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諸概念の迷宮(Things got frantic)

歴史とは何か。それは「専有(occupation)=自由(liberty)」と「消費(demand)=生産(Supply)」と「実証主義(positivism)=権威主義(Authoritarianism)」「敵友主義=適応主義(Snobbism)」を巡る虚々実々の駆け引きの積み重ねではなかったか。その部分だけ抽出して並べると、一体どんな歴史観が浮かび上がってくるのか。はてさて全体像はどうなるやら。

マルクス「俺じゃなく、俺に背を向けた世界そのものの方が引き篭もりの空想家ニート。そのうち皆殺しにされる」

マルクス史観においては完全に黒歴史とされていますが、19世紀末から20世紀初頭にかけてマルクス主義を奉じて有意味な足跡を残したのはあくまで共産主義政党ではなく社会民主主義政党。

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*「(国防軍が総本山の)王党派は皆殺し」「(漁夫の利を得てどんどんのさばる)ナチス皆殺し」「当然(ソ連コミンテルンから抹殺命令を受けた)共産主義者皆殺し」。こりゃ不況に怯える国民がついていけなくなりますわな。まさにこれこそが「ワイマール共和政の平和主義」の真実…

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素晴らしい憲法を起草して日本のリベラル層より理想視されているヴァイマル共和政(Weimarer Republik、1919年〜1933年)もこの系譜に組します。しかしロシア革命(1917年)によって成立したソ連とその走狗に成り下がったコミンテルンはこれに「社会ファシズム(ドイツ語: Sozialfaschismus、英語: social fascism)」のレッテルを貼り、ドイツ国内の共産主義勢力に抹殺命令を出すのです。国民を置き去りにして果てしなく続く内ゲバの嵐。その漁夫の利を得たのが、かの有名な…

ちなみに大日本帝國共産主義者は「天皇制打倒命令」を出されてあえなく返り討ちに。全ての背後にあったのはソ連一国平和主義だったとも?

ところで社会民主主義の起源を遡るとマルクスパトロンの一人にして、プロイセン王国宰相ビスマルクと二人三脚状態で「福祉国家」ドイツを基礎付けたフェルディナント・ラッサール(Ferdinand Johann Gottlieb Lassalle、1825年〜1864年)とその弟子達。もちろん彼らもまたまとめてこの世に足跡一つを残せず死んでいった、ただの空想家の引き篭もりニート」認定されています。
*ちなみにこうしたラッサールの「裏切り」を知ったマルクスは「貴様は人間のクズだ!! 国際正義は決して貴様を許さない!! もう絶交だ!! …でも仕送りは絶やさないでください。お願いですから。」と罵りながら懇願したとも、しなかったとも。
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ここまでくると逆に「それなら実際にマルクスが残した足跡は何だったのか」が気になりだしますね。

 「旧時代の革命家」から「新時代の理論家」への転身を志向したカール・マルクス(Karl Heinrich Marx、1818年〜1883年)

プロイセン王国出身のドイツ系ユダヤ人。「経済学批判(Kritik der Politischen Ökonomie、1859年)」の発表によって「旧時代の革命家」から「新時代の理論家」への転身を果たそうとした。

  • 19世紀後半に入ると「国王や教会の威光に裏付けられた領主が領民と領土を全人格的に代表する権威主義体制」が崩壊。これに対する未来永劫の反逆を誓い「自らの内なる声にのみ従い善悪の彼岸を超越していく英雄だけが尊い」と豪語してきた政治的浪漫主義者も政敵を失ってほぼ対消滅状態に陥る。

  • その一方で19世紀前半のドイツではヘーゲルが「全ての背後に神を見る」マルブランシュの普遍史観の延長線上において「世界秩序を統制下に置く超越的存在の実存」を説き、プロイセン王政を含む既存秩序を全面的に擁護してきた。これに腹を据えかねてきたマルクスは竟に「我々が自由意志や個性と信じているものは、社会の同調圧力に型抜きされた既製品に過ぎない」という立場に到達。本物の自由や個性が獲得したければこれを暴力で打倒するしかないと主張した。
    *ここで重要なのは「型抜きされた側(個人)を詳細に観察すれば、型(社会)がどうなってるか明らかに出来る」なる発想が社会学における方法論的個人主義と重なってくる事である。それについてはマックス・ウェーバーゾンバルトの言及もある。

