何しろ物語を語り伝えるのは常民の側ですからね。
『七人の転生者』ってネタが降ってきて、「まあ誰でも思いつくパロディーだな」と思いつつ弄んでいるうちに「意外と深いんじゃねえか、これ?」と思うに至った。
— 椎名高志@絶対可憐チルドレン61巻4/16解禁 (@Takashi_Shiina) 2021年5月4日
「転生者雇うだ」「だどもこんなクエストと関係ないNPCの村」「腹の減った転生者探すだ」
「ぜひ私をパーティーに」「断る。パーティーを連れて歩ける身分ではない」
— 椎名高志@絶対可憐チルドレン61巻4/16解禁 (@Takashi_Shiina) 2021年5月4日
「転生者として一旗揚げる・・そう思っているうちに、ほれ、このザマでな」
「出来の悪い転生者ならひとり裏に」(中略)「NPCはだいぶ斬られたかの?」(中略)「ひとかどの転生者なら酔いつぶれたりはせぬ」(中略)「俺ぁこうみえて立派な転生者でござる!」(中略)「まったくすごい・・しかしレベルを叩き上げることしか頭にない」
— 椎名高志@絶対可憐チルドレン61巻4/16解禁 (@Takashi_Shiina) 2021年5月4日
「NPCの娘っこは転生者に目がねえし・・」「魔王軍来るだぞ!首が危ねえのに髭の心配を」(中略)「NPCほどずる賢い生き物はいねえんだぜ!だがな、こんなバケモノ作ったのはお前らじゃねえか!」「貴様、NPCの出だな?」
— 椎名高志@絶対可憐チルドレン61巻4/16解禁 (@Takashi_Shiina) 2021年5月4日
「カツシロも今日から大人じゃ」「がはははは!」(中略)
— 椎名高志@絶対可憐チルドレン61巻4/16解禁 (@Takashi_Shiina) 2021年5月4日
「勝ったのはわしらではない。NPCたちだ」<完>
「飯を食わせるのと引き替えに名もないNPCの村を命がけで守ってくれ」と言われたら。私だって「たわけ!わしの望みはもうちょっと大きい!」って言うかもしれん。それでも村に行ってやったら、若い娘はみんな転生者を怖れて隠れている。なんだこのリアリティ。
— 椎名高志@絶対可憐チルドレン61巻4/16解禁 (@Takashi_Shiina) 2021年5月4日
正直(正体はタイの国王である)保安官のサイボーグとか、元南北戦争当時の黒人将校とか、そういうのが転生してくる時間線も見たい気がしますね。
あ、でも、転生者を探しに来るのは美少女ってのが文脈上の作法か? それだと身分・階級の差という主題が成立しなくなるか・・?(どうでもいいのに必死でプロットを考える)
— 椎名高志@絶対可憐チルドレン61巻4/16解禁 (@Takashi_Shiina) 2021年5月4日
敵が魔王軍でなく、転生者のクランということにすればどうだろう。そいつらの傍若無人を見て、自分たちもNPCを願望従属の道具として見ていたというブーメランに・・つらい。
— 椎名高志@絶対可憐チルドレン61巻4/16解禁 (@Takashi_Shiina) 2021年5月4日
この辺り、平野耕太「ドリフターズ(DRIFTERS,2009年~)」における「漂流者(ドリフターズ)」と「廃棄物(エンズ)」の対立構図への落とし込みが見事です。問題は山田風太郎「魔界転生(原作1964年~1965年,深作欣二監督の手になる映画化1981年)」同様、生涯末期が不遇の著名人でないと転生者に選ばれない事?
最後のセリフが「この話の主人公はわしらではなかった・・! 主人公はあのNPCだったんだ!!」って『猿の惑星』風にするとなんか深い気がする(笑)。
— 椎名高志@絶対可憐チルドレン61巻4/16解禁 (@Takashi_Shiina) 2021年5月4日
私は半村良「戦国自衛隊(1971年)」の結末近くの台詞を思い出しました。
こちらはこちらで最近の漫画版で小型恐竜ヴェロキラプトルが転生してくる凄まじい展開を迎えましたね。
こうした無駄話が発想を広げる可能性もあるのであえて挑戦。
どこで拾ったのか忘れてしまったけど、素晴らしいスライド! pic.twitter.com/aw32YbJ4Wl
— 紀平晃功 (@akinorikihira) 2021年5月6日
出典がわかりました。
— 紀平晃功 (@akinorikihira) 2021年5月7日
五十嵐康伸 @B_T_Budo さんのお言葉だそうです。
そんな感じで以下続報?