諸概念の迷宮(Things got frantic)

歴史とは何か。それは「専有(occupation)=自由(liberty)」と「消費(demand)=生産(Supply)」と「実証主義(positivism)=権威主義(Authoritarianism)」「敵友主義=適応主義(Snobbism)」を巡る虚々実々の駆け引きの積み重ねではなかったか。その部分だけ抽出して並べると、一体どんな歴史観が浮かび上がってくるのか。はてさて全体像はどうなるやら。

【雑想】SFと百合とBLと

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真っ先に思い出すのがマイクル・ビショップの異世界SF小説焔の眼(1982年)」…

「焔の眼」マイクル・ビショップ、1982年

「翼人の掟」と同様、長い間探していたけど見つからなかった本。またしても大阪市立図書館にありました。人類が宇宙に広がりインターステルという連邦(?)をつくっている未来。ヒューマノイドの住む惑星グラ・タウスに、企業の代表として惑星開発の交渉のために派遣された主人公らが、トラブルに巻き込まれる。接収された宇宙船を返してもらう代わりに、特使としてもう一つのヒューマノイドの住む惑星トロープに派遣される。そして今度は、惑星トロープでの、少数派への弾圧に巻き込まれてしまう。といった話。

文化人類学的SFと評されるだけあって、読み所はトロープ人の生理的な特徴であり、それに基づく文化。でも完全に別種の異星人なのに、妙に人間くさすぎる。生殖機構とか”眼”の部分を除けば、人類とそれほど違わないような(とくに精神構造)。これなら地球上で異民族を登場させれば同じ話ができる。わざわざ異星人にする意義があまり感じられないのが、残念。とくに目新しい視点もないし。

そういう全体像でなく「自分のクローンしか性行為の相手がいない外交官」とか「操縦こそ我が祈り」と断言する宇宙船と完全一体化したパイロットとか、そういう上記を逸した細部の交錯を楽しむ作品でした。あと当時の作品らしく「文化人類学」というより「ジェンダー」が色濃いという…

私にも、こういう側面ならあったりして…

考えてみればこのCallbackルーチン、私の中でTexとか正規表現が制定された1970年代から動作し続けている訳で、その存在自体がSFめいているという…