へぇ、1978年時点でこんなDavid BowieとAdrian Belewのコラボもあったんだ…
そりゃ1980年代に入ってNile Rodgersと組んだのも当然の成り行きという感じ。
デヴィッドのことがわかってきたら、そうか、これはアート・プロジェクトなんだなとわかってきたんだ。デヴィッド・ボウイがコマーシャルな作品を作るという矛盾そのものがアートで、イケてることで『すげーおもしろい!』っていうものなんだとね。
で、Kraftwork「Trans-Europe Express(1977年)」のあの台詞…
「デュッセルドルフに戻るTEE(Trans-Europ Express)の中でデヴィッド・ボウイとイギー・ポップに会った」
テクノ独特のミニマル感が1970年代後半におけるパンク・ムーブメントやグラムロックとの対峙を通じて先鋭化していったという観点はこれまでなかったものでした。そう言えばDavid Bowieはフレディ・マーキュリーともコラボしてるのに映画「ボヘミアン・ラプソディ(Bohemian Rhapsody,2018年)」はその辺りのエピソードを切り捨てたのです。
かと思えば「Goth Musicの立役者」トレント・レズナー率いるNine Inch Nailsともコラボしてたりします。
「俺は依存症が酷い状態で、トイレに流されていくようだった。そして、そこから救い出すために、反対側にいたのがデヴィッドだったんだ。彼が兄貴のような、または父親のような存在だったときがあった。デヴィッドが俺を脇へ呼んで、『しっかりしろ。落ちぶれる必要はない』なんて諭されたことがあったんだ」
最近こういう企画をやってる訳ですが…
私の設定する境界線を軽々と飛び越えて暗躍する「真の異邦人(Stranger)」…いや彼こそ当時を理解するのに不可欠な操作変数(IV=Instrumental Variables)なのかもしれない?
まぁ実際にはSteve Strange同様、時代を先読みする嗅覚に長けていただけなのでしょうが、それにつけても最先端に留まり続けられた時期が長過ぎるのですね。
そんな感じで以下続報…