    カール・シュミットの「敵友理論」ではないが、要するにマルクスの画期は社会を「(「国王や教会の威光に裏付けられた領主が領民と領土を全人格的に代表する権威主義体制」に対する憎悪の延長線上において)倒すべき絶対悪」として切り出す事によってそれを客観視の対象に引き上げた点にあったのかもしれない。

しかしながら「世界を救済する方法の発見」までは至らず、その理論の大半が未完成に終わる。
*とはいえ、そういうタイプの「未完の理論家」なら幾らでも居た時代ではあった。

引きこもりニート列伝その10 マルクス

マルクスの「人間解放論」とその弊害

マルクスの「人間解放論」は、ヘーゲル学派から出発し唯物論にたどりついた「現世的幸福の伝道師」フォイエルバッハ(Ludwig Andreas Feuerbach、1804年〜1872年)はに負う部分が大きいとされる事が多い。特にヘーゲルが信奉した「超然的存在による既存秩序統制の実存」を「人間疎外の理論である」と弾劾した事が多大な影響を与えた。

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  • しかしマルクスが残したメモ「フォイエルバッハに関するテーゼ(1845年)」によれば、彼が宗教を批判し地上と人間の問題に目をむけた事自体は高く評価しつつも、その唯物論が抽象的な人間一般という理解に留まっている事が批判されている。マルクスに言わせれば人間はいつの時代も抽象的な存在であったためしはなく、特定の歴史に規定された社会に暮らす具体的存在であり続けてきたのであり、その具体的な現実社会に対する変革の働きかけ(実践)こそが重要なのであった。

  • 「ユダヤ人問題によせて(1943年)」においては早くもルソーの人間哲学、政治哲学、価値哲学を援用して「人間が自分の『固有の力』を社会的な力として認識し組織し、したがって、社会的な力をもはや政治的な力の形で自分から切りはなさないときにはじめて、…人間的解放は完成されたことになる」と述べている。

  • まだ共産主義者となる以前だったマルクスは、その一方で既にドイツの国家学者ローレンツ・フォン・シュタイン(1815年‐1890年)の「今日のフランスにおける社会主義共産主義(Der Socialismus und Communismus des heutigen Frankreiches、1842年)」に目を通しており、彼が「市場経済において生産手段を持たない(従って労働力を売り渡す形でしか生計が立てられない)貧困階級」を 「プロレタリアート(Proletariat)」と呼んでいたのを覚えていた。それで「独仏年誌(1844年)」に寄せた「ヘーゲル法哲学批判序説」の中で「今や先進国では近代(市民社会)からの人間解放が問題となっているが、ドイツはいまだ前近代の封建主義である。ドイツを近代の水準に引き上げたうえ、人間解放を行うためにはどうすればいいのか。それは市民社会の階級でありながら市民から疎外されているプロレタリアート階級が鍵となる。この階級は市民社会の他の階級から自己を解放し、さらに他の階級も解放しなければ人間解放されることがないという徹底的な非人間状態に置かれているからだ。この階級はドイツでも出現し始めている。この階級を心臓とした人間解放を行え」と述べている。

  • パリ・コミューン(仏: Commune de Paris、英: Paris Commune、1871年3月18日〜5月28日)に際して起草した「フランスにおける内乱(1871年)」第一草稿では「コミューンは、人民大衆の抑圧者によって横領され、人民大衆の敵によって人民大衆を抑圧するために行使されてきた社会の人為的な強力(人民大衆に対立させられ、人民大衆に対抗して組織された人民大衆自身の力)の代わりとしての、人民大衆の社会的解放の政治形態である」と言及されている。
    *実際のパリ・コミューンは政府軍と虐殺合戦を繰り広げ、結局コミューン側が殲滅され尽くすとパリ市民は歓喜して喜んだという。マルクスにいわせれば「人間解放の為に殲滅され尽くすべきだったのは、むしろフランス政府とパリ市民の方だったのだ」という事になるのだろう。当時のパリ市民は巻き添えとなって随分と略奪され、面白半分に強姦されたり殺されたりしたらしい。詩人ランボーも犠牲者の一人で、その傍若無人振りを詩に残していたりする。マルクスのいう「人間解放」は歴史の最初からこんな有様だったという次第。
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こうした要素は全くと言って良いほどドイツ社会学の分野に足跡を残さなかった。それは当時のドイツが置かれていた特殊な事情にもよる。

  • 暴力革命の必然性の否定」自体はは早くも19世紀末から始まる。そして国民を置き去りにした形での社会民主主義(Sozialdemokratie)と共産主義(Kommunismus)の果てしない内ゲバ合戦が始まってしまう。

