン監督映画「LEON レオン(1994年~)」のレオン(演ジャン・レノ)やウルヴァリン映画「Logan ローガン(2016年)」のローガン(演ヒュー・ジャックスマン)が「盾となって死に逝く存在」だったのに対し…
鎌池和馬「とある魔術の禁書目録/とある科学の超電磁砲(2007年~)」「ラストーダーを守るバーサーカー」一方通行(アクセラレーター)は満身創痍になりながらも何とか生き延び…
野田サトルの漫画「ゴールデンカムイ(GOLDEN KAMUY,2014年~2022年)」における「不死身の杉元」 はアシㇼパさんとの「故郷への帰還」を果たすします。それは相方となる少女が「単なる一方的庇護対象」から「相棒」へと成長していく過程も伴ったのでした。
この変化に向けての最初の兆候は2000年代後半にはもう観測されてたとも。
「ファンタビのクイニーは闇落ちしてしまったけど、アーニャはきっと助かる‼︎」みたいな基本的信頼感がこの作品のウリなのであり、もはやそれはキャラクターへの無尽蔵の愛に他ならないという…
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年5月10日
アーニャちゃん、箱庭療法の結果や創作物が完全に「助かってない人」のそれなので2010年代までの物語文法に馴染んだ旧タイプ脳では「これもしかしたら新手の「沙耶の唄」か「がっこうぐらし」では?」とかつい疑ってしまいますね。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年5月10日
こちらはまだ言い訳が効きますが…(大学時代、社会学部心理学専攻だったので「箱庭療法」も少しかじったが、これおそらく「自他境界の脆弱さ」判定が出る筈で、それは彼女が隠しているテレパシー能力を暗喩する。パパ、偽装甘い…あ、でも「全部埋め切れてる」のか…そりゃ確かに悩む)
この流れを「2020年代トレンドの端緒」と看做す事で「(そこに至るまでの)2000年代/2020年代トレンドの統括」が出来そうだ?
そんな感じで以下続報…