そしてこれが地中海文化系とも東アジア文化圏系とも全く出自が異なる北欧神話における「冥界の女王」ヘルさん…
今回の投稿の発端は以下。
個人的メモ。すっかり書き忘れてたけど、この「(古代地中海文化園を特徴づける)バール=バーラト信仰を巡る考察」の肝は「汎ユーラシア大陸的家母長主義が遊牧民的家父長主義に打倒された」なる第二世代ウルトラ・フェミニズム的結論に対して…https://t.co/Vco86kVOvs
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年8月13日
同じ材料から「古代地中海文化園のバール=バーラト信仰に限っては、確かに夫神と妻神の立場に平等意識はないものの(どちらが「らめぇ」されるか決める闘争しかない)どちらが勝つかは状況次第だった」なる第三世代フェミニズム的結論が導出可能である事を示した事なんですね。https://t.co/DtNplCxwqd
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年8月13日
ちなみに「日本書紀」「古事記」そして現存する風土記や「新撰姓氏録」の断片から浮かび上がってくる日本神話は…https://t.co/DK4tei7IFd
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年8月13日
全国各地の在地有力者が「男神が自らの祖先の娘を孕ませて去った」「女神が自らの祖先との間にもうけた子供を残して去った」起源譚を持ち寄った感じなので編纂コンセプトから変わってきてしまう訳です。https://t.co/HeqqwnSQgC
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年8月13日
確かにギリシャ神話にも「彷徨える地母神デメテルが現地有力者の祖先との間にもうけた子供を全国各地に残していく系列の伝承」ならあるのですが、そもそもそのデメテルが「地中海文化圏のバール=バーラト信仰」において出番がない断絶感こそが興味深いという…
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年8月13日
一方、日本で「地中海文化圏のバール=バーラト信仰」において重要な役割を果たす冥界神が夫婦として伝わるのは南方の離島のみで(インド南岸のタミル文化圏経由で黒潮文化圏と接続)、本土は概ね「閻魔大王」一色…https://t.co/L3Qoebr5kp
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年8月13日
そんな感じで以下続報…