    ヒトラー率いるナチスが漁夫の利を得る形で政権を手中に収める契機となったのは、どちらも「プロレタリアート(Proletariat)階層の人間的解放」を最終目標とする立場から(当時のドイツにおける最大勢力だった)資本家階層と中産階層の殲滅を目指す点では完全に意見の一致を見ていたからだった。

  • それでは肝心のプロレタリア階層の支持なら確実に得ていたかというとそうでもない。当時のドイツ人労働者は「プロイセンVSバイエルン」「カソリックVSプロテスタント」といった様々な伝統的対立図式のせいで細分化され、全く一枚板の状態で動けずにいたのである。
    ドイツの労働運動と政治
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    *この事による鬱屈もまた無策な社会民主主義共産主義への憎悪、およびその反動としてのヒトラーナチスへの支持につながっていったとする分析もある。なにせドイツ帝国大日本帝国とは違って「版籍奉還(1969年)」「廃藩置県と藩債処分(1871年)」「秩禄処分(1876年)」といった国民統合措置を経ないまま近代に突入してしまったのだった。これはイタリア王国もそうで、だから世界恐慌全体主義台頭の契機となってしまった側面が確実に存在した。

確かにマルクスが予期した通り「人間解放」は具体的な集団に対する具体的な施策として実践されねば意味がなかった。その意味において少なくともドイツでは社会民主主義者も共産主義者もそれに失敗したといえよう。そしてこうした失望感が、ヒトラー率いるナチスへの追い風となっていくのである。

フェルディナント・ラッサール(Ferdinand Johann Gottlieb Lassalle、1825年〜1864年)「既得権の体系全2巻(Das System der erworbenen Rechte、1861年)」

豊富な法知識を駆使した私有財産概念の推移を巡る論文。

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  • 法律制度は特定時における特定の民族精神の表現に他ならない。この次元における権利は全国民の普遍精神(Allgemeine Geist)を唯一の源泉としており、その普遍的精神が変化すれば奴隷制、賦役、租税、世襲財産、相続などの制度が禁止されたとしても既得権が侵害された事にはならないと説く。
    普遍精神(Allgemeine Geist)…一般にルソーがその国家論の中心に据えた「
    一般意志(volonté générale)」概念に由来する用語とされるが、その用例を見る限り、初めてこの語を用いたD.ディドロの原義「(各人の理性のなかにひそむ)法の不備を補う正義の声」、あるいはエドモンド・バーグの「時効の憲法(prescriptive Constitution、ある世代が自らの知力のみで改変する事が容易には許されない良識)」を思わせる側面も存在する。

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  • その結論は「一般に法の歴史が文化史的進化を遂げるとともに、ますます個人の所有範囲は制限され、多くの対象が私有財産の枠外に置かれる」という社会主義的内容だった。

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すなわち初めに人間はこの世の全部が自分の物だと思い込んでいたが、次第に漸進的にその限界を受容してきたとする。

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  • 神仏崇拝とは神仏の私有財産状態からの解放に他ならない。

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  • 農奴制が隷農制、隷農制が農業労働者へと変遷していく過程は農民の私有財産状態からの解放に他ならない。

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  • ギルドの廃止や自由競争の導入も、独占権が私有財産の一種と見做されなくなった結果に他ならない。

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  • そして現在の世界は資本家と労働者の富の収益の再分配はどうあるべきかという問題に直面する事になっている。

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全体的にカントやヘーゲルドイツ観念論を創始する契機ともなった「ハノーファー王国(1714年から1837年にかけて英国と同君統治状態にあり、普墺戦争(1866年)に敗れてプロイセン王国に併合されるまで存続)から流入する英国思想がドイツ全土に引き起こしてきた混乱」を収束に向かわせようとする意図が見て取れる。

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この展開のせいでラッサールもまたマルクス史観においては存在しなかった事にされてしまう。こうした措置によってマルクスは「唯一無二の偉人」へと仕立てられていくのである。

