1993年に発売された「世界初のトレーディングカードゲーム(TCG)」マジック:ザ・ギャザリング(英: Magic: The Gathering、M:tG、MTG)…
ゲーム・デザインを担当したのは実は統計学者…
今回の」投稿の発端は以下のTweet。
個人的メモ。この投稿を目にして #ChatGPT における「パラメータ=適切な検索キーワード集合」設定による母集団分布最適化過程が「MTGにおけるデッキ最適化過程」と相似関係にある事を思い出しました。「母集団の母集団」なる難解概念も「現役エディションの定期入れ替え」と考えれば楽々クリア? https://t.co/eAr5y4DOzQ
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年4月14日
こちらでは「ロマン主義の一般的イメージが(パラメータ操作から見えてくる)欧米と日本では異なる。それを逆手にとって和製コンテンツは成功してる」という話をしてますが、それも実は「サイドデッキの練り上げ方」みたいに考えると突然わかりやすくなる? https://t.co/Xp3g8duC1t
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年4月14日
こういう意見もありますが… https://t.co/Yy6SNynQis
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年4月14日
こういう意見もありますが…https://t.co/1R4pNVjmtr
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年4月15日
おそらく #ChatGPT 内の探索空間において「設問に対する学習の十分な領域(MTGでいうデッキ)」と「十分でない領域」は以下の様に二分されていると推測され、架空の著者や著作物が次々と捏ち上げられ、未知のアルゴリズムによって謎の作話が遂行されるのは後者の領域においてだけなのです。 pic.twitter.com/4p3ZHBsHCR
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年4月15日
以前( #ChatGPT の様な)大規模言語モデルと(1980年代第二次人工知能ブームを牽引した)エキスパート・システムの比較をした事がありますが、ここでエキスパート・システムに該当するのが前者で、両者は「検索空間が閉じている」点で共通。https://t.co/DyqUooHMjn
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年4月15日
「検索空間が閉じている」とは「サイコロを振れば1から6までの目が出る」事までは明らかな状態。そしてエキスパート・システムの様なルールベース推論エンジンは、ここから「どの目がどの順番で出ても矛盾が生じない様なルール集」を構築するのに莫大な手間を要したのです。https://t.co/NaZ2CsY3cH
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年4月15日
その為「特定の疾病や電化機器などの故障」といったルール化が比較的簡単な知識しかエキスパート・システム化出来なかったのですが、大規模言語モデルは、むしろ「専門家は専門知識を駆使してどうやってもっともらしい話をするのか」に注目。それ自体を学習してしまおうというアプローチとなります。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年4月15日
そう考えると #ChatGPT が(母集団への抽出キーワード集合が適切に設定され)十分な専門知識を引用可能な環境下ではエキスパート・システムっぽく振る舞い、それ以外の場合には「次々と架空の著者や著作物を捏ち上げ、謎アルゴリズムに従って作話する何か」として振る舞うのは、最初からの仕様としか。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年4月15日
ここで興味深いのが「専門家は専門知識を駆使してどうやってもっともらしい話をするのか」そのものをモデル化するという発想が何処から来たか。人類の「段階発展説」研究の歴史は長いですが…https://t.co/lFl5ZhIBtS
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年4月15日
ここで興味深いのが「専門家は専門知識を駆使してどうやってもっともらしい話をするのか」そのものをモデル化するという発想が何処から来たか。人類の「段階発展説」研究の歴史は長いですが…https://t.co/lFl5ZhIBtS
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年4月15日
「実証主義科学者自身の認識パラダイムの進化」が注目される様になったのは20世紀後半以降、すなわちT.クーンの「パラダイム論」やエジンバラ学派の「ストロングプログラム」が登場。ここに「科学知識の社会学(SSK)」と呼ばれる新たな研究分野が誕生したのでした。https://t.co/utPrX9pxQ6
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年4月15日
「科学知の社会学(sociology of scientific knowledge)」を巡る研究自体は今日なお多岐に渡って継続中ですが、その前提として知識そのものについて「多様な信念に立脚する信頼度設定によって重み付けされた、それ自体はフラットに連続的に広がる言語的連想ノード集合」なるイメージが共有される様に。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年4月15日
その結果仮想される様になった「フラットに連続する巨大ノード空間」がインターネット空間として顕現。「HTML」論→「人間関係空間(Social graph)」論→「関心空間(Interest graph)」論を経て遂には「各ノードの統計学的分布のみ目る」ラディカルな大規模言語モデルに到達。https://t.co/8Y7c5PGK2I
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年4月15日
全盛期Tumbr(2010年代前半)で次々と起こった事はもっと複雑怪奇でしたが、それが2020年代以降のこういう展開にどういう影響を与える展開となるかは全くの未知数という…https://t.co/jbo5MUokZJ
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年4月15日
そんな感じで以下続報…