発端はこの辺りだった模様。
そして…
こっちは爆乳印象派 pic.twitter.com/6QI4Bx2kap
— タマモフ (@fgrtnk) 2022年11月27日
爆乳ルネサンス
— 爆薬なめこ@ VRC (@huey1106) 2022年11月28日
爆乳印象派
じゃあ俺は…
爆乳アール・ヌーヴォーだ!!!! pic.twitter.com/9kPITKp7di
TLでAI絵師に爆乳ルネッサンス、爆乳印象派、爆乳アール・ヌーヴォーなる絵を描かせる遊びが流行ってるみたいなので、私は爆乳ロココを描かせてみた。 pic.twitter.com/rOZDheDipq
— †┌┘旧支配者のくとぅるふ君└┐† (@Kutuluu_iaia) 2022年11月28日
爆乳ルネサンス、爆乳でもなければルネサンスかも怪しくないか?
— めでぃ (@Indigo_Medy) 2022年11月27日
爆乳ルネサンス、爆乳だけど顔の感じとかも2次元寄せされててあんま違和感ないというか普通にちょっとよくて草
— 塩バニラお嬢様 (@mnm_kgsk) 2022年11月28日
爆乳機関車、ルネサンス爆乳の次は…
— フルタップ沙悟浄 (@Cokko596) 2022年11月30日
バク尻ツインカムが流行る。
ここに乱入。
「ゲーミングちんぽ華道」概念も含め、これはもう「機械化象徴主義」とでも呼ぶべき新ジャンルなのでは? https://t.co/dYYEaZFKq6
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年11月27日
「象徴主義」…大元は1848年革命で「国王と教会の権威主義体制」への徹底抗戦を叫んできた政治的ロマン主義運動が対消滅。その後を埋めた「サド侯爵とエドガー・アラン・ポーの原始マーケティング理論」の「評論家」ボードレールの「再紹介」だったとも。https://t.co/3Gw7gtmxJg
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年11月27日
ただ、かかる「原始的マーケティング理論」、ボードレールが今日では「悪の華」作者として知られてる様に「読者から強い反応を引き出せば引き出すほど勝ち」という扇情的な方向に…まぁ、さらなる大元が「サディズム語源」と「炎上マーケティング始祖」だし、多少はね?
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年11月27日
こういう考え方もあるのか… https://t.co/dC1LiXVjB6
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年11月27日
ちなみにこれが「ゲーミングちんぽ華道」の世界… https://t.co/zWDsukM3BH
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年11月28日
説明しよう‼︎ 変態イプシロンデルタ戦士に敗北は許されない‼︎ 何故なら彼が敗北する事は、無限遠点の無限性が破れる事を意味するのだから‼︎ https://t.co/kML6nhT05U
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年11月28日
爆乳はさておき、このお顔立ちは元ネタ絵が気になるいい書き方ね。絵とアニメ絵のハイブリッド感ある
— 鴉野 兄貴 (@KarasunoAniki) 2022年11月28日
一方「秋月電子を萌えキャラ化してください」とオファーされて顔を描かなかったAIさん… https://t.co/qoCZfrT9In
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年11月28日
優秀じゃないですか。絵柄の画素数が明らかに少ない昔のアニメ絵ですが
— 鴉野 兄貴 (@KarasunoAniki) 2022年11月28日
ここに挑戦者現る。
東がゼロ年代初頭に導入した「データベース消費」が絵画AIの勃興によって結実したもののように思われる。「機械化象徴主義」は。 https://t.co/vmtt8mJBWN
— zutabukuro (@ClothSack) 2022年11月28日
「生成アルゴリズムが解らない(多くの人はその基本が連立一次方程式である事も活性化関数が判定してる事も知らない)からこそ面白がられてる」感じは、むしろ江戸時代の「朝顔栽培ブーム」に似てるとも?
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年11月28日
私はちょっと違う解釈ですね。そのようなランダム性を楽しんでいるというよりも、物語無き剝き出しの象徴が提示されることが面白いのではないかなと思っています。文化人類学的な面白みといいますか。
— zutabukuro (@ClothSack) 2022年11月28日
19世紀象徴主義はサド侯爵経由で18世紀機械的生理学論の影響を受けてて、クオリア仮説みたいに「赤という言葉を認識すると活性化する特定の脳細胞が存在する」「特に禁忌語の効果は絶大」みたいに考えてた様なんですね。それで「悪の華」「マルロドールの歌」が下敷きに…おや、むしろパンクの起源?
