何故か料理の話が一番盛り上がったという…
19世紀、サンフランシスコの中国人が、主に現地の中国人により支援されることで洗練された豪華な中国料理店の経営を開始した。一方、小規模都市のレストランはポークチョップサンドイッチやアップルパイから豆や卵まで、地元の客の需要に答えた料理を提供していた。これらの小規模レストランはよりアメリカ人の舌にあった料理へと変更を加えていくことによりアメリカ風中華料理を発展させていった。
当初アメリカ風中華料理の購買層となったのは鉱山労働者や鉄道労働者であり、中国人移民は中華料理について全く知られていないような町で新たな小規模食堂を建設し、地域の食材を用いて料理を作り客の要求に応えていた。
次第に、チャプスイのような中国南部の料理が見られるようになり、中国本土では見られないようなスタイルの中華料理が生み出されるようになった。人種差別や、英語の流暢さに劣る点から中国人移民が賃金労働の機会を得ることができなかった時代、中華料理店は(洗濯屋とともに)彼らのような層が小規模な商売を営む余地を提供していた。
投稿の流れとしては、この投稿の続き。
いわゆる「西部劇」の世界も「カウボーイ職は、食い詰めた黒人解放奴隷の重要な受け入れ先の一つだった(逆に栄達して悪名高い奴隷制農場の農場主になる事もあった)」とか「どこにでも中国人の洗濯屋や料理人がいた」事実を黙殺してますね。黒人カウボーイがカウンターで芙蓉蟹食べてたのが現実の西部…
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年9月2日
アメリカ風中華料理では、少なくとも1930年代に芙蓉蛋が取り入れられ、卵、野菜、肉もしくは魚介類を混ぜ込んだパンケーキ状の料理が生み出された。また、アメリカ合衆国の地方独自の芙蓉蛋として、ミズーリ州のセントルイスにセントポール・サンドウィッチがある。これは芙蓉蛋にマヨネーズ、イノンドのピクルス、レタスやトマトをパンに挟んだ料理である。
「蟹玉」…おっと待った。「卵」はともかく砂漠の真ん中で「蟹」?黒人ガンマンの手がホルスターに伸びる。「おいキム、お前俺に何を食わせやがった?」。実際にどんな料理を作ってたか不勉強で分かりませんが、あるいはこんなやりとりも?(現代アメリカでも普通に起こりそう)。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年9月2日
トム・ホーン「分かってねぇな。鉄道と冷蔵の技術が進歩して、整備開拓地でも新鮮な蟹が食べられる様になったら、もう賞金稼ぎが活躍する時代じゃなくなったって事さ」。https://t.co/XSokiRGiK9
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年9月2日
劇中でトムホーンが本当に「死亡フラグ」として食べてたのはロブスターだったけど、流石にそこまでの追撃は来ませんでしたね。https://t.co/CVmJf12RtW
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年9月4日
そして「芙蓉蠍」実現の可能性について…https://t.co/K2YKvnGXzF
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年9月4日
西武開拓時代の中国人コック「これが新作の芙蓉蜥蜴(トカゲのオムレツ)でございます」黒人カウボーイ「ちょっとボソボソしてるけどチキンと思えば、まぁ悪くねぇな」。かくしてミニシリーズ「西部飯」開幕?https://t.co/nqDUoqZMV4
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年9月4日
手に入るものが限られてるから何作って出してたんだろう……? 豆とジャガイモとバッファローか何かの塩漬け肉、唐辛子くらい……トマト入れて炊いてチリコンカンみたいのでも作っとくか。https://t.co/i8FppQXFA0
— НIШIХАТА Осахiро (@_Osahiro) 2022年9月4日
そして
いや芙蓉蟹は食べないだろ(蟹どうするの)。食材も限られるし現地で手に入るもので作った安価な料理を供していたはず。チャプスイ的な。 https://t.co/78XPiNH0YT
