ある世代にとって「おてんば」といえば水木杏子原作いがらしゆみこ作画「キャンディ♡キャンディ(1975年~1979年)」。
今回の投稿の発端は以下のTweet。
おお、これが手塚治虫にも影響を与え、comic の訳語として「漫画」を作ったという北沢楽天、なんと大宮の人だったのか。 / “さいたま市/北沢楽天の生んだ「キャラクター」たち” https://t.co/Wr7oXfGG1A
— (Ǝ)ɐsıɥıɥso⅄ ouɐɓnS (@koshian) 2022年12月26日
昭和3年(1928年)「時事漫画」に連載された少女漫画の馴れ初め「とんだはね子」…いきなりパンチラ…問答無用でパンチラ… pic.twitter.com/xgULn3JlFk
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年12月26日
ズロースだからセフセフ
— (Ǝ)ɐsıɥıɥso⅄ ouɐɓnS (@koshian) 2022年12月26日
というか「脱衣変身の大源流」フライシャー・スタジオの「Betty Boop Poor Cinderella(1934年)」に追いついた感…https://t.co/R2DzuSzsA5
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年12月26日
「お転婆」概念の大源流が気になって調べたら出てきた衝撃の「オランダ語が語源」説…まぁ伝統的用例の「転婆」には「(男女問わずの)親不孝」みたいな悪い意味しかないので。すなわち「(はっちゃけを外国由来とする)蘭癖」概念の仲間?https://t.co/6WOuV4Fz0c
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年12月26日
海外の小娘層は「(日本の少女漫画経由で知った)騎乗と縁深い袴を禁じられた江戸時代の若衆は太腿を剥き出しにした」エピソードがお気に入りで、その流れの最先端が昨今のホットパンツやショートキュロットスカートの流行なのである… pic.twitter.com/ZHHuKH2UGu
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年12月26日
というよりも戦前のズロースは見られても恥と思わないんですよね。そのためには洋装の普及(国民服のもんぺ)を待った上で雑誌が言及する戦後を待たないと出てこない感情なんですよ(和装だと下着は付けないのでダイレクトに見えるため)
— リアル農夫houmei@【JCU】マイクラ城郭再現【BE勢】 (@nouhuhoumei) 2022年12月27日
ここで思い出すのが20世紀前半の欧州を舞台とするドイツ映画「ヒトラーに盗られたうさぎ」の場面。①ナチス迫害を逃れてスイスへ亡命したユダヤ系ドイツ人一家。子供達はそこの田舎臭い保守的風土に直面する。②兄はラクレットのチーズに「靴下の匂いがする」と文句を垂れる。https://t.co/d9NifSEibn
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年12月27日
③妹は体育の時間に側転を披露して男子の注目を集めるが同級生の女の子から「パンツ見えてたわよ‼︎」と揶揄される。しかし彼女はやがて親友となり、最後の別れの場面で側転を披露する(密かに練習してたらしい)。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年12月27日
そういえば「とんだはね子」ちゃんの「お転婆」も、誰も見てない車内だからこそ「器械体操の真似事しまくり(他人の視線がないからズロースが見えても平気)」だった訳で、この辺りそもそも「チップス先生さようなら」や「吾輩は猫である」に活写された…
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年12月27日
「女性は運動すべきでない」なる古い因襲を「ブルマーを履いた女性が乗馬したり、自転車を乗り回したり、ワンダーフォーゲルやテニスに邁進していった前史」に連なるかと。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年12月27日
一方「セクシー勝負下着に着替える」ベティ・ブープのシンデレラは、しばしばマクルーハン「機械の花嫁」に活写された様な「(下着、石鹸、香水などの広告が夫人雑誌にズラリと並ぶ)女性概念の資本主義化」の先駆けとして語られる事が多いという…https://t.co/EtR66prI4q
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年12月27日
ただ当時の言説、今蒸し返すには古過ぎるところもあって映画「シェイプオブウォーター」も(脚本段階の直接転写たる)小説版がびっしり関連記述で埋め尽くされてるにも関わらず、映画ではその部分がゴッソリ削除されていたりして。https://t.co/nBx6BrTjYk
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年12月27日
そんな感じで以下続報…