とりあえずメモがてら。
今回の投稿の発端は以下のTweet。
これは度々推してる「両手いっぱいのジョニー」(1986年)での用法も同じで、辞書引きの第二義の意味に限って使われないと歌詞が意味不明になってしまうhttps://t.co/OdkXhNdjKw
— インクエッジ (@02Curry) 2022年11月8日
「ちょっと年下の君 危ないほどフェミニスト 遠くで見ている私 気付いて」https://t.co/w3cy94IQ4U
— インクエッジ (@02Curry) 2022年11月8日
辞書引きの第二義は古いカタカナ語としてのフェミスト…原義から転じおおきく変質した「女に優しい"男"」であり、さらにそれが高じ「女に甘い男」「女たらし」のニュアンスでかつては用いられていた。
— インクエッジ (@02Curry) 2022年11月8日
フェミニスト(feminist)の意味 - goo国語辞書 https://t.co/f2HaFDltu8
誰かれ構わず女とみると優しい言葉を掛けてアプローチするような「たらし」な気質の意を当て嵌めなければ、「なんで"君"がフェミニストやったら"私"がやきもきせんといかんねん?」てなるからな。現代基準では「”危ないほどのフェミニスト”って過激派ラディフェミか?」ってことにもなりうる
— インクエッジ (@02Curry) 2022年11月8日
まさにうる星やつらの面堂のような奴をして「フェミニスト」と呼ばれていた時代があった。「うる星やつら」作中の恋愛沙汰に関する描かれようについてはこないだも触れたが、男も女もどいつもこいつもたいがい軽薄で、群像の軽薄さそれ自体がコメディだった。 pic.twitter.com/NffeCXXxdk
— インクエッジ (@02Curry) 2022年11月8日
その昔「フェミニスト」と呼ばれた対象は、イタリアやフランスのキザ男(←これも偏見だが、当時重ねられてたイメージはそうでしょう)みたいな男性像のこと
— インクエッジ (@02Curry) 2022年11月8日
「ましてや女をーっ!」と激高する承太郎みたいなのは80年代にはじつによくある「隠れフェミニスト」男性像。ふだんはぜんぜん親切ではないが、切羽詰まった局面では「女である」ということを最優先の理由に優遇したがるタイプ。まぁ今も「救助は"女"子供が優先」て序列はしぶとく生き残ってるけども pic.twitter.com/RCmmtsBcU8
— インクエッジ (@02Curry) 2022年11月8日
今どき子供向けヒーローでも「俺は女とは戦わねぇ」なんていうのが無邪気に再生産され続けはしなくて、そこに「それは果たしてほんとうにジェンダーにとってフェアな選択なのか?」てドラマが挟まったりする(もちろんものによっては能天気な「旧型フェミニスト」がいまだに描かれる場合もある)
— インクエッジ (@02Curry) 2022年11月8日
またここでフェミニストの第二義用法について過去検するとオレ3回喋ってて、1回目は「鬼滅の刃」の猗窩座。2回目はこれ。江戸時代、明治時代…どっちもそもそも古い時代の人間なんで別に文句をつけるところではない。「現代的でない倫理観である」とだけ指摘しているhttps://t.co/c2GAxkhnTo
— インクエッジ (@02Curry) 2022年11月8日
3回目はリメイクヤマトについて喋ったときにクチにしてるが、その中でさらにセルフ引用RTしてる「ゴジラSP」はジェンダーのフェアネスに関してじつに現代的な配慮を行き届かせた作品なので何度でもアピールしたいhttps://t.co/sHxl01IsMX
— インクエッジ (@02Curry) 2022年11月8日
まぁそれはそれとして令和版「うる星やつら」、台詞のマイルド化は節々みられるが原作初期の「生臭い」ところはかなりそのまま残してある。 pic.twitter.com/w0rN2fq1Wo
— インクエッジ (@02Curry) 2022年11月8日
原作初期の「うる星やつら」、やたら妊娠ネタを(自ら「生臭い」と指摘しつつ)挟み込みたがるのが特徴のひとつだった(新版で拾った1つめのエピソードでもそのまま再現してる)。あれは高橋留美子いったい何のブームだったんだろう pic.twitter.com/8NmDHG2g6X
— インクエッジ (@02Curry) 2022年11月8日
そんな感じで以下続報…