— まんりき (@manriki) 2022年9月3日
うん「蟹」は続く投稿への仕込みでした。突っ込んで頂いて有難う御座います。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年9月3日
チャプスイ(中国語: 李鸿章杂碎、英語: chop suey)は、アメリカ式中華料理の一種。広東省台山式の広東料理、炒雜碎(チャーウチャプスイ)がもとになった料理で、モツまたは豚肉や鶏肉、タマネギ、シイタケ、モヤシなどを炒めてスープを加え煮た後に水溶き片栗粉でとろみをつけ、主菜としてそのままあるいは白飯や中華麺に掛けて食す。
苦力として渡米した台山県周辺出身者が食べていた、モツ野菜炒めが変化したものと考えられる。広東語の「雜」にはモツの意味がある。例えば「牛雜」は牛モツ。
清の李鴻章が世に広めたというが、その起源は諸説ある。
- 美食家の李が友人の家を訪ねた折、友人の妻が鳥を締め、ありあわせの野菜などと煮て出したところ、それが旨かったので李が世に広めた。
- 李がアメリカに出稼ぎに来ていた苦力を激励に行った折(もし欽差大臣としての訪米時ならば1896年だが)、苦力が煮て食べていたごった煮が旨かったので、世に広めた。この説はチャプスイとの混同か?この頃の苦力ならば多くは広東省台山県周辺の出身なので広東料理発祥となるが、いずれにせよ欽差大臣としての公式な欧米歴訪であり、宮廷料理人も連れ中国から高級食材も持参していたほどで、訪問先で気軽に食事をしたとは考えにくい。
実は李が生まれるよりも120年以上前の1697年に大坂で出版された『和漢精進料理抄』にすでに「唐の煮菜類」の一つとして八寶菜(パパウツアイ)のレシピ(ダイコン、ゴボウ、ニンジン、レンコン、シロウリ、麩、の短冊切りを炒め、醤油で味付けし、汁気の多い炒め煮にする精進料理)が掲載されており、その名はすでに世に知られた料理であったことが知れるが、これの内容や味が、李が広めたとされる料理と同じであったかは不明。
そして
幕末から明治にかけての外国人居留地にも中国人の洗濯屋や料理人がいたはず。(それが横浜などの中華街につながる) https://t.co/orP3SbtNE5
— まやこ(真水りん) (@maya_ko) 2022年9月3日
ジョン・ウェイン晩年の「勇気ある追跡」のコグバーン保安官は中国人のコックと猫の二人と一匹暮らしでしたね。 https://t.co/ZC9kNt271t
— FREERADICAL8月13日東T42a (@ryo_ishii05) 2022年9月3日
マカロニでも『真昼の用心棒』には中国人で格言を言う洗濯屋が出、『夕陽のガンマン』ではホテルの荷物持ちの中国人が登場。更に『Good feneral amigo …paga Sartana』にはジョージ・ワン演じる中国人カジノ経営者が登場したりと、リサーチして描く製作者はちゃんといたのよね。
— Banjoe ヘール・ヤッターレ! (@Banjoe1971) 2022年9月3日
ドラえもんでのび太が西部劇の時代にタイムスリップして活躍するエピに
— 89siki (@89sikin) 2022年9月2日
『東洋人(のび太)って珍しがられてないな』というのに『大陸横断鉄道建設にクーリー(中国人労働者)を山程受け入れていて、居すぎて排斥法が作られてるからね』と返してたの見かけた
知識ってフィクション楽しむのにも大切かも https://t.co/2SvkP2XR7G
そして
俺もデンゼル・ワシントンがカウボーイ演じるのを見て「えっ?」と思って後で調べたら「黒人のカウボーイは昔からいて映画が今まで描いてこなかっただけ」と知ったりしたので、ホワイトウォッシュされてきた映画という表現が、現実に即して是正されてきた今なのよ。 https://t.co/MqOohcYPve pic.twitter.com/Ohww32oZlB
— 窓の外 (@madosoto) 2022年9月3日
ジャンゴも結構ありえる話なのか。
— カークダグラスサーク❤️🔥 (@Douglas1980s) 2022年9月3日
