これが2020年代青春バンド物の新スタンダード?
今回の投稿の発端は以下のTweet。
個人的メモ。このVogueの記事で思った事。もしかして「ぼっちざろっく」の国際的勝利によって日本のアニメ漫画game市場への敵視レベルが一段引き上がった? https://t.co/SU1ygroQ4x
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年3月8日
そもそも「フェミニズムは世代間闘争を通じて拡張されてきた」現実を誤魔化そうとするVogueの「ゆるふわファッション史観」はそれ自体甘々で話にならないのですが、特に酷いのがgirls punk周りの解釈。https://t.co/YeeQYsQFBQ
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年3月8日
そもそもマルコム・マクラーレンが「音楽素人でも攻撃的な政治メッセージをがなりたてれば世界に通じる」なる政治的立場から始めたロンドン・パンク・ムーブメントは、ちゃんと音楽としてそれを完成させたジョー・ストラマー率いるClashや…https://t.co/ABDZlBnq9A
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年3月8日
「では教育してやるか」とジャズ系スタジオミュージシャンが結束して立ち上げたThe Policeなどにあっけなく蹂躙させられてしまった訳であり…https://t.co/zJsDycABi4
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年3月8日
偶数系フェミニズムが妙に持ち上げる「Riot Grrrrl」運動に至っては代表曲を残す事なく…https://t.co/AJV9ZHTWrE
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年3月8日
アラニス・モリセット「You oughta know 」に蹴散らされてしまいました。スパイス・ガールズ?そんなのガールズパワー運動の残滓の商業運動に過ぎないだろう?https://t.co/kkPzaCKhid
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年3月8日
あ、面白い過去投稿を再発見。そうこれこそがパンク精神なのである… https://t.co/iR3aGMmXNf
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年3月8日
そして「パリピ孔明」におけるアザリエのオリジナル曲への海外での参照数が思ったより伸びてるのが気になって探りを入れた結果「girls pop punk」なるジャンルを発見。しかし何故かファッション中心の展開で代表曲が見当たらない… https://t.co/WaKgMPSIX6
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年3月8日
どうやら音楽面では大した事ないらしく、実際聞いてるのはナインインチネイルズとかテイラー・スウィフトとか聞いた名前ばかり。これ一体どういうムーブメントなの?https://t.co/efU4onBa0L
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年3月8日
遂に辿り着いたのが例えばこれ。「Riot girrr」運動よろしく「非白人の女子高生」が「男は死ね‼︎」「白人は死ね‼︎」とシャウトしてます。まさしく最近の海外リベラルやフェミニスト好みの音楽性…しかしいくら何でもこのレベルでは…https://t.co/ENq2uYw4L0
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年3月8日
と、まさしくこういうグダグダの音楽シーンに突然彗星の如く割り込んできた「非白人の高校生バンド」が結束バンドだったという次第。そりゃ一方的大量殺戮にもなろうというものです。「若さ」「素人らしさ」のレベルが違い過ぎる…https://t.co/g6Axe9LeHQ
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年3月8日
特に最大限のショックを与えたのが「カラカラ」の模様。①これ女子高生バンドが演っていい曲なのか?②日本音楽市場はこんな曲がポップミュージックとして流行するほどレベルが高いのか?という2点において…https://t.co/y9RCzEPZH8
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年3月8日
実はこれ鋭い指摘で、そもそも結束バンドに楽曲を提供してるベースのリョウさんは(ギターヒーローとしてのソロ活動だけでは満足してないぼっちちゃんと同様)ワンマンで勝負したいと思ってはいないのです。その辺りのギリギリを攻めたイメージ曲なのであり… pic.twitter.com/tKLxK7zeXE
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年3月8日
逆をいえば「ここまでやると結束バンドの曲ではなくなってしまう」という例示みたいなもの。それをすかさず見抜く様な層がもう海外では目をつけているという話…
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年3月8日
先に述べた様にパンク・ムーブメントというのは概ね「素人を煽て二階に上げる」「梯子を外して火炎放射器で跡形もなく焼き払う」の繰り返しで展開してきた訳だけど「可愛い女の子が可愛い事をするだけの日常アニメ」の概念を世界に浸透させてきた「きらら」がこれをやってしまったという地獄絵図…
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年3月8日
実際「ぼっちざろっく」に最初に嵌ったタイプの多くが「どれどれ放課後ティータイムの頃から何か変わったかな?」くらいの感覚で…さぁ皆さん御座敷席は2階です?https://t.co/1mNKAouzoL
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年3月9日
そして…
個人的メモ。この探索によってtumbr上で見つけた(リベラルやフェミニズムの支持を受けて)「男は死ね」「白人は死ね」と叫ぶ非白人女子高生girls pop punk (ぼっちざろっく登場により壊滅?)はあくまで全体の一部に過ぎない。なら全体像はどうなっているのか? https://t.co/jHXopDoAZB
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年3月8日