そもそも実はマルクスの発想は当時の時代精神の影響を著しく受けていました。

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  • バクーニンも指摘している様に、マルクス当人はヘーゲルの擁護した「国王や教会の威光に裏付けられた領主が領民と領土を全人格的に代表する権威主義的中央集権体制」へは徹底抗戦を誓いつつ、その背後にある「領主が領民と領土を全人格的に代表する農本主義的伝統」そのものについては(自分が代わって君臨するのに都合が良いので)黙認する旧いタイプの革命家そのままだった。だからこそハプスブルグ帝国からイタリア王国ドイツ帝国が独立すると「国際正義に対する裏切り行為」として激しく罵ったりもしている。その基本スタンスはあくまでローザ・ルクセンブルクが属したスパルタカス団や革命的オップロイテ同様「神聖ローマ帝国的分邦状態への回帰」を志向する立場に留まっていたのである。もちろん領主そのものは一刻も早く追放すべきだが、その職能はただちに無条件でコミューン自治体(Commune)や労兵評議会(ロシアにおけるSoviet、ドイツにおけるRäte/Rat/Arbeiter- und Soldatenrat)に継承されるものと楽観視されていた。まぁこの啓蒙主義的甘さは以降も共産主義の展開に必ずついて回る事に。
    *そこには「奴隷や主人が入れ変わっただけでは奴隷制自体はなくせない」なる魯迅の慧眼が完全に抜け落ちていた。例えば同時代のカリブ海の砂糖農園や東欧の農奴制では解放された奴隷や農奴がたちまち全員逃げ散って霧散する一方、同じくらい安値で酷使可能な外国人労働者によってその穴が埋められて平然と経営が続けられる景色が相次いでいた。かと思えばヴァイマル共和政(Weimarer Republik、1919年〜1933年)下のドイツでは「マルクス式人間解放」を目指すインテリ集団のスパルタカス団が、実際にプロレタアリアートを組織した革命的オップロイテの激しい抵抗を受け、両者は際限なき内ゲバ合戦へと突入していく。

  • その一方で、当時の大陸系労働者もまた少なくとも当初は「領主が領民と領土を全人格的に代表する農本主義的伝統」の枠内に安住しようとしていた。この古い伝統は「領民の伝統的営為に領主が一切嘴を挟まない伝統」と表裏一体の関係にあり、だからこそ(経営者が効率改善の為に万事を采配する)科学的経営法を全面拒絶しようとしたのだった。その一方でライン川流域の資本家達はむしろ領主や家父長として振る舞う事によって従業員の忠誠心を勝ち取り「工業領主」と呼ばれている。クルップ社のモットー「ヘル・イム・ハウゼ(Herr im Hause:家の主人)」はこの状況を端的に現している。
    *実は戦前日本にも五十歩百歩の社会的風潮が存在し「温情主義」と呼ばれていた。大正時代以降の大日本帝国では盛んに新聞で批判される様になり、それに反抗してのストライキなども起こる様になっていく。

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さすがはサン=シモン派にまとめて「この世に何一つ足跡一つを残せず死んでいった、ただの空想家の引き篭もりニート」のレッテルを貼った人だけの事はあります。

流石にオーギュスト・コントを「この世に存在する意味自体がなかった引き篭もりの空想家ニート」、ダーウィンを「ドイツ人どころかフランス人にも絶対敵わない馬鹿で無能で空想家で引き篭もりなだけの英国人にしては良くやった方だが、所詮は偉大なるマルクス大先生の足元には及ばない」認定しただけの事はありますね。

世界初のSF超大作「メトロポリス(Metropolis、1927年、フリッツ・ラング監督テア・フォン・ハルボウ脚本)」は搾取されてた労働者が一斉蜂起し、工場だけでなく大都市のインフラを破壊し尽くして万歳する場面で終わります。脚本家が彼にイメージ可能だった「プロレタリアート階層の人間的解放」の光景に引き摺られた結果とも。

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これが「勝つ為には手段を選ばないのが正義」のマキャベリズムって奴ですか?

この問題、おそらく「どうして英米やスイスやベルギーでは自然発生的に始まった産業革命が、フランスやドイツでは国家の強烈なテコ入れなしには始まらなかったのか」なる問題と確実に表裏一体の関係にあるのでしょう。そりゃこんな次元でウダウダやってる限り、産業革命が軌道に乗る筈がなんてないんです。

*その典型例がマダガスカル。一定周期で現地反動勢力が放棄してありとあらゆる産業インフラを破壊し尽くした挙句の果てに、逗留中の外国人を皆殺しにする。福沢諭吉をして「こんな国に進出するのは馬鹿だけだ」と警告した現代版メトロポリスで、最近も韓国企業が同じ目に遭わされていた。クーデター成功を渇望するリベラル派日本人にとっては夢の様な天国状態なのでその時は「ざまぁ見ろ。国際正義が遂行されたのだ。これぞ適者生存の法則!!」と快哉の声が上がったとも。
マダガスカル - Wikipedia

 社会科学発達の歴史の闇は、あくまで深いのです…