黒人のガンマンが初めて登場した西部劇ってなんだろう? https://t.co/OUpzsMxtmH pic.twitter.com/qlWEgmTvzD
カウボーイはシドニー・ポワチエの「ブラック・ライダー」が初出って聞いた。 pic.twitter.com/1w0noHdRK4
— カークダグラスサーク❤️🔥 (@Douglas1980s) 2022年9月3日
『マグニフィセント・セブン』のデンゼル・ワシントンやイ・ビョンホンのいる世界はけっこう現実の西部だったんですな…。 https://t.co/A0ksn1jdvk
— ライジ💙💛 (@lije_bailey) 2022年9月2日
えぇ……。むしろそんな西部劇を見たい気がする。。。 https://t.co/LkCHteNYNk
— SOGAWASHOWJU(曹洞宗僧侶) (@zuian4410) 2022年9月2日
そういや、ちょっと前から、アメリカの西部劇で黒人のカウボーイも描かれるようになってきたっけ…従来の西部劇はホワイトウォッシュされてる、と。
— 華猫🐾 (@FaoMao) 2022年9月2日
90年代くらい? https://t.co/CXJkxNpsOF
この映画のイ・ビョンホンに違和感を感じ、19世紀のアメリカ、西部、アジアンで検索して、アジア系移民のクーリーを知り、自身が今まで受けていた映画からの刷り込みに気付いたんだよね。実際の史実はもっと多様性に富んでいたのに、観る側がずっと刷り込みを信じてるのはなんだか勿体無いよね。 https://t.co/6j7vvPu4V5 pic.twitter.com/lVmkW8PNyM
— ネコチェン (@nekechen9019) 2022年9月4日
そして
昔の映画が歴史公証の甘さやキャストの不在を理由に不完全な歴史時代を描いてしまっていたのはマァ仕方ないことなんですが、作り手は新構築を考えているのに視聴者のほうが白人しか出てこないファンタジーに執着するのは残念ですね。 https://t.co/wGx9vyFamE
— ノザキハコネ (@hakoiribox) 2022年9月2日
ちがうんだ。
— 火星人 (@dispelmagic) 2022年9月3日
時代に合わせて変更したと言うなら受け入れるんだ…。
もともとこうだったとか言い出すから反発されているんだ…。 https://t.co/2zFaT77tYf
そらファンタジーはこと大人がハマる場合は「負け組の現実逃避」の可能性強くなるから
— ヲタク校正者@次走神戸 (@kousei_runner) 2022年9月3日
日本のラノベとかの世界観が大方「ナーロッパ」になるのは、まあ彼らの思想がよく出てると思いますけどねhttps://t.co/namcSIOc6D
そりゃ誰もが自分自身が子供のころや思春期にふれたものを生涯愛好するからでしょう。だから、そう言うものとして一つのジャンルとしてあるので、それを間違っているととがめるよりも、よりよりものを作るほうが建設的ですよ。
— kuririnx kuririnx (@KKuririnx1) 2022年9月3日
史実とファンタジー混同したら、ファンタジー根絶しませんかね。。(震え声)
— hectopascal1013 (@hectopascal1013) 2022年9月3日
指輪関連は、原作陵辱と捉えられた側面が強いので、反対する人、皆を差別主義者だと断じるのもちと違うかなぁと。(私は原作未読なので、割とドッチでも良い派ですが。。)
そして
西部劇の黒人と言えば、1971年の「Zachariah」ではジャズドラムの巨人エルヴィン・ジョーンズを登場させてますね。
— ぶる (@polyrhythmic_bw) 2022年9月3日
あと、西部開拓時代に中国系移民の商売だった洗濯屋は、のちに日系移民の商売になっていきます。https://t.co/ygPfasc1zF
マカロニウェスタンは黒人や東洋人やヒスパニックが登場することが多いですな。片腕を失ってグレた白人ガンマンに黒人が「俺は生まれながらに両腕がないようなもんだ」と語ったり。チャウメンやチャプスイが映画に出てきた記憶はないですが。 https://t.co/tyLFWyewa7
— shimojo1985@おおざけ飲酒の会 (@shimojo334) 2022年9月2日
そんな感じで以下続報…