とりあえず近隣概念として浮かび上がってくるのが「Aesthetic」「Dark Aethtic」「Goth」「Emo」「Midwest Emo」「Girlbrogger」「tumbrgirls」なりキーワード。https://t.co/FWf2GUlDhu
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年3月8日
なるほどtumblr黄金期(2010年代前半)終焉後、インスタグラムの勢いが強まっていく過程が原風景。当時からtumbrにはエロい事やってアクセス数を稼ぐニコ生主の様なタイプがいてポルノまがいの投稿を繰り返しており「Girlsbloger」や「tumbrgirls」はこれも含む表現?https://t.co/8TiKgMmJdA
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年3月8日
2012年前後のtumbrでは「(好きなキャラとしてルナ・ラブグッドを挙げる事が多い彼女らの様な存在への「良識派」の嫌悪感が爆発した)ルナ・ラブグッド村殲滅戦」というのもありました。結論からいえばむしろ「良識派」の方が滅び、彼女達の方が(2018年の大粛清をも乗り越えて)生き延びた? https://t.co/SeOYa42amO
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年3月8日
当時の「良識派」としては辛い話ですが、現実は現実として受容しないと次の一方も踏み出せません。言われてみれば確かに「(2010年代後半に良識派を衰退させた)小娘層のtumbr離れ」の背景には彼女達の存在があり、今でもインスタグラムに活動の場を移した小娘層の嫌悪の対象となり続けている様です。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年3月8日
「Aesthetic 」「Dark aethentic」概念の暗黒面。あえて日本語で表現するなら「褒め言葉ではない方の独創性」概念に「(まず女性自身が厳しく反応する女性自身の)性的だらしなさ」概念を付加した感じ?しかもこれに熱狂的男性信者がぶら下がっている構造…https://t.co/4344mFCqxj
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年3月8日
こういう熱狂的男性信者も「ルナ・ラブグッド村殲滅戦」では一緒くたに焼かれた訳ですが…そういえば私も(tumbrルールに馴染んでいて攻撃対象から免れたものの)この時は「焼かれる側」にいたという…あ「Emo Girls」という表現も追加。https://t.co/owk8Tcija3
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年3月8日
え?「duft punk 」もうほとんど言葉遊びの世界じゃないですか。こうした全体像俯瞰から「ハードボイルド精神=泥の大海に蓮の花を探すアメリカ的感傷主義」を観測。https://t.co/ld7hEJUC03
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年3月8日
要するにベクトルとしてはこういう投稿とか…https://t.co/vOMVqOeeRw
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年3月8日
こういうベクトルが中心として求心力を発揮してる模様。https://t.co/DWJVGeQYdO
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年3月8日
ここにspooky(気持ち悪い)なるキーワードで「私の裸や刺青を見て見て」層とか…https://t.co/hRYy27xGJ6
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年3月8日
/さらにはトランスジェンダー層(女子トイレや女子更衣室に突入していく似非タイプでなく、本気で女性化を望んでそうな求道者タイプ)が絡んでくるのか…ただ「裸と刺青でアクセス数を稼ぐブロガー・タイプ」との峻別は難しい?https://t.co/cdZAGA0byM
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年3月8日
まぁこういうタイプも必然的に混ざってくる訳で…https://t.co/eceYGEuWnh
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年3月8日
逆に「中心」を探るとウィノナ・ライダーさんの姿が。ニューヨーク・パンクの女王パティ・スミスさんから継承されたユニセックス志向?https://t.co/JWMNykGAro
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年3月8日
あと緩やかなパワー・パフ・ガール文化との結びつきが。このあたり「オレンジ髪・ピンク髪・青髪・金髪」の結束バンドと親和性が高そう…https://t.co/QxXzajWPMN
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年3月8日
ちなみにこれはtumbr全盛期(2010年代前半)から既に指摘されてきた話だけど「Goth少女+骸骨(人体解体)」はかなり末期。https://t.co/CON3h5EIS1
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年3月8日
詳細は知らないのですが2010年代前半における北欧系音楽の国際的人気凋落と何か関係があった印象。もしかしたら「北欧系」だけでなく(骸骨モチーフ大好きな)デスメタル系も一緒に死んだ?(少なくとも今回のgirls pop punk系の検索範囲では出てこない)https://t.co/GVXnyBMRgH
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年3月8日
説明しよう‼︎ 海外のGoth系少女達は2010年代に「せめてしっかり食べて寝てお肌もキューティクルもつるつるのベスト状態で戦おう」なる認識に到達し(寝不足や痩身症を自慢する)異常なアクティビストの方々と距離を置く様になったのである‼︎https://t.co/V60Xu6Z0j8
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年3月8日
そして確かに「お肌ガサガサ、髪の毛ボロボロ、寝不足の充血した目で何かを早口で狂信的に語る危ない人達」と距離を置く様になった事は彼女達のコミュニティを健全な状態に保つ上で重要な役割を果たし続けているのだった‼︎ 特に過激ヴィーガンの皆さん涙目?
