諸概念の迷宮(Things got frantic)

歴史とは何か。それは「専有(occupation)=自由(liberty)」と「消費(demand)=生産(Supply)」と「実証主義(positivism)=権威主義(Authoritarianism)」「敵友主義=適応主義(Snobbism)」を巡る虚々実々の駆け引きの積み重ねではなかったか。その部分だけ抽出して並べると、一体どんな歴史観が浮かび上がってくるのか。はてさて全体像はどうなるやら。

【雑想】神秘主義成立過程の国際的系譜?

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カバラ(ユダヤ神秘主義)の歴史は思うより新しく、ムラービト朝(1040年~1147年)やムワッヒド朝(1130年~1269年)がキリスト教徒やユダヤ教徒に加えた迫害を逃れる為にセファルディムユダヤ(聖典にタルムードを加え、さらにギリシャ古典やアラビア哲学の知識も継承していた裕福なインテリ)が逃げ込んだプロヴァンスにおいて、彼らと邂逅した(トーラー(モーゼ五書)のみしか知らない粗野で貧乏な)アシュケナージユダヤが、理論武装の為、必死で編み出したのが最初と考えられています。それ自体は密教でいう雑密の様なもので一貫した体型を備えていませんでしたが、逆にスペインのセファルディムユダヤのインテリ層の注目を集めて編纂され、今の形の原型が形成されたのです。その予備知識があると以下の話は実に興味深い…

この話題、イスラム哲学の展開やゲルマン神秘主義の成立との関連もありそうで、なかなか興味深いです。