諸概念の迷宮(Things got frantic)

歴史とは何か。それは「専有(occupation)=自由(liberty)」と「消費(demand)=生産(Supply)」と「実証主義(positivism)=権威主義(Authoritarianism)」「敵友主義=適応主義(Snobbism)」を巡る虚々実々の駆け引きの積み重ねではなかったか。その部分だけ抽出して並べると、一体どんな歴史観が浮かび上がってくるのか。はてさて全体像はどうなるやら。

【雑想】「表現の不自由」とは何か?

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意外と忘れてはならないのがこの観点。

 最近、以下について考える機会が増えた気がします。

①そもそもフランスにおいては絶対王政の樹立過程で地方に分立する(大貴族連合や教会勢力や職業ギルドといった)在地有力者集団が王権(国王とその直臣達)の暴走を掣肘する伝統的構図が崩壊し、中央集権にインテリ=ブルジョワ=政治的エリート体制が集団知性として対峙する啓蒙主義的構造がこれに置き換わる。こうして「(絶対君主から大衆消費社会の大衆に継承されていく究極の自由主義専制の徹底によってのみ達成される」ジレンマと、あえてこれに依存して保身や自らの立身出世の為に役立て様とする社会自由主義が対峙する構造が表面化してきた。
②日本でいうと大正12年1923年)に関東大震災後の混乱を受けて公布された緊急勅令「治安維持ノ為ニスル罰則ニ関スル件大正12年勅令第403号)」を前身とし、普通選挙実施に伴う「赤化への恐怖」が反映された治安維持法昭和16年(1941年)3月10日法律第54号)制定によって大いに権限を増強した特別高等警察Special Higher Police, SHP)が査察・内偵・取り締まりの主ターゲットたる「国体皇室私有財産制を否定する」(そもそも国家の存在そのものを認めない無政府主義者・(より過激な国家主義者としての共産主義者社会主義者などを狩り尽くした後、リストラを恐れるあまり取り締まりの対象を反戦運動や(大本教の様な)類似宗教や一般市民の風紀取り締まりや言論統制に拡大していった展開と対応する

 そう、リベラル層の主張する社会自由主義って(緊急性の高い課題が解消して以降、リストラを恐るあまり存続を続ける為に暴走した)戦前の特高警察に似てるんですね。