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年3月8日
ここまでの観察で①最初は後藤ひとりさんが「アイマス」双葉杏や「東京喰種」米林才子ら「働いたら負け」系のキャラ後継として人気に②次いで結束バンド概念がGirls POP Punk概念を介して音楽的に評価③Girls POP punk自体は廣井きくりさんや元ネタの八十八ヶ所巡礼に到達…https://t.co/KhGr8vCzT4
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年3月8日
そうやって反応数をどんどん増大させていった景色の背景が朧げながら浮かび上がってきた次第。あれ、これってもしかしたらバッドマン映画にハーレクイン役で出演する事を決めたレディ・ガガさんが「決して見捨てない」と宣言した「既存のやり方では救えない少女層」なのでは?https://t.co/OV5i6P0Hdy
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年3月8日
そしてこの観点からだと「なんて健全なバンドなんだ‼︎(ドラッグに汚染されず)酒しか飲まない‼︎」「なんてストイックなバンドなんだ‼︎(イデオロギーも世界平和もジェンダー論も語らず)酒の話しかしない(ただし女装男子)」となる八十八ヶ所巡礼…https://t.co/I2SAOQUQE6
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年3月8日
レディ・ガガさんが幾度となく口酸っぱく主張してきた様に、米国音楽界は「親」の側に思考が寄り過ぎてラナ・デル・レイすら「大人の側に回った」と切り捨ててきたこの「救われぬ少女層」を頑なに黙殺してきた訳で、遂にその報いを受けたとも?https://t.co/oPyzu6TiyK
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年3月8日
そう考えると、この層が抱える「(同性同世代の少女の間にさえ時々拒絶感の爆発があるがある)性的堕落への憧憬」を「廣井きくりさんとぼっちちゃんとリョウさんの関係」に落とし込んだ「ぼっちざろっく」のレギュレーションたるや見事の一言…https://t.co/mJqzH8Bj4l
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年3月8日
そういえば私の中ではヴォーグというファッション雑誌はマドンナの音楽性と密接に結びついていて… https://t.co/0DbHy5TpAF
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年3月8日
ここでいう「容易な方法では救えない少女達」に自分達が真っ先に背を向けられたという現実を未だに受け入れられてないという印象があります。https://t.co/yXIyyXlGkx
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年3月9日
そのあたり「地蔵菩薩の如くしっかり地獄に踏みとどまって少女達側のリーダーとして戦ってきた」レディ・ガガさんとの差がついてしまった印象。https://t.co/UYxYyFmLnr
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年3月9日
ちなみに「パリピ孔明」二期があるなら「Flower clown」なる曲の作曲過程がメインになる筈ですが、これがまさに「スター誕生」でのshallow作曲過程そのもの。どうやらやっと2020年代の主戦場が国際的に何処になるか見えてきた? pic.twitter.com/2vgAJEaNxz
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年3月9日
何が点から線に発展するか自体はやってみるまで分からないにせよサンプル数が増えれば増えるほど「場の特徴」は明らかになっていく。「マハラジャやジュリアナ東京の音」を現在に復活させた「パリピ孔明」のBe Crazy for youの国際的覇権は一瞬だったし…https://t.co/ekDIJiBgOf
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年3月9日
何が点から線に発展するか自体はやってみるまで分からないにせよサンプル数が増えれば増えるほど「場の特徴」は明らかになっていく。「マハラジャやジュリアナ東京の音」を現在に復活させた「パリピ孔明」のBe Crazy for youの国際的覇権は一瞬だったし…https://t.co/ekDIJiBgOf
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年3月9日
むしろファンとしては「パリピ孔明」がちゃんと「Flower clown」を実在の名曲として現実に定着させられるのかとか、「ぼっちざろっく」が「さらなる喜多ちゃんのボーカリストとしての覚醒」をどう表現するつもりなのかとかが心配…ああ本当に恐るべきはエンターテイメント業界のイプシロンデルタ論法…
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年3月9日
ここで日本側の最大の武器となってくるのが「(実際に演奏しようとすると鼻血を吹き出す)カラカラ」の様な難しい曲を平然とPOP歌謡として消費する国内リスナー市場の存在かと。まさしくボカロ文化やライブハウス文化などの賜物… https://t.co/fQaZSevnFB
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年3月9日
あくまで「ぼっちざろっく」の国際的成功後だから言える事。(海外の反応がイマイチだった)「パリピ孔明」のDreamer、あそこまで邦楽に寄せる事はなかったかもしれない。これからはどんどん国際的総力戦になっていくので、そういう話もどんどん出てきますね。https://t.co/PgWV23Age1
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年3月9日
現実はあくまで残酷な裁定者。「ぼっちざろっく」が改めて浮き彫りにした「やはり渋谷系爽やかサウンドは世界に通用しない?」問題。しかしまぁ「(一時的とはいえ)ジュリアナ東京やマハラジャの音」が世界に通用したしやり方次第かも(確かな話など誰にも出来ぬ恐ろしい世界)。 https://t.co/Ctkvm8zRJ3
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年3月9日
実際、結構長期に渡って海外では「日本のシティポップ」がブームになってたりもするので、私如きに「何が正解か」などはとてもとても…ただ「必ず観察から入れ(byカール・マルクス)」の一言あるのみ…https://t.co/akaHXWd4da
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年3月9日
そんな感じで以下続報…