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年11月28日
「象徴主義」は欧州各国で同時多発的に発生した運動なので、その大源流についての考え方も多岐に渡ります。これはそのうち「フランス人によるフランス人の為のフランス象徴主義」の系譜を重視した場合の説明。フランスには他に「普仏戦争敗北を受けて密かにドイツに学ぼうという機運が高まり、カントやヘーゲルの観念哲学同様にドイツ象徴主義が輸入された」という考え方もあります。ちなみにドイツ印象主義は「ゲルマン神秘主義を起源としつつ、厳しい官警の検閲を逃れる為に韜晦なディスクールの駆使を余儀なくされた歴史的事情の産物」、英国印象主義は「産業革命浸透に伴ってあらゆる事物が可視性を要求される様になった展開への反動として発生した神秘主義への回帰運動」としばしば要約されたりします。
ジャン・モレアスが1886年にフィガロ紙に発表した「一文学宣言:象徴主義(Un Manifeste littéraire: Le Symbolisme)における定義。
《教訓、美辞麗句、虚偽の感覚、主観を混じえない叙述》の敵である象徴派の詩が探究するのは、「理念」に感性的な形態を纏わせることである。しかしその感性的な形態は、自身から発した目標先であることはなく、「理念」を表現することに向けて役立ちながら、臣下で在り続けるだろう。一方、「理念」は外見的な類似という豪奢な長衣を奪われたままでいるわけにはいかないのだ。というのも、象徴主義芸術の本質的な性質は、「理念」という概念それ自体には到達し得ないからである。したがって、この象徴主義芸術に於いて、自然風景、人間の営み、あらゆる物質的な現象が、そのままの姿で表されることはあり得ないだろう。象徴主義芸術に於いて、それら事象は、本源の側のものである「理念」とのおのれの秘教的な類似を表象することを、運命付けられた外観なのだ。
アルベール・オーリエが「メルキュール・ド・フランス」誌に発表した1891年の定義
芸術作品は第1に観念的であるべきである。そのただ1つの理想は観念の表現であるから。第2に象徴的であるべきである。その観念に形を与えて表現するのだから。第3に総合的であるべきである。諸々の形態や記号を総体的に理解される形で描くのであるから。第4に主観的であるべきである。事物は事物としてではなく主体によって感受される記号として考えられるのであるから。第5に装飾的であるべきである。
要するに共通しているのは「(科学や自然主義芸術が選好する)観測可能な事象のみで構成される可視可聴世界」に対して「(芸術の入力がもたらす)鑑賞者の感動に直結する(可視可聴世界至上主義の目には異形としか映らない)象徴体系」が存在する(構築し得る)という考え方。英国人やドイツ人が一般にそれを「(身体性の一切から離れた)霊的構造」とイメージするのを好んだのに対してフランス人は一般にそれを「(五感がもたらす官能の極限としての)生理学的構造」とイメージするのを好んだところにそれぞれの個性が現れました(まぁ生物機械説に基づくSM 理論以前に、デカルトも心の機能を脳の松果体に求めている。フランスにかかる実体に執着する国民気質についての疑念や屈託は存在しないが「遅れてきた国民」ドイツには自らの国民性についての自虐が存在し、例えばギュンター・グラス「ブリキの太鼓」に「ドイツ人は何かと魂で探そうとするが、魂は感覚器ではない」の一節がある)。
19世紀象徴主義が18世紀機械的生理学論の影響を受けているとは知りませんでした。ならば現在のものの背景は機械的社会分析であるといえそうですね。19世紀は学問の影響を芸術家が受けたのに対して現在は絵画AIを通してですが観覧者が直接学問の影響を受けているという面白さを感じます。
— zutabukuro (@ClothSack) 2022年11月28日
19世紀後半は産業革命導入期だった事もあり、エミール・ゾラが近代に入ってからの生理学の急激な発展を受けて「自然主義文学」を起こしたりしてますね。日本に伝わると何故か肝心の科学主義要素が消えてしまうのですが。https://t.co/5GAHSpzKkf
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年11月28日
当時独特の「科学主義的雰囲気」は、むしろ落語「真景累ヶ淵(真景=神経の駄洒落)」序文が伝えてたりして。「幽霊なんて神経症の人間が見る幻さ」「だとしても(だったら余計に)怖いんですってば」という逆転の発想。https://t.co/lu5CMWG2nS
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年11月28日
そんな感じで以下続報…