諸概念の迷宮(Things got frantic)

歴史とは何か。それは「専有(occupation)=自由(liberty)」と「消費(demand)=生産(Supply)」と「実証主義(positivism)=権威主義(Authoritarianism)」「敵友主義=適応主義(Snobbism)」を巡る虚々実々の駆け引きの積み重ねではなかったか。その部分だけ抽出して並べると、一体どんな歴史観が浮かび上がってくるのか。はてさて全体像はどうなるやら。

【雑想】人工知能にとってポルノは鬼門?

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ハゲはエロ、砂漠はエロ…人間の認識する「猥褻」の数理的定義は難しい?

画像全体のうち肌色が占める部分が多い写真を、わいせつ画像と誤認するらしく、毛沢東や鄧小平氏の顔写真など国家指導者でさえも表示されなかった。開発費に四千万元(約六億円)をかけたといわれる割に、ソフトの性能は低いようだ。

ロンドン警視庁には、児童虐待児童ポルノにあたる画像を人工知能を使って調査していくというプロジェクトがあり、2、3年内をメドに実用化したい考え。が、どうやらこれが思ったより難航しているようす。なんでも、人工知能は砂漠と児童ポルノ画像の見分けがつかないんですって。

人工知能が困惑するのは、肌の色と砂漠の色。一面砂漠という画像を、裸の人と認識してしまうのです。いや、これはわからなくもないですよ…。担当者のMark Stokes氏いわく、スクリーンセーバーに砂漠画像を設定している人が不思議と多く、これにいちいち人工知能が反応している状態なんだとか。ロンドン警視庁では、児童ポルノだけでなく、ドラッグや武器などの画像を認識する人工知能スキャンのプロジェクトもあり、こちらは良好。しかし、なぜだか裸画像には弱い人工知能

 そもそも19世紀後半のフランスでポルノグラフィ論争が始まって、ボードレール表現主義詩やフローベール写実主義小説や、エミール・ゾラが開拓した自然主義小説の作家達が次々と猥褻物陳列罪で起訴され裁判で掛けられていった時代には「神話や聖書のエピソードに擬えた尊い表現は猥褻にあたらない」とされ、多くの作家はそのレギュレーションに沿ってせっせと作品を量産していました。商業的価値ならいくらでもあったからですね。

かと思えば「太平洋戦争に敗れた日本から封建主義的伝統を取り除く為、チャンバラ活劇が禁止されていたGHQ占領期日本では「女剣士のチラリありチャンバラ芝居」だけは盛んに上演されていたのです。むしろエロと結びつけられる事で封建主義的権威が失墜すると考えられていたからという説もありますが…

そもそも時代によってその定義自体が大きく動いていきますからねぇ。「罰がなければ、逃げるたのしみもない」の世界…数理化なんて到底可能とは思えない?