とりあえずメモがてら…
今回の投稿の発端は以下のポスト。
今のロシアは共産主義ではないわけですが、現状で西側のような道徳化、文明化が失敗した遠因はロシア革命にあるような気がする。ちなみにウクライナの民主化が成功すれば旧共産圏そのものに希望を与えるんだけど、それこそがプーチンが阻止したいことなんよな。
— 樫原辰郎 (@tatsurokashi) 2022年4月3日
ロシア革命ってまだ105年しか経ってないわけで、そこから始まった失敗のドミノ倒しがまだ続いてると考えた方がまだ腑に落ちるわけです。ソ連の計画経済がダメだというのが判明したのが80年代で、これまたそんなに昔ではない。
— 樫原辰郎 (@tatsurokashi) 2022年4月3日
残念なことに日本はソ連の計画経済がダメと判明した後に計画経済を進めて没落しました。日本は平成以降重い社会保障負担と規制強化をしましたがこれは形を変えた計画経済です。没落は必然です。岸田内閣はこれをさらに強化しようとしています。
— ryuta (@ryuta06444330) 2022年4月3日
岸田の嘘つきは切腹ものですよ。
— 樫原辰郎 (@tatsurokashi) 2022年4月3日
最近一生懸命まとめてる最中なのですが、安彦良和「サブカルと革命」にも「ロシア革命はマルクスが黙示録的に想起した「資本主義が最終的に必然的に到達する共産主義段階」と何の関係もなかったのでは?」という疑念が提示されてますね。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年4月3日
そうなんです。黙示録的な観念だけは同じくあったんですけど。
— 樫原辰郎 (@tatsurokashi) 2022年4月3日
これはイデオロギー的には「マルクスが始めた事は、彼と途中で決別したグラムシ、ムッドリーとの対決を余儀なくされたグラムシらを通じて社会民主主義に到達した」という考え方ですね。ロシア革命を理想視する立場から絶えざる近親憎悪を受けてきたから「修正主義」の立場。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年4月3日
×マルクスと決別したグラムシ○マルクスと決別したラッサール。ラッサールがマルクスから「裏切り者」のレッテルを貼られて絶縁されたのは「収入制限選挙を通じて議会を独占するブルジョワ」に労働者と国家が共闘するビスマルクの福祉国家構想を受容したから。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年4月3日
×ムッドリー○ムッソリーニ。イデオロギー史的に言うと労働組合を認めないビスマルクの福祉国家構想にソレルが「暴力論」で提示したアナルコ・サンディカリスム運動が対峙し、これにムッソリーニが「地主と小作人、資本家と労働者の衝突を煽るだけじゃ駄目だ」とファシズム運動を展開。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年4月3日
これに対抗してグラムシが「ロシアや中国が暴力革命を必要としたのは中世的身分制からの脱却、すなわち市民社会の成熟が十分ではかったから。その条件が異なる欧州では議会民主主義の延長線上でこの問題を処理すべき」と提言し、これがユーロ・コミュニズムの大源流となります。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年4月3日
日本でいう「構造改革派」。社民党系列が終始「修正主義」と全面否定し続ける一方、自民党と日本共産党の末端がこの考え方を採用し、日本では党派性を脱却する展開に。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年4月3日
そんな感